「にわかでも涙できた」ボヘミアン・ラプソディ お酒さんの映画レビュー(感想・評価)
にわかでも涙できた
自分が知ってるクイーンの曲は、
I Was Born To Love You、
We Will Rock You、
We Are The Champions、
Killer Queen、
Don't Stop Me Now、
以上です。有名どころのごく一部しか知りませんでしたし、タイトルのBohemian Rhapsodyも知らない曲でした。にわかファン、というかただのにわかです。
そんな自分でも、フレディのエイズの告白シーンと、ライブ・エイドのシーンは涙が溢れてきた。ライブ中、つま先でリズム取りながらずっと泣いてました。今思うと、周りからみたらやばいやつですね。1人で観に行って正解でした。
涙は一番正直で複雑な感情表現だと思います。嬉しくても、怒りのあまりにも、哀しくても、楽しくても、人は涙します。今回自分が涙したのは、おそらく全部の感情です。こんな素晴らしいアーティストに出会えて嬉しくなり、自分には無い価値観で何かを作り出しているフレディの才能に嫉妬し無力な自分に怒り、無情なこうなるべくしてなったような悲劇に哀しくなり、ライブ・エイドの観客と一体になって楽しくなる。そうやって爆発した感情が涙になって溢れました。
友達に泣けるよ、と勧められた「あの花」はじーんときた程度で涙しなかった自分でも、劇場前列で肩を震わせてぼろぼろ泣きました。劇場であんなに泣いたのは、5歳の時、スターウォーズep2で音がうるさ過ぎて泣き叫んだ時以来だと思います。
素敵なミュージシャンに出会えた、間違いなく生涯ベストに入る映画でした。理論ではなく感情でのレビューになってしまいますが、音楽、ロックンロールとは魂や感情を揺さぶるものです。魂と呼べるものが激しく揺さぶられたという意味で☆5で投稿します。大好きな映画のセリフの引用ですが、これだけは言いたい。
「頭の中で。心の中で。人から音楽を奪うことは決してできない。」
余談ですが、ボ・ラプ視聴以来、クイーンのThe Platinum Collectionをヘビロテしてます。オススメのアルバムとかあったら教えて欲しいです。
そしてこの作品に出会うきっかけをくれた大好きなアーティスト、岡崎体育氏に最高の感謝の意を込めて、このレビューをしめたいと思います。
SONGSで若い杏さんや岡崎体育氏がQUEENのファンと知り驚きましたが、今週の朝ドラに岡崎体育氏が出演していてお酒さんのレビューを思い出しました(笑)
森のエテコウさん
初めまして。コメントありがとうございます。
自分もうまく言葉にできませんが、表現できない何かが心に響いてきたとしかこの作品を評価できません。
機会があればまた本作を観たいです。
アルバムの紹介もありがとうございます!
QUEENをあまり知らない人にも、なぜこの映画は響いているのか、今もって思案中です。
8枚目のオリジナル・アルバム『The Game』の2曲目"Dragon Attack"から3曲目"Another One Bites the Dust"へのつなぎが、聴く度にカッコいいと思います♭
kossykossyさん、
コメントありがとうございます。
シアー・ハート・アタック!
Stone Cold Crazyが印象的でした、やはりどんなバンドも初期は尖るものがありますよね。
他2つも聴いてみます。