「フレディって天才だったんだね」ボヘミアン・ラプソディ agnix-kさんの映画レビュー(感想・評価)
フレディって天才だったんだね
クイーンのことはもちろん知っていたが、この映画は『エルビスオンステージ』みたいなドキュメント映画なのかと思っていた。
そんなに人気はないだろうから、席は空いているのでは、と思い込んでいたが、なんとほぼ満席状態だった。
この映画を見てわかったのは、クイーンがどのようにして生まれ、どのように数々の名曲が生まれたのか、ということだ。
フレディは、日本が好きだったという。その理由は、日本のクイーンファンは、人種がどうであるか、といったことではなく、クイーンの音楽を愛してくれている、ということだった。その人種的なことがよくわからなかったのだが、この映画を見て、その意味がわかった。
フレディの数々の奇行は、アーティストとしての発露だったに違いない。だからこそ、あのクイーンの曲とステージが生まれたのだ。
映画の中での楽曲は、本物のフレディの声が使われているとか。
声が似ているので、フレディ・マーキュリー役のラミ・レミックはがんばったな、と思ったが、これは口パクにして正解だろう。
映画のなかで、メンバーがBBCに出演することになったとき、プロデューサーに口パクを強要されるというシーンがある。うがちすぎかもしれないが、なるほど、と妙に納得した。
ラミ・レミツクは、ミック・ジャガーにも似ていないだろうか、とふと思ってしまった。これは蛇足ではあるが。