「予告は観るべからず」THE GUILTY ギルティ(2018) やまささんの映画レビュー(感想・評価)
予告は観るべからず
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緊急通報してきた女性イーベンと対応オペレーター、アスガーとの会話劇を主に物語が展開されていく。
イーベンは前科ありの元夫の車で拉致され、イーベンの家には子供が残されているのだが…
残念なのは、イーベンの娘との通話内容と、予め観てしまった予告の示唆で事件の真相が少し読めてしまった…
そのせいかアスガーの独断捜査や、勝手に元夫とコンタクトし糾弾する姿が独り善がりにみえてイライラしてしまった。
現場へ向かって助けに行けないもどかしさはわかるけど…!
実際に真相を知ったアスガーは、通報室に左遷された原因でもある、容疑者を故意に射殺した自分なりの正義が、ただの独善であったことをまざまざと突きつけられる。
今まで一見些末な通報に対して、自業自得とおざなりに対応してきたアスガーに、元夫の「今まで誰に助けを求めても無駄だった」という台詞が刺さる。
でもラスト、罪を自覚、自責したアスガーがイーベンの命を引き留める姿は懸命で素晴らしかった。
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