「すぐそこにある未来の話?」アップグレード かつさんの映画レビュー(感想・評価)
すぐそこにある未来の話?
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SFアクションものかと思ったら、SFサスペンス作品でした(笑)
ただ、この作品にあるような世界観や背景って、ナノマシンやBMIなどが具体的に開発されている現代では、もはやSFではなく近未来、しかもそう遠くない未来の話ですよね。。そう思うと、このエンディングは衝撃的。。展開として、STEMによるグレイの体の乗っ取りという展開は易々と予想できたけど、まさか乗っ取られてそこでエンディングとは。。。冒頭から起こっていた出来事が全て人工知能が人体を手に入れるために行っていたことだったというどんでん返しに、驚きと共に、恐怖を感じました。
グレイのSTEMに操作されてるときのキレキレすぎるアクションは見ごたえあったし、主演のローガン・マーシャル=グリーンの演技(というか、動作)がよかったです。自分の意志で体を動かしている時と、STEMに操作されてる時の体の動かし方の演じ分けが見事でした。
目的地への行き方、乗り換え方法などグーグルに質問、とか、様々な判断をAIやビッグデータに頼っている我々はすでに、「次はどうすればいい!」とSTEMに頼っているグレイと同じなのかもしれませんね。。。
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