ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
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QUEENのファンになる
フレディの圧倒的な声量、声質の良さ、メンバーの才能と妥協のない楽曲の制作。 その音楽に魅了された人々からの援助がQUEENを世界に広めた。 その中にフレディの負の部分、父との軋轢、恋人との別れ、ゲイであることの自覚が織り込まれ、スターの孤独と苦しみが奥行きを感じさせる。
若さと熱量と才能と野心で一気に世界的ロックバンドに駆け上がり、その音楽は今も心を揺さぶることを感じた映画でした。 もう一度見たい!
クイーンが時代を超える理由
ラスト20分のコンサート前ぐらいから号泣・・で、それは他の方も書いてるので、あえて違う話を。
それは、クイーンというバンドは、ついこの前まで「自分が大好きと言いにくいバンド」の代表格だったという話だ。こう言うとクイーンをディスる文章だと思われる方もいらっしゃるかと思うが,そうではない。
ロックという音楽は、第二次世界大戦が終わり、ベビーブームが起き、経済の成長とともに50年代、60年代からイギリス、アメリカでユースカルチャーの一つとして生まれる。そして学生運動やベトナム戦争に対する反戦運動等とともにカウンターカルチャーを代表する表現として、ロックは進化していく。
ロックはその歴史の始まりゆえに、反抗の音楽、反権力の音楽なのである。
ある意味、ロックとは、誰にでも始められて、コンセプトやアイデア次第で天下が取れる音楽であり、クラッシック等の伝統的音楽における「技術至上主義」「教養主義」に対するアンチのような存在なのだ。(そういう意味ではロックというのは「チンピラの立ち話で上等」の日本のお笑い芸人の世界に似ているとこもある。。。)
だが、もちろん、ロックも時間がたつとともに、プログレッシブロック、ポストパンク、ポストロック等、教養的になり、技術的にも成熟してしまう。
その度に、それをリセットするかのごとく、ストーンズ、セックスピストルズ、ニルヴァーナ等、それを破壊する衝動的な表現が生まれてくるのだ。
だから、youtube等で、ロックバンドを見て、「なんでこんな歌が下手な奴が音楽やってるんだ」などと言う突っ込みをしている人は、ロックのそもそもがわかっていないのである。
それはさておき、クイーンに話を戻すと、彼らが実はロック史の中で「王道」のバンドでない事はすぐにわかると思う。フレディは圧倒的歌唱力だし、バンドメンバーはみんな高学歴、クラッシックの教養を感じさせるハーモニーにメロディー、ボヘミアンラプソディーの複雑な構成。明らかに「反権力」とクイーンというバンドは関係がないのである。ていうかバンド名がそもそも権力を象徴する「女王」だし。。
よって、ロックファンにとって、クイーンとは「好きなんだけど、正面切って好きと言いにくいバンド」としていつの時代も心の中にいたはずなのだ。
だが、ロックが誕生し、そのビックバンから50年以上たった今、ロックが「反権力的」「革新的」表現であったことは忘れ去られつつある。ロックはかつてジャズがその道を通ったように、最早ただの音楽ジャンルの一つであり、ライフスタイルではない。今後革命的な新しい表現がそこから登場することは困難になりつつある。(ま、他のジャンルもだけどね。)
そうなってくると、実は俄然クイーンの存在が輝きを増してくる。なぜなら、彼らはロック史とは関係なく、ただ普遍的に素晴らしい音楽性を持っていたバンドなのだから。。例えば、フレディ・マーキュリーという人が、ロックの時代に生まれずに、違う時代に歌手としてデビューしたとしても、彼がその圧倒的な歌唱力によって変わらず評価されていただろうことは想像に難くない。
そんなクイーンの持つ普遍性が、今回この映画の物語によって更に補完されることになった。それは彼らの(あるいはフレディの)メッセ―ジ性がものすごく一貫したものだったという事がこの映画によって浮かび上がるからだ。
フレディ・マーキュリーの人生が、性的マイノリティーというカテゴリーを超えて、これほどの共感を持って人々の心を揺さぶる物語になるとは。。それはもちろん彼のコンプレックス、そして孤独に対する共感からくる感動だ。
誰もが何かにおいてはコンプレックスを持ち、孤独を感じている。自分がマジョリティに属していると思っている人も結局はマイノリティーの側面を持っている。ソーシャルメディアの時代において、そういった感情はなお一層普遍的なテーマだと感じる人も多いのではないだろうか。
だからこそ、映画のラスト20分、クイーンの音楽があらゆる人々への応援歌として、誰の心にも響き渡り、感動へと繋がるのだ。
とても楽しかった
Queen世代です
事前に当時のビデオをたくさん見ていました。
上映直前までネット動画を見て臨みました。
結果、思いのほかとてもよかったです。
泣きました。
ミュージシャン故人の映画はいくつか見ていますが、どれもしっくりこなかった。本人が見たら納得しないだろ、とかね。
本作はフレディの人生をよく2時間ほどにまとめられてると思います。最後の Live aid がとても良かった。
当時は社会派バンドが多かった。
Band aid があり USA for Africa 、Live aid の時代です。
思い出せば、ヘビメタまでチャリティーしてました。
当時は、反社会や国際紛争をテーマにしたバンドが多かった。チャリティーは良いことですが、当時の私は少しそれが嫌だった。
一方で大好きだった人世代前のロック、ピエロのような化粧の Kiss 、ヒゲで女装の Queen は周囲でもおふざけ?、過去の扱いで寂しかった。
でも違っていた。
Queenはとても大事なことを伝えてくれてた。
今もいろんなシーンで Queen は歌われてる。
改めてそれをリアルに確認できました。
チャリティーに参加してた人たち、当時はとても人気の人たち、今ほとんど公で聞くことがないことにもびっくりでした。ボノも若かったですね。
人生が詰まった名曲たち
聞いたことある。
音楽の力
フレディ・マーキュリーに会いたい
IMAX 最高でした。
そうだったんだ
TCX,DOLBY ATOMOSで堪能
ライブエイドは1985年。オープニングから 最後のこの再現シーンが かなりアガる。
スマイルにフィレディが入るのが1970年なのか、生まれる前の話。クイーン世代でもないのでグッとくるものはなかったが、周りの女性は泣きまくっていた。
フレディマーキュリーの出自、名前も違うかったとは知らなかった。
自らのセクシャリティに思い悩んでいたというのは事実?
しかし他のメンバー、 ジムハットンまでに行けるのに肝心のフレディマーキュリー役の俳優がどうしてもミックジャガーに見えてしょうがない。
歯を強調するためなのか 喋り方がもごもごしているのが気になってしょうがない。あと背が足りない気がする。インド系っていう出自に囚われ過ぎな気が。
最後に親父さんが認めるトコロはグッときそうになった。
メアリー映画のほうがきれい。
ポールプレンターは怒ってこないのかと思ったら彼もAIDSで死んでたのね
私には微妙
普段映画を酷評することはないけど、この映画はあまりにも前評判が良すぎてがっかりする人も多いのではないか。
主人公のビジュアルがまず受け付けない。
そのうえ性格はやりたい放題で全く共感できない。
好き勝手したのだからバチが当たるのは当たり前ではないか。
しっかり睡眠はとっていたのに、描写はたんたんとしており終始眠たく、後半で鳥肌とか感動とか期待していたが、最後のライブエイドのシーンでも迫力にかけ終始眠たく、、、
一番後ろの席で観賞したのがだめだったのかな、、、?
音楽がいいのは当たり前。
だってクイーンの曲を使っているから。
そしてこのくらいのストーリー、クイーンファンなら知って当然の内容ではないのか。
果たしてこの映画、クイーンでなかったらどうなっていたのか。
酷評したいのではなく、感動したくて映画館へ行っただけに残念でならない。
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