ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
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最初から最後まで涙が…
映像と音がとにかく素晴らしく、基本的なクオリティも、もちろん楽曲も、そして絵と音のシンクロも、全てにおいて感動を呼ぶ要素、なんか知らんけど最初から最後まで涙が流れていた。
事実とフィクションが入り混じったストーリーということだったけれど、正直、展開なんかはあまり重要ではなかったし、そもそもバンドの歴史から大体の流れが想像つくし、物語を楽しむというよりもクィーンという存在そのものを堪能する映画だといえる。
それほどファンというわけでもなかったけれど、流れた曲は全部知っていたし、ライブ音源やライブを再現した映像などほとんど見覚えあったので、彼らの音楽やパフォーマンスには相当魅了されていたのだとあらためて気がつかされた。
それにしても、4人は微妙に違うんだけどかなり似ていたし、見ているうちにほんとうのクィーンに見えてきて、笑えてそして泣けた。
全く異なる強い個性が集まった家族、奇跡的なこのユニットが残した軌跡は感動的で愛に満ちあふれていた。
ライブエイドのクィーンを完全再現といってもいいくらいのパフォーマンス映像は圧巻。当時食い入るようにテレビを見ていたことを思い出すと同時に、そのオリジナルを超えるような演出に、ずーっと号泣してしまった。ここを入れたいが為、作品が多少長くなってしまったんだろうけど、個人的な願望では、あと1時間長くても─と思うところであった。イニュエンドゥもじっくり聴きたかった。
見所聴き所は満載であり、映画としてもクオリティも非常に高くて、期待してきたけどそれを遙か上をいく作品だった。
QUEEN を浴びる🎵🎵🎵
レビュー
クィーンはあまり好きではなかったけど。
ジャパンプレミアドルビーアトモス版にて
キャスト登壇のジャパンプレミアにて。ただの伝記映画ではなく、フレディがどれだけ偉大なのかを圧巻の音楽とともに伝えてくれ、楽しませてくれる映画だった。クイーンは有名どころの曲しか知らない自分でも全然楽しめるし、どうなるか先が読めない展開にハラハラした。
その彼らの挫折や成功を知ったあとのライブエイドは本当に圧巻の一言。誰でも知っているあの偉大なライブの観客になれたような気分になれる。そして今まで自分が見て来たストーリーがクイーンの真実の物語なのだなと考えると心が震える。
ドルビーアトモス版での上映、凄まじかったです。良い音響の劇場での干渉を本当にお勧めします。映画館でしか味わえない感動がありますよ!
エンドクレジットの最後の選曲がズルすぎる
自分はギリギリリアルタイム世代だったので、フレディ・マーキュリー死去のニュースはよく覚えている。
圧倒的なパフォーマンスとともに、フレディの知られざる実像に迫る力作。
登場人物の内面や場面説明を名曲の歌詞で綴っていく構成は、ミュージシャンの伝記映画の王道といえるが、それが見事にハマっている。
とにかくフレディ役のラミ・マレックのなり切りぶりに脱帽。他のメンバーもソックリだけど、ボブ・ゲルドフまでソックリなのに笑ってしまった。
クイーンというバンドをよく知らなくても、一度は彼らの曲を耳にした事がある人なら、間違いなく名刺代わりとなる映画。
エンドクレジットの最後の最後にかかる曲がズルすぎる。あんな選曲されたら泣かぬわけにはいられない。
取り敢えず観ろ
万人におススメできる良作
出来る限り音響の良い映画館で観て欲しい…
泣くとは思わなかった。
最初から最後まで泣いてました
クイーン結成からライブエイドまでの話。各メンバーに扮する俳優陣がとにかく巧く、特にフレディを演じたラミ・マレックはフレディが憑依したかのよう。クイーンの栄光自体は結構サラッとしていて物語の中心はズッタボロになっていくフレディの苦悩。そこはやっぱりブライアン・シンガー、フレディに寄り添うように撮っている。自身の複雑なセクシャリティに翻弄されつつもメアリー・オースティンへの想いが微塵もブレないフレディの切ない一途さも胸に突き刺さる。あれ、サン・シティは?とかクイーン史の端折り方が恣意的かなという違和感もありましたが、ドキュメンタリーではないのでフレディの生き様に雑音を入れない配慮なのでしょう。
レコーディング風景もふんだんにあって『オペラ座の夜』製作秘話的な描写やあの名曲達の誕生の瞬間などは涙で霞みました。断片的に放り込まれるステージシーンも見事で、『ライブ・キラーズ』のジャケットそのままの照明など胸が張り裂けるくらい美しい。色々あってからのバンド分裂、ソロ活動、全てを清算するかのように挑むライブエイドのわずか20分のステージを凄まじくテクニカルな撮影と編集で丸々再現したクライマックスそしてエンドクレジット、結局冒頭から135分間ずっと泣いていました。
2時間退屈しない
映画は真実を越える(了)
映画は作品であり、決して真実ではない。わかっていても、オーディションで選ばれた4人はスクリーンの中でQUEENだった。
フレディ役のラミ マレック
は、決して物真似にならず、フレディとして存在していた。他の3人もしかり。
このキャスティングだけでも、映画の意気込みが伝わってくる。
それはそうだ。21世紀を前に英国で60万人を対象に行われた音楽に関する人気調査のベストソングに、「イマジン」を押さえて「ボヘミアン ラプソディ」が選ばれ、解散説を吹き飛ばすかのように出演した1985年のライブエイドのステージは世界15億の人々が目撃していた。
下手な映画は作れないのだ。
《つづく》
『魂に響くラスト21分』~この秀逸なキャッチコピーの場面こそ、世界15億の人々が目撃したライブエイドでのQUEENのパフォーマンスだった。
フレディがこの世を去る6年前、そしてメンバーにエイズであることを告げた1週間後。この時系列が真実かどうかは神のみぞ知るところだが、それを承知で〈ボヘミアン ラプソディ〉〈ハンマー トゥ フォール〉〈ウィー アー ザ チャンピオンズ〉と
続くパフォーマンスを目の当たりにすると、その歌詞の一言ひとこと、メロディー、リズムに胸が震えて止まらない。
このステージは、呼び掛け人のボブ ゲルドフをはじめとする周りのスタッフの働きまで細かく再現されており、その時を目撃しているような感覚に落ちる。
そしてステージ裏では、そのような事が進行していたのかという驚きも与えてくれる。
《つづく》
ストーリーは、青年になったフレディが、厳格で温かい家庭を出て、QUEENの前身となるスマイルというバンドが演奏するパブを訪れるところから始まる。
バンドの演奏を横目にビールを注文し、グラスに一口つける。そこが何ともカッコいい。
「そうか、フレディはこんな風にビールを飲んでいたのか」と思わず引き込まれる。
聞くところによるとフレディ役のラミは、手に入るあらゆる資料に目を通し、細かな仕草のコーチングを受けたらしい。その成果は絶大で、内面を踏まえた演技は最後まで観客にフレディを魅せてくれる。メンバー以外のキャストの演技も、負けず劣らずのレベルでフレディを引き立てる。
スマイルのボーカルが別のバンドに移籍すると、「替わりのボーカルは目の前にいるよ」と一声歌ってメンバーに入り、ベースのジョンが加わってバンド名はQUEENとなる。
天文物理学、歯科医、電気工学、と高学歴なメンバーの中で、デザインを学んでいたフレディはひと際創造性に溢れ、その歌声と音楽的才能をもってバンドをけん引していく。
妥協をしない、よりボヘミアンなベクトルで。
《つづく》
ジャンルを越えたQUEENの音楽は、国境を越え、性別を越え、世代を越えて、世界中に広がった。
それは、フレディが自己の生きずらさや喜びを糧として楽曲に昇華し、己と人々を励ます事を何よりの生き甲斐としていたからだと思う。その献身的な愛が、彼の声に乗って届き、人々を癒すのだ。
この映画は、ドキュメンタリーとしての本(物語)と、メンバー全員のドラマから生まれた詩(楽曲)を駆使して、真実を越えたQUEENを造り上げている。
なにより、ステージのパフォーマンスにかけていたフレディの躍動を観ながら、大好きなQUEENの曲の数々に大音響で浸れることが、この映画の最高のところだ!
《おわり》
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