「破天荒なロックスターの典型的人生だな」ボヘミアン・ラプソディ yoiteさんの映画レビュー(感想・評価)
破天荒なロックスターの典型的人生だな
退屈はしなかった。フレディは猫好きな、白人でないこととセクショアルティーにコンプレックスを持っているロマンチスト。最初は、自分がゲイである事に気づいてなかったのか。私は、デビューした当時から、ゲイだと思っていたけど。周りの人達は、どう思っていたのだろう。特にメンバーのしっかり者のブライアンや単純明快なロジャー達の心情がもっと知りたかったな。彼らは、フレディより遥かに現実的で、大学も出ているし売れなくなった時期も考えていたんだと思う。バンドは一生は続けられない。皆、それぞれ家庭を持ち、音楽以上に大切な存在に気付くから。彼が髪型を変えた時、何かあったなと思ったけど、成功して天狗になり、それぞれのメンバーが家族の元に戻り、自分を見失い酒とドラックとセックスに溺れ、孤独になる彼の寂しさに泣けた。でも、それに耐えていける人は沢山いるのだよ。もっと強く生きてほしかった。ジャニス、ブリンス、ジミヘン、マイケル(ジャクソンとジョージ)と破滅的な人生をたどったアーチスト達を沢山見て来た。それでも、音楽を作っていく行程は斬新なアィディア満載で楽しかった。あの曲はこういう風に作られたんだなって、彼らのチャレンジ精神には感激しました。フレデイが居なくても、クィーンは続けて往くみたいだけど、それってグレンの居ないイーグルス、ジョンの居ないビートルズだよね。それにしても、グループの崩壊って、やっばりお金の分配なんですね。音楽、ファッション、フィギュアスケート業界って、ゲイが多いのは、感性が必要とされるからなんでしょうか。