劇場公開日 2019年2月22日

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「退屈だけど意外性は◎。異色のシチュエーション・サスペンス!!」THE GUILTY ギルティ(2018) 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0退屈だけど意外性は◎。異色のシチュエーション・サスペンス!!

2019年4月9日
PCから投稿

怖い

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:音や声だけを頼りに、想像力を掻き立てられながら進んでいくストーリーと、自分の想像と現実との違いに驚かされる真相に、思わずハラハラさせられる。
否:全編が同じようなシーンの繰り返しなので、どうしても退屈してしまいそう。

 一言でいうなら、「まさにこのシチュエーションでなければ出来なかったサスペンス」といったところでしょうか。あまり言うとネタバレになってしまいますが、観ている方も主人公・アスガーと同じ立場で、今まさにどんな場所でどんな事件が起こっているのか、思わず想像力を掻き立てられます。そして物語が進んでいくうちに、さっき自分が想像していた場面と実際の現場が大きく異なっていたことに気づかされたりするのも、このシチュエーションならではの面白さがあります。
 ただ裏を返せば、指令室のシーンで始まり、そこからずーっと同じ指令室のシーンが終わりまで続いていくので、ストーリーにのめり込んでいる人でも、思わず途中で退屈しそうになってしまいそうです。その辺りは、どうしても好き嫌いが分かれそうなところですね。
 何はともあれ、異色のサスペンスであることは間違いありませんので、一見の価値ありです。

映画コーディネーター・門倉カド