「誰にでもある苦悩」ボヘミアン・ラプソディ リウキさんの映画レビュー(感想・評価)
誰にでもある苦悩
恥ずかしながらこの映画を観るまで「クイーン」というロックグループを知りませんでした。
この物語は実話をもとに作られているからこそリアルな人間の心情、苦悩を上手に表現できていてすごく感情移入がしやすかったです。
伝説のロックスターといわれるような人でももちろん悩みはあるし、上を目指せばきりがないし、その狭間でもがき苦しむ姿こそ、まさに今見るべき作品だと思いました。
成功している人を見ると、「たくさん稼げていいな。」とか「こっちの苦悩も知らないで。」という羨望を抑えきれずに誹謗中傷をする人が多いけど、そこに行くまでの過程に目を向けられる人はほとんどいません。
表面的な今、だけじゃなくてその人が「これまで何をしてきたのか」「どういう考えで今の地位を確立したのか」そして「だったら今自分にできることはなんなのか。」というところまで突き詰めて考えられるようになりたい。
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