「良い映画でした。」ビューティフル・ボーイ ジュンさんの映画レビュー(感想・評価)
良い映画でした。
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久しぶりに映画館で観たい!と思い、会社を休んで見に行きました。
大変に心を揺さぶられる映画でした。
ニック役のティモシー・シャラメの儚い美しさとドラッグ中毒者の演技にも惹かれました。
当たり前の感想ですが、本当にドラッグは怖いですね。
事前の宣伝では、父子の愛と再生の感動の物語、のような表現が目立ちましたが、その表現はこの映画とは少し合わないような気がします。
もちろん父デヴィットの深い愛情には随所で胸にこみ上がるものがありました。幼いニックとの幸せな日々がフラッシュバックしますが、これには思わず涙が出ました、、、
だからこそ、そんな深い愛を前提として、父子が更生と再発を繰り返し、もがき、傷つく姿は感動の再生の物語という表現では、軽い印象を覚えます。
じゃあどういう言い方ならいいのか、と言われると困ってしますのですが・・・
終盤、デヴィットにもういいよ、よくやったから自分の人生を生きなさいよ、と思っていましたが、ラスト、ニックの隣にデヴィットの姿があったこと、そして、モノローグでニックが8年シラフでいることが語られて救われた思いでがしました。我ながら勝手なものです。
いい映画でした。
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