劇場公開日 2018年11月9日

「あの時代は洋楽全盛の時代で、クイーンは日本から売れ始めたバンドなのにそのことはカットされていたのが残念。」ボヘミアン・ラプソディ Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0あの時代は洋楽全盛の時代で、クイーンは日本から売れ始めたバンドなのにそのことはカットされていたのが残念。

2020年2月8日
PCから投稿

クイーンが好きなので見た。

史上最高のロックバンドはビートルズだと思うけど、クイーンかもしれない。

自分が知っていて今も聞いている洋楽ロックバンドといえば、古いけど、ビートルズ・クイーン・キッス・エアロ・イーグルス・パープル・ツェッペリン・ローリングストーンズぐらいかな?これ以降のバンドは全く知らない。

昔は日本では邦楽よりも洋楽の方が聞かれていた気がする。

クイーンも欧米では全く売れていなくて、日本人がすごいバンドだと気がついて聞き始め、それから欧米でも売れ始めた。

いうなれば日本発の逆輸入(出?)バンドだ。

それからいろいろあって洋楽の新しい曲が著作権の侵害だとか言いだしてレンタル禁止になった。

邦楽はずっと新しいものでもすぐレンタルOKだったので、洋楽はよくわからなくなって聞かなくなり、JPOPの全盛時代になった。

現在でも洋楽ファンはいると思うけど、昔に比べたら比較にならないくらい少ないと思う。

JPOPのアーティストも昔は洋楽のパクリみたいな人が多かったけど、今はあまり見かけなくなって元もJPOPみたいな人がほとんどになった。

結局、権利だ金だとか言い過ぎて逆にどんどんダメになっていくモデルケースだったような気がする。

この映画でもそんな感じのことになっていたけど、フレディーの死期が近づいてそういうものがなくなった時に復活した。

クイーンは好きだけれどもメンバーのことはほとんど知らなかった。

知っていたことといえば、フレディーがエイズで亡くなったことと、メンバーにインテリの人達が多いということくらい。

映画見て最初に驚いたのはフレディーがパキスタン人で本名ではなかったこと。

完全なイギリス人でフレディー・マーキュリーが本名だと思っていた。

それを知ったらクイーンというバンド自体も多少違ったイメージになった。

歌詞も英語力ないので、ほとんど意味わかってなくて、雰囲気で聞いていたけど、字幕見ていたらけっこう歌詞もいいこと歌っているんだなと気がついた。

主役のラミ・マレックは線が細くて、肉体派のフレディーとだいぶイメージが違うけど、歌マネ?はうまかった。

ラストのライブエイドのところは完全にフレディーになりきっていて文句のつけようがなく感動させられた。

細かいこといえば、イメージ的に実際にしていたかは別として、意味のないサスペンダー(できれば裸サスペンダー)をしてほしかったという気がした。

Push6700