ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
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フレディーが似てないとか関係ないレベル
いや~参った。降参です。
先に見た知人がフレディーが似てないとか言ってたけど、そんなの関係ないレベル。
Queenの世界に飲み込まれるような作品になってました。ほんと、細かい事は関係ない。とにかく楽しめた。涙も出るぐらい。
年代によっても楽しみ方が違うだろうけど、リアルタイムでQueenを知らなくても、そもそも楽曲事態が未だに溢れているから、どんな世代でも楽しめると思うし、何よりファッションもリバイバルしてたりするから。もはや言うこと無し。アカデミー賞に食い込むこと間違いない。
素晴らしいと感じたその分だけ裏切られた気持ち
最後のライブは圧巻で、心が揺さぶられた。
生のライブではないのにそこに生命を感じるほどに音楽の力が引き立っていた。
凄い映画だ! と楽しんだ。
一方で、嫌な予感があった。
同じスタッフが絡むグレーテストショーマンなど、史実を基にしたハリウッド映画が、裏切りと感じるほどに映画のテーマの根幹となる部分を事実を歪めて映画に色をつけていたことにがっかりした経験が何度もあったからだ。
今回はそうでないと信じて調べたが、結果は「がっかり」の方であった。
最後のライブシーンは素晴らしかった。
でも、その場でメンバーが背負っているものをその前の展開によって知らされていたから、観客の胸は熱くなったのではないだろうか。
もし、「背負っているもの」のほとんどが、実際には当時存在していなかったとしたら…
フレディが自分がエイズと知っていなかったら…
バンドに仲違いなくブランクもなかったら…
家族にゲイであることを受け入れてもらっていなかったら…
全然違って見えたはずだ。
このフィクションは完全に裏切りだと感じた。
エンターテイメント映画としては素晴らしいので、★1つとかにはできない。
でも、史実映画としては口パクライブ以上の嘘であり悲しい。
音楽の力と史実で十分に力強い映画は作れたと思うので、極めて遺憾である。
クイーンの音楽やフレデイは詳しくは知らなかった
全編にクイーンの音楽が流れていて、フレデイの生い立ちや、生意気ながらも天才ぶりを発揮するフレデイ、ロックとはひとくくりにはできない音楽性の良さ。売れたあとの裏切りやゲイであることで女友達から別れ仲間とも別れた彼がエイズで死の前にライブ・エイドで再び自分らしさを取り戻していく姿は涙なしでは見られませんでした。役者さんもとても良かったです。足でリズムを取りながら見ていました。
期待値が高過ぎた😐
映画の予告を見た時から気になっていたし、評論家の受けも良かったので、これは間違いないぞと思って見に行ったけど…感動が無かった💦
ラストのライブの格好良さといったら、パープルレイン。これはマジで泣ける。話のぶっ飛び方も含めて、全て愛おしい😁
知らなくても知ってる伝説の伝説。
2018年10本目。
洋楽なんて聴かずニューミュージック(死語)一辺倒だった自分でも知ってるQueen、そして、ボヘミアン・ラプソディ。興味を持ったきっかけは多分たまたま見た「ボヘミアン・ラプソディ殺人事件」。
詳しく知らない人でもなんとなく知ってる、それがQueen。
本作は必ずしも史実に基づいたものではないようですが、伝説とはそういうものかもしれません。これこそが「真実(フィクション)」と思わせるだけの力が有る作品ではないでしょうか。そういう意味では、ここの本当はこうだったという話は参考になります。
応援上映とかあまり興味なかったですが、こればっかりは一緒に叫びたくなリますね。普通上映だったのでしませんけど。
予告編も含めると150分の上映ですが、あっという間でした。いつもはエグゼクティブシートでも痛くなる尻が、今回ばかりは夢中で気になりませんでした。
フレディがそこに生きている!!!
フレディを演じたラミ・マレックは、『レイ』(2004)のジェイミー・フォックス並み、いやそれ以上に、本物が蘇ったレベルの驚異の名演技です!はっきり言って、本作の魅力の半分は彼の演技に他ありません!
ラストの「LIVE AID」のパフォーマンスは、もうずっと映像が涙でボヤケまくりで、体の中いっぱい感動の渦が巻き起こりっぱなしでした!内容ではなく、映像や演技に圧倒されて涙する映画って、そうそう出逢えないと思います!
あっっという間の2時間半です!本レビューサイトの異常な高スコアは、決して過大評価ではないですよ!劇場に観に行けば大納得できるはず!こんな稚拙なレビューを観ている暇があるなら、今すぐ劇場へ!!!
☆5じゃ足りません
何となく後回しにしててやっと観ました
「魂に響くラスト21分」、本当にその通りでした
QUEEN結成から、フレディの孤独や苦悩、メアリーとの恋、メンバーとの絆、全てがラストのLive Aidに繋がって涙が止まりませんでした
余韻がすごくて、みなさんのレビューを読むだけであの感動でいっぱいになりまた涙
こんな素晴らしい映画を観る事ができて、この映画を作ってくれた方々に感謝です
エンドクレジットで誰も帰る人がいなくて嬉しかったです
みんな同じ気持ちだったのかなって思います
クイーンは定期的に波がやってくる
2020.12/31
人が百密しているのが見たくて、おうち鑑賞。フレディのユニークさ、人見知り、優しさ、ファミリーの暖かさが沁みた。SNSがまだないあの当時、音楽やファッションが世界中の若い人達を結びつけていたんだと思った。
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高校の時、ロック好きの女の子の間でクイーンがとても流行っていた。理由は、音楽が今までのロックと違っていることと、フレディーの、今で言えば、ジェンダーが無い(か、全部持ってる)ところだったように思う。少ししたら、フレディーが外見マッチョになってびっくりした。少ししたら、エイズで亡くなったと聞いて悲しかった。
でも、その後も、生前のフレディーを知らない妹がクイーンにはまって、凄く詳しくなって萌えていたのにびっくりした。
そして今回の映画。やっぱり泣いてしまったし、2回は見に行った。若いときの、クイーンができたてのほやほやの時の彼らの関係は、楽しそうで微笑ましくて、みんな、そういう時期があるよね、というメッセージのように私に伝わった。
今もクイーンがあることは、素晴らしい。クイーンみんなの頭の良さと心持ちの良さに対して私は尊敬の念を抱きます。
クイーンを再び世に知らしめる功績
クイーンを知らなかった人、クイーンを忘れていた人に、美しいストーリーとファンタジー、サウンドがたくさん詰まったこの映画でクイーンの素晴らしさをいまもなお色鮮やかに蘇らせてくれるのは、すばらしい功績であると思います。
自分が当時フレディを知ったときは、お髭のおじさんでした。どちらかといえば私は70年代サウンド、ブライアンのテイストが好きで、過去をひっくり返して聴いてました。
髭をはやしてからフレディは、カリスマ、明るさ力強さ、唯一無二の個性を発揮し、より大衆志向の音楽に幅広く展開していったと思います。
自分はハードロックに傾いており、80年代が進むにつれクイーンへの興味を失っていきましたが、いまのように映像、動画が簡単にアクセスできれば、フレディの良さをもっと理解出来ていたのにと思うのです。
映画では、フレディが全身全霊で音楽に取り組む姿を映し出し、鳥肌が立ちました。あんなに全力で熱く自由にエネルギッシュに奏でる音楽であったとは、知らなかった自分が恥ずかしいです。
当時の映像のままステージアクションをしたフレディ役はなり切って本当に素晴らしいとしかいいようがない。力強さには若干欠けていたけれど、よくここまでやったと思います。ブライアン、ジョンもそっくりに表現していて、びっくりしたのは、ライブエイドのリハーサル映像、着ている服も同じ(ブライアンのショートパンツとか)でこってますよね。
また、成功する人のサクセスストリーの典型がしっかりと表現されいます。若いフレディにはトップアーチストになるという将来の姿がしっかり自分に見えていて、将来の姿をすでになり切っているフレディ。これはコーチング理論的にも正しくて、夢を実現したい人には、勇気付けられる映画であると思います。ぜひ真似してください。
嬉しいのはエンドロールでDon't Stop Me Now が当時のプロモ映像で流れます(髭前のフレディ)。大好きな曲なので笑顔になります。私はこの映画では泣きません。ハッピーな気持ちで終わります。そして、この曲につづくのは、The Show Must Go On。最期の魂の叫びであるこの曲で、号泣する人はいるかもしれませんね。
2回観ました。1回だけでも良かったかもしれません。IMAX、ドルビー両方見ましたが、音を楽しむので、高いIMAXよりドルビーの方がいいかもしれません。
映画後はずっと音楽をきき、Youtubeを観ています。ジムハットンの「フレディと私」まで買ってしまいました(原書)。映画の影響力って凄いです。フレディは亡くなっても残したものが莫大にあり、彼は美しいハートのまま永遠なのです。二回目はより爽やかな気持ちで映画館を後にしました。
これは映画館で見ないと意味無い。
映画で流れるほとんどが私の知っている曲でした。
オープニング、Somebody to Loveから始まるので
すが、この曲、Queenの中でもほんと好きな曲なので
なんか嬉しくなりました。
フレディ、ジョンの演奏時の癖が見事に再現されており、
本人を見ているようでした。特にジョンの演奏時の足踏み
や観客に背を向けてベースを演奏する姿はほんとそっくりでした。
映画館で見て正解でした。あの音の響きは自宅で見るには
再現は不可能です。とくにオペラ調のボレミアン·ラプソディー
は映画館でないと、あの感動は味わうことができないでしょう。
映画では人種差別や性的マイノリティーについての描写もあります
のでお気をつけください。
伝説
往年のスターを映画にして成功した例を見たことがない。記録画像をつないだものは、テレビの特集番組のレベル程度にしかなっていないものがほとんどだった。あの強烈な個性をもつクイーンを、フレディ・マーキュリーを誰かが演じる?リアルタイムを知る者からすれば猿芝居にしか見えないだろう。そう思ってこの映画の存在を知ったときも観る気はさらさらなかった。
しかしこのサイトでランキング1位。そんなことがあるのだろうか?まあ、クイーンのファンでもないので下手に演じられていても気にならないだろうと思い、劇場に向かった。
トレーラーも音楽ものばかりだった。流行なのだろうか。そして21世紀フォックスのロゴがブライアン・メイのギターで現れて映画が始まった。
バンドや名曲誕生のエピソードはファンでなくても当時見聞きしたことから特別目新しいものはなく、詰め込み感があって雑にすら感じられた。
出っ歯を強調しすぎる。滑舌が悪く聞こえる。フレディはそんなことなかった。ブライアン・メイはもっと知的だった。
遅刻するのがメンバーとフレディで入れ替わり、父親とのエピソード、「マイアミ」を最後は本名で呼ぶ。そんな映画演出なんてはっきりいって邪魔だった。
だが、そんなミステイクも、フレディのボーカルが全部吹き飛ばした。
ライブの再現映像が優れていたわけでもない、役者は悪くはなかったが特別よかったわけでもない、まがい物でしかない。しかし、フレディの歌声がそれをステージに変えた。フレディの歌声は20年以上たった今でも朽ちることなく迫ってきた。彼が死んだというのは実感が湧かない。クイーンの曲は時折流れ続けている。消えた存在ではないことをあらためて実感した。こんなにも自分がクイーンの音楽を、フレディの歌声を愛していたことにはじめて気がついた。
彼らは永遠を手にした。それを知らしめた映画だった。
考えさせられる映画。
気になっていて観に行きました。
正直私が産まれる前のグループなので詳しくは知らないし曲を何曲か知ってるくらいでした。
親が洋楽も聞いていたり少しだけの知識がある中で拝見しましたが、最後は知らない間に大号泣でした。
フレディーの凄さはもちろんかもしれませんがメンバーや周りの人達の凄さ…
何よりメアリーの気持ちを考えると物凄く切なくて…
Queenは天才なんだと初めて実感し今はずっとQueenを聴いてます。笑
音楽としてもグループとしてもかっこいいと思えたし、また改めて観たいと思います。
Fredyのボーカルがこだまする
Queen現役世代に生きていながら、当時はしっかり聞いていなかったことを少し後悔した。ボヘミアンラプソディーは、ロックオペラという奇妙な分野、難解な歌詞、くるくる変わる曲調に当時は戸惑ったがみなさんも同じように戸惑っていたことがわかり、何十年来の心の引っ掛かりが溶けた。ライブエイドとか、USA for AFRICAとかが大盛り上がりだったことを思い出した。
ドラムスが歯科大生ということにびっくりした。
ヒゲと短髪はゲイの符号らしいということも初めて知った。
バンドメンバーとの確執、葛藤がうまく表現されていた。特に印象深かったシーンは、フレディがCBSとソロ契約をしたあと、もとのメンバーに戻ってきて頭を下げるところ。
「新メンバーは文句を言わない。ニコニコ笑って喧嘩もなければ衝突もない。従順で言いなりなだけ。俺にはみんなが必要なことがわかった。」というセリフ。いればいれたで、アルバムの収録順やシングルのB面、ギャラやツアーのことで衝突ばかりでうんざりするくせに、やはりメンバーの元に戻って来た姿勢に本当の仲間のあり方を認識した。
ゲイであることを包み隠さず描いていたが、「こうやって同好の士を漁るのか」と思った。が、昔恩師に言われた「彼らを笑ってはいけない。彼らはその体を選ぶことができなかった。望んでその体に生まれて来たのではないのだから、たまたま普通の男性に生まれて来たに過ぎないお前に彼らを笑う資格はない。」という言葉を思い出した。昨今、LGBTという考え方が浸透して来たが、バイセクシャルの人たちのこういう苦悩があってこそだと思う。
最後の20分はライブ会場にいるかのような一体感があった。政治や国や宗教や民族でまとまれなくても、音楽の力で、我々は一つになれることを痛感した。
ゲイとしての苦悩とバンドリーダーとしての苦悩が上手く描かれた秀作。
脚本3点 演出5点 音楽5点 映像4点 総合評価4点 (5点満点)
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