「恐怖映画より怖いドラッグ」ビューティフル・ボーイ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
恐怖映画より怖いドラッグ
NetflixなどアメリカのTVドラマで人気の脚本家と、その父でフリーランス新聞記者の二人がそれぞれに書いた、脚本家が10代後半からはまったドラッグ地獄のドキュメント本2冊がベストセラーに。
その本をもとにした、実話系映画なんだけれども…
8年間に、毎年「ドラッグの過剰摂取で死にかけて入院→施設で治療&厚生→脱走or再発→過剰摂取」の繰り返し。
予告編だと「8年間支えた父の愛」なんてキャッチコピーがついてるんで、どうやって治ったのか?という明るい道を示して終わるかと思いきや…
エンタメ性ゼロ!
感動を求めて行ったら、肩透かしを食らうはず。
そこら辺のホラー映画なんか、はだしで逃げ出す恐怖の連続でした。
アメリカで50歳未満の死亡原因の1位がドラッグなので、向こうの世情が反映した作品といえます。
これを観ると、ドラッグが脳や神経そのものを壊し、いかに人格が変わってしまうのかがわかります。
ドラッグ、絶対ダメ!
そう思わせてくれる、シャブ中息子のニック・シェフ役の、ティモシー・シャラメの演技がとにかくすごいです。
彼を観るために行っても損はないです。
コメントする