ボヘミアン・ラプソディのレビュー・感想・評価
全1507件中、661~680件目を表示
音楽はA級、映画はB級。
私が好きな「フラッシュ・ゴードン(クイーンが音楽担当)」は、
音楽はA級、映画はB級と言われる。
本作もこれに同じ。
音楽は良いに決まっている。
しかし他の音楽系自伝映画と比べる(ブルーに生まれついて、ローズ、RAY、ウォークトゥザライン、ストレイト・アウタ・コンプトン等々)と、
本作は映画としては平凡だ。
主演のラミ・マレックの演技は、単調で繊細さに欠けて滑稽でさえある。
上にあげた映画の主演俳優たちに比べると、口パク物真似を素晴らしいとは言えない。
他の俳優さんたちが素晴らしいので、勿体ない。
またあくまでブライアン・メイ(他メンバー)を通したフレディだ。
本人の気持ちを推し量って作るより、ブライアンを主人公にした方が自然じゃないか。
ブライアンはそんなに、自分の気持ちと向き合うのが嫌なんだろうか。
てかこんなこと言うのが無粋なくらい、クイーンの音楽は素晴らしい。
これは事実だ。
ただ、エイズだとメンバーに告白したフレディが、サヨナラの気持ちを込めて、ライブで「ボヘミアン・ラプソディ」を唄った。みたいな、やすっぽい感動を煽る演出には白けた(亡くなったの1991年だぞ)。
この映画を観た方は、「ボヘミアン・ラプソディ」の英語の歌詞を読んでほしい。
難しくないので理解できると思う。
フレディは、人種、宗教、性、容姿、何処かの誰かが作り上げた価値観と戦い、悩んでいた。
だけどそんなの、意味ないって気付いたんだよね。
だから、どんな風が吹いてきても、
Nothing really matters to meとなるんだ。
遺言的な内容じゃない。
ある時代まで、ロックは体制と戦う武器だった。
カート・コバーンが「ロックの核心は、反体制、反権力」だと言っていた。
だから拳でもなく、武器でもなく、「ROCK YOU」なんだ。
開始5秒で鳥肌が立つ映画
20世紀FOXのあのクレジット映像がギター音で奏でられる、バンドサウンド好きには鳥肌必至のOP。それもかすむほど、ラストのど迫力圧巻ライブに無心の涙が溢れ出る、魂ド響きの映画。
◆概要
「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳で逝去したフレディ・マーキュリーの伝記ドラマ。音楽総指揮は現クイーンメンバーのブライアン・メイとロジャー・テイラー、劇中ではフレディ自身の歌声の28楽曲を使用。出演は「ナイト ミュージアム」のラミ・マレック、「シング・ストリート 未来へのうた」のルーシー・ボーイントンら。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー(製作途中で解雇されているが、表記上はこれ)。
◆ストーリー
「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」などの名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」でのパフォーマンスを再現するとともに、知られざるストーリーを描き出す。
◆感想
とにかくラストのライブ20分間(おそらくライブ音源そのままノーカット)の迫力に得もいえず体が震える。悲の感情でもなく喜の感情でもなく、涙が何故か湧き出る不思議な感覚。これがいわゆる“魂に響く”という感情なのかと、自分でも初の体験に驚いた映画だった。
死を悟るも魂で歌うフレディの姿、曲に感極まる観客、絆で繋がったバンドメンバー、そんな映画としてのストーリーがあって、ラストの映画の山で泣かされた…のではなく、それとは違う、映像そのものの底力で泣かされた、としか言いようがない。何万人もの観客が音楽で一つになる映像力、その中心でその渦を作り出す神々しいまでのバンドの姿、ライブそのもの音源というリアルさも相まって、自分もその会場にいるような感覚になる、不思議な映画体験だった。音楽が少しでも好きで、ライブに足を運んだ経験がある人には是非この映画を体験してほしいと思う。
全体的にも、まあフレディ・マーキュリーの波乱万丈な人生に驚かされるし、誰もが聞いたことのあるクイーンの曲がもちろん大量に使われていて、楽しめる要素が豊富。劇場で体が何度もリズムを取ってしまう笑。
コアファンでなければ、劇中に散りばめられた“クイーントリビア”も楽しめる要素だと思う。「We will rock you」がフレディの遅刻から生まれた、フレディのあのビジュアルは身近な関係者の影響、「Bohemian rhapsody」は発表の何年も前に一度お蔵入りになった曲。。事実か否かは置いといて、映画として描かれる“クイーンってそうだったんだ”な発見が面白い。
個人的には、マイベスト映画の「マイ・フレンド・フォーエバー」主演でエイズを患う少年役だったジョセフ・マッゼロがベーシスト役として、同じくエイズで亡くなるフレディの映画に出演していたことがツボ。エンドロールの本人映像でビジュアル的にも適役なのが分かったけど、この配役がそれを意図したものだというのも憶測ではないと思う。
とにもかくにも、ラストのライブシーンがありそうでなかった感涙の映画体験。たくさんの人にこの感覚を味わってほしいと思う。
知らない人にもおすすめ
タイトルなし(ネタバレ)
後半からずっと号泣してた。
フレディの孤独はどんなに賞賛されてもつきまとう、みんな他に家族とか大事な人がいて自分が一番でない孤独、信頼していても妻を愛しきれない孤独、物作りをする上での孤独…
途中、家族や子供を作ることでしかこの果てしない身に覚えのある孤独は払拭することができないの?と思えたけど、ちゃんとあった、バンドや元妻やステージに立ったフレディの曲を共に歌う何万もの観客。
果てしない孤独を背負う分だけ、それ以上彼はやっぱり愛されてた。
それは何にも替えがたいもので、たくさん間違えたけど音楽には誠実だったこと、そしてやっぱりどんなにボロボロでもそれを微塵も感じさせない圧倒的ヒーロー感。
彼は間違いなくあの場にいるみんなの希望になった。
ライブシーンはそれがずっと伝わってきて涙がとまらなかった。
"俺が何者かは俺が決める"って感じのセリフがとてもぐっときた。
何かを創る上で常に新しくいること、妥協しないこと、命を尽くすこと、そして誰しも抱く痛みや孤独を感じ、寄り添い、しっかり希望を描くことの大切さを教わった。
言葉にすると全部軽くなってしまう、見終わった後何度もこみ上げるものを抑えられなくて困るくらい、とにかく圧巻で、とてつもなく良いものを観た。
幻のコンサートに是非!
フレディって天才だったんだね
クイーンのことはもちろん知っていたが、この映画は『エルビスオンステージ』みたいなドキュメント映画なのかと思っていた。
そんなに人気はないだろうから、席は空いているのでは、と思い込んでいたが、なんとほぼ満席状態だった。
この映画を見てわかったのは、クイーンがどのようにして生まれ、どのように数々の名曲が生まれたのか、ということだ。
フレディは、日本が好きだったという。その理由は、日本のクイーンファンは、人種がどうであるか、といったことではなく、クイーンの音楽を愛してくれている、ということだった。その人種的なことがよくわからなかったのだが、この映画を見て、その意味がわかった。
フレディの数々の奇行は、アーティストとしての発露だったに違いない。だからこそ、あのクイーンの曲とステージが生まれたのだ。
映画の中での楽曲は、本物のフレディの声が使われているとか。
声が似ているので、フレディ・マーキュリー役のラミ・レミックはがんばったな、と思ったが、これは口パクにして正解だろう。
映画のなかで、メンバーがBBCに出演することになったとき、プロデューサーに口パクを強要されるというシーンがある。うがちすぎかもしれないが、なるほど、と妙に納得した。
ラミ・レミツクは、ミック・ジャガーにも似ていないだろうか、とふと思ってしまった。これは蛇足ではあるが。
音楽の力で突っ走る!
一緒にエーオー!ってやりたい
私はDOLBYで見たんですが、ライブシーンはほんとにそこに一緒にいるような音質で楽しめてオススメです。 これは一緒に歌ったり、手振ったり、やりたくなる。応援上映で見たい。
.
DOLBYとかじゃなくても大画面で見るべきだなぁと思うんで、ぜひ映画館でやってるうちに。
.
でも歌の方は意外と知らない曲多かった(笑)そんな私でもさすがにウィーアーザチャンピオンは知ってました。とっても感動しました。ありがとう、スズキスイフト。
.
あと小道具もちょこちょこ日本風のバスローブだったり、置物だったり、ドアにお札みたいなの貼ってあったりしてちょっとだけ嬉しいです(笑).
.
何より、ドラムの人がかっこいい。めちゃくちゃかっこよかった。バンドって普通ボーカルが一番カッコイイのに珍しいよね。
.
あとはなんで皆ゲイの人ネタみたいに髭生やしてるん?.
QUEEN好きなもんで
栄光と孤独
孤独に立ち向かう勇気の輝き
クライマックスとなるライブエイトで歌うフレディの姿に多くの人が感動と勇気を覚えただろうと確信する映画であった。
残り僅かの命で歌うフレディの姿が輝くほどに眩しく心打たれた。
それは彼が抱える「孤独」という「闇」に立ち向かう姿に多くの人が共感したからではないかと思う。
この映画では多くの「孤独=闇」が登場している。
1つ目はイギリスで育ちながらインド人という人種からの孤独である。
彼は映画にて自分のファルーク・バルサラという名前からフレディ・マーキュリーという名前に変えて活動を始める。
2つ目は家族(父)・友人からの孤独である。
劇中で彼は父に自分の活動を認めてもらえずに良い行いをするように言われ続け、家族を避けていたがライブエイトのチャリティに参加したのも父との対立からと推測される。そのことで父と最後に和解する。
さらに家族と思っていたバンドのメンバーには家族が出来て自分には出来ないことに対して孤独を感じ、自分の本当の姿を打ち明けることのできる人はいないと感じ、ソロ活動を始める。最終的には自分と対等に話ができるのはクイーンのメンバーだと気づき、謝罪してバンドを再始動をすることになる。
3つ目はセクシャリティからの孤独である。
彼はメアリーと婚約するも、男性を愛することから抗えずにメアリーと婚約を解消することになる。セクシャリティからの孤独により、生涯結婚することなく独身で終えることになる。
4つ目は生からの孤独である。
自分がエイズであり、残り僅かな命である宣告を受け、またクイーンとしてステージに立つ(すべての孤独と戦う)決意をする。
上記のような多くの「孤独=闇」との対立を描きながら、それら全てと最終的には真っ向から立ち向かい多くの観客を魅了するフレディの姿に心を打たれたのだろう。
1つ気なるのはタイトルである。
ボヘミアンラブソディは彼らの代表曲のひとつとなるのだが作品はあくまでフレディの孤独との葛藤を描いているので、そことの繋がりが全体を俯瞰した時に少し希薄な感じを思えてしまった。
楽しめるポイントは他にも細かなカメラワークなど挑戦的な撮影を試みていて、臨場感を演出されていた。
映画っていいですよね〜。
伝説のバンド
Queenは、CMやドラマの曲をいくつか知っている程度でした。有名な曲も多く、伝説のバンドといわれてるのも知ってたけど、何がどう伝説かは知らず…。
最後のライブ・エイドのシーンを見たときに、伝説と言われているのが分かった気がしました。映画なのにゾグっとした…これは本物見たい。
ボヘミアン・ラプソディーという曲が、この映画でより好きになりました。最期が近い(と悟った)中のこの歌詞…ライブ・エイドで歌うシーンで涙が止まらなかったです(つд;*)
そして、We will Rock You何度聞いてもカッコいい!
ただ、うーんと思ったのが…
ジムハットンとの感じ、簡単すぎない?
調べてみたら、フレディ・マーキュリーの最期7年の恋人だったとか?!全然そんな大事な存在になるような描写がなくて微妙に感じた。
期待しすぎた
高評価レビューが多いのでちょっと言いづらいですが、私の心にはあまり響かなかった映画です…。
QUEENの曲は有名なので劇中歌はもちろん知っている曲だし、最後のライブのシーンは本当に会場にいるような迫力ですばらしかった。
ただ、主人公の言動が全然共感できなくて(彼のような才能がないから共感できる訳もないけど笑)、自業自得な部分もあるんじゃないかと言う気持ちがどうしても拭えない。
映画のテンポも富を手に入れた人が落ちていくやっぱり感が長時間続くとダラダラ進んでいるように見えてしまう。
この内容なら世界まる見えとかアンビリバボーの30分くらいのドキュメンタリーVTRでまとめられると思ってしまった。
見る前に期待しすぎてしまった点は反省。
ファンは納得だろうが…
平日昼間、都内の映画館で鑑賞。
客は、50-60代、筆者と同年齢かそれ以上が中心だった。
クィーンのファンや、1970-80年代をリアルに体験した世代には納得いく内容だ。
しかし、21世紀もぼちぼち20年という現代からみると、凡庸な伝記映画と腐したくなる。
日本愛とか、米英の制作スタッフはまったく描く必要はないと判断したんだろうけど、そういう遊びとか脇道の部分を描いていたら…とも思う。同時に、フレディーが家族や病気、同性愛者という業を背負って生き抜いたという「人間性」のダークな部分に手を付けていない点は心を動かされない点といえる。
彼が、エイズと知った瞬間から巻き戻すスタイルで描けば、面白い映画にはなったが、一般の人にはブーイングを受けただろうね。
クィーンの曲を知らない人には、わざわざ見に行く必要はない、と言っておく。
愛を叫びたくなった
クイーンは好きで、よく聴いていた。耳やカラダに刻まれてる。
でもフレディのこと何にも知らなかった。
時代のスーパースターなんだけど、孤独やさみしさ葛藤に、彼は正直ですごく身近に感じた。
劇中で、歌詞の字幕と音楽を同時に体感して、こんなにすごい歌詞だったんだと、感動した。フレディって何者なんだ!
だからって、クイーンはフレディだけが突出してるんじゃなかったんだね。メンバーみんなで熱くなって生み出してた。
観たばかりで、胸がいっぱい。
一生懸命に生きることを教えてくれた。
正解はない。ただ正直に生きるだけ。
愛がないないってフレディはさみしかったけど、泣いて叫んで絶望して我にかえって、愛を与える人になってた。
フレディありがとう!
少年に戻ったお(。>ω<。)
ライブ・エイドねぇ、初めてQueenのパフォーマンスを見たのあの時らったな。
モチロンテレビで。
しかもまだ衛星の通信技術が成熟してなくて、映像途切れたりもあったケロ、人生最高のパフォーマンスを見たお∑(OωO; )
その時に録音したカセットテープはMDにもCDにも焼いたケロ、まだ持ってる。宝物らもんね(≧∀≦)
せめてもう一度ツアーに来て貰えたなら、自分のお金でチケットを買って、見に行けた、フレディと同じ空間で時間を共有する経験がひとつだけでも欲しかったナァ・・・(`・ω・´)
そんなゆうくんにとって、ライブ・エイドは唯一のLIVEでね、映画を見て貰えれば、彼らのパフォーマンスがいかに別格だったかきっと解ると思うのら(*゚▽゚)ノ
音は100%ホンモノ。歌もシャウトも全部覚えてるカラね(≧∀≦)
周りに座って映画見ていた方、アレゆうくんれした、ごめんなしゃい(ニ_ニ))ペコリ
全1507件中、661~680件目を表示