劇場公開日 2018年11月9日

「クイーンファン歴長いです。何度も観ていているので、文章長いです。」ボヘミアン・ラプソディ sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0クイーンファン歴長いです。何度も観ていているので、文章長いです。

2024年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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 ヴォーカルが脱退してしまったブライアンとロジャーのバンド、スマイル。そこに出っ歯のインド人が加入する。彼はヴォーカルのみならず、作詞作曲演出ロゴデザインまでこなす、稀代のパフォーマーだった。ベースのジョンも加入して、名曲「ボヘミアン・ラプソディ」をヒットさせる。

 最初の20世紀フォックスのファンファーレのギターの音は、ブライアンのもの。それだけでウルっときます。ロジャーと演奏したんだな。
 冒頭のダイアナ妃の映像に、ブライアンとロジャー本人が写ってます。
 前身のスマイル時代の歌の吹き替えは、なんと脱退したティム本人による再録。
 フレディはフレッド、ロジャーはロッジと呼ばれています。ジョンは、ジョニーじゃなくディーキー。確かに地味でジョニーって感じじゃないです。
 「ボヘミアン・ラプソディ」のシングルカットの話し合いで、例えられた「マッカーサー・パーク」。歌っていたのは、リチャード・ハリス。ハリーポッターシリーズでも知られた名優と同姓同名の人かと思ったら、ご本人。歌手だったとは知りませんでした。
 ボヘミアン・ラプソディは略して、ボラプ。
 こんな曲で車の中で首振ったりできるか、というEMI重役。演じるマイク・マイヤーズは、映画「ウェインズ・ワールド」で車の中で首振ってボラプを歌っています。
 世紀の名曲を、有名誌がこぞってこきおろしていたのは痛快です。
 アメリカのトラック運ちゃんは、アダムランバート。
 10万人の「ラブ・オブ・マイライフ」が素晴らしい。
 メアリーに「私に何を求めるの」と言われるのは、辛かったろうに。
「ブレイク・フリー」のビデオで、女装の発案はフレディじゃなくてロジャーだったのか。
 フレディのソロアルバムで、もめる。けど最初にソロを出したのは実はロジャー。
 フレディの父の「善き思い、善き言葉、善き行い」にしみじみ。
 ライブエイド演奏直前の緊張感が、ひしひしと手に取るよう。
 現代の技術を駆使して蘇った映像に、圧倒されました。
 15億人の「レディオ・ガガ」が素晴らしい。
 猫の喉ゴロゴロ音が何度も聞こえます。

 バイトから帰って、フジテレビのニュース。木村太郎がフレディ・マーキュリーのエイズ感染公表を伝える。やはりそうであったか。翌日バイトから帰って、フジテレビのニュース。木村太郎がフレディの訃報を伝える。泣いた。

sironabe