「途中の一つひとつの楽曲をノーカットで聴きたかったな」ボヘミアン・ラプソディ ヤスさんの映画レビュー(感想・評価)
途中の一つひとつの楽曲をノーカットで聴きたかったな
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楽曲ばかりの構成になっているのかと予想していましたが、ドラマがありましたね。ですが、楽曲はどこかで聴いたことあるものばかりであるものの、クイーンを知らないもので、あまり入り込むことなく私は映画館を後にしてきました。
特にフレディとメアリーの関係性は私には感情移入しづらくて、そこらへんからモヤモヤしていたかも。もう分かれたのだから目の前に現れなければ良いのに、と思いながら見ていました。(私がそういう体質なだけですが。)
フレディのエネルギーの源泉って、何なのでしょうね。音楽が好きだからか、パキと呼ばれることへの劣等感からか、存在を家族に認めてもらいたかったからか。きっと、音楽だけじゃないのでしょうね。重要なのは「家族」かな。
・音楽が好きな自分を認めてくれなかった「家族」
・パキと呼ばれる出自を、自分が認めたくなかった「家族」
終盤のフレディが実家を訪ねるシーンで、同性愛のパートナーを紹介するとともに、ライブ・エイド(=音楽を使った善き行い)を報告していました。このときが「家族」を認め、「家族」に認められた瞬間だったのかなと思いました。ですから、これ以降のフレディは幸せだったであろう、と私は解釈しています。
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