「ヤマトクルーをいたぶるのやめて」宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第六章「回生篇」 kevinさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ヤマトクルーをいたぶるのやめて

2018年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

第5章で、加藤がヤマトを裏切って終わるところが、本当、許せなかったんだが、それをひきずって第6章でも、もやもや感が抜けなかった。でも、最後まで見たところで、なんとなく製作者の意図が見えてきた。「2202」は、人間は弱いからこそ素晴らしいと言いたいのだろう。だからこそあえて、人の弱さを見せつけて、それでも人は素晴らしいという作りにしているのだろう。でもな。いくら弱いからって、一線を超えちゃいかんのだよ、一線を超えちゃ。加藤は一線超えちゃってるだろ。そのあと何をしようが、おれは2202の加藤を許せん。結果オーライじゃないし。おれの加藤は弱って苦悩するだろうが、絶対一線は超えない。だいたい、敵の言葉を信じるのもあほだし、敵が約束を守るのもありえん。古代もショックを受けるのは当然だが、何?あのへたれの嘆きポーズ。俺の古代はあんな軟弱じゃない。自分たちのストーリーを作りたいがために、ヤマトクルーを貶めるのは、ホントやめて欲しい。あとで持ち上げるからいいと思ってるんだろうけど、そういうことじゃない。人間、誰だって欠点もあるし、弱いところもある。だけど、これは違う。正直、これがかっこいいと思ってる製作陣の美的感覚を疑う。そういうことがしたいなら、よそでやってくれ。ヤマトを使うな。

「さらば」は、命をかけて、大切なものを守る物語だったからびんびん心に響いた。ここまで来たら最後まで見るので、これ以上がっかりさせないで欲しい。

ちなみに山南さんはかっこよかったよ♪
なぜそういうおいしいところを古代や、加藤に振らんのだ!

kevin