劇場公開日 2018年11月2日

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「時計仕掛けの成田凌」スマホを落としただけなのに(2018) サラダさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0時計仕掛けの成田凌

2018年11月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

単純

期待せずに時間つぶしに観に行きました。良い時間つぶしにはなりましたが、観て良かったなとは思えなかったです。
色々書きたいことはありますが(もちろん酷評です)ネタバレも含みますし(ネタというほどの大した仕掛けでもオチでもないんですが)鑑賞直後の印象だけをいくつか書きます。

まず、あの猟奇的殺人犯の「殺害シーン」は必要なのかな?女性の命乞いのシーン。個人的に九州出身で元カノも九州弁を話す子だったのであの「九州弁で命乞いする」シーンは辛すぎて見てられなかった。胸が締め付けられた。やめて欲しかった。あんなシーンを入れなくても話の筋は通るし、あれを入れたからといって話的に面白くなるわけでもなんでもない。ただただ痛々しくて鬼畜に満ちていただけだ。

それと、同じトラウマを持っていても善に進むものもあれば悪となるものもいると描いたのかもしれないけれどそれとネット犯罪と母親に対する愛情、その裏返しの怨念、それとヒロインの過去の秘密に何も接点もないので、ただ単に後から
こんなの出て来ました!はい、こっちじゃなくてこっちでした!急にネタばらし!
なんだかな、、という感じでした。

要はこの映画のテーマは「なりすまし」ということなのかな?
一番なりすましてたのはお前やないかーい!ということなのかな?(笑)
でも、あれ何らかの犯罪になるよね?
新しい戸籍でスマホ新しく買い替えて幸せになろ!とか言ってるけどさ(笑)

それにしても北川景子って泣き顔がブサイクだよね(笑)
あと、キスするならさもっとガッツリやんないと!せっかくおっさんズラブの方が舌入れようとしてるんだから、もっとむしゃぶりつくようにいかんと(笑)

チープなタイトル通りチープな映画でした。
火曜サスペン劇場に1800円はないわ。

どちらにしても個人的にはあまり関係ないかな。
何故かというとFBも本名でやってないし、「繋がる人」も1人もいない。仕事もしてないから社会的に繋がってる人が誰もいない。主人公の彼氏みたいに慶應大学(がモデルだよねきっと)も出てないから学生時代の人脈もないし、会社帰りに銀座でデートするような一部上場企業にも勤めてないから(丸の内・日本橋辺りにお勤めなのかな?多分、三菱重工あたりがモデルかな?)何一つ人脈も人間関係も先輩後輩も何もない。コリドー通りを歩いても誰にも見向きもされない肩書きの底辺だ。いや底辺以下だ。名刺さえ持ってない。地元にもなんのつながりもない。LINEの友達には家族さえ入ってない。マッチングアプリで知り合った女がたまに入ることがあるがすぐにうまくいかなくなって削除するので基本的にはゼロ。もちろん友達も1人もいない。そんな人間にSNSもくそもあったもんじゃない。FBが知らせてくる知り合いかもなんてぜんぶウソ。だって知り合いなんてこの地球上に1人もいないから。唯一の大昔の彼女には「私の人生の汚点」と言われた人間だ。友達申請がバンバンくるが全部「色仕掛けの詐欺ビジネス勧誘アカウント」からだ。

こんな人間だからこの映画にまったくリアリティーがなかった。

これから人生が始まる方は良いよね。
ローン組める方は良いよね。

僕はネットで本名を検索されたら誰とも結婚してもらえない人間です。
僕こそ整形して戸籍も変えて別人になりすまして生まれ変わりたいよ!

本当のサイコはハッキングする頭もなく社会の片隅に「沈められ」息をひそめて屍のように大人しく生きてます。

さようなら。

サラダ