「小気味良いアクションと身近になったSFテーマ」アップグレード 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
小気味良いアクションと身近になったSFテーマ
妻を失い自身も首から下が麻痺した主人公の絶望感をしっかりと描いているのがまず好印象。おかげでチップによって動けるようになったシーンが引き立ってます。
その後の流れはまぁすぐ読めてしまう展開ではありましたが、アクションが小気味良く、しかも「動かされている」という感じが良く出ていて楽しめました。
話のヒネりも、現代のIT事情を考えるとなかなか上手いとこ持ってきたなと。
AIや声認証などは既に実用化されて身の回りに溢れており、かつてはSFの世界でしかなかった出来事が次々現実になってます。
そんな中でのこの作品は、まぁ「深く考えさせられる」とまではいきませんが、結構興味深いものでした。
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