「ラスト20分で全てが許される」ボヘミアン・ラプソディ ぽいちゃさんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト20分で全てが許される
これは伝記映画ではなく、大河ドラマとしてみるべきである。
史実と異なることもある。
この人こんなやつだっけ?的なことも多い。
この曲を書いた時期はもっとこうだったはずだ!
とか
この曲の説明になっていないこんなはずではない!
など
ファンならツッコミどころは多くある。
前半は全体の評価に反するほど凡庸で特筆すべき面白さはなかった。
おいおい。
評判聞いてたのと違うぞ。
ちっとも泣けないし、ご都合主義にもほどがあるぞ。
そう思ってた。
ラスト20分のライヴエイドのシーンまでは。
メンバー監修だけあって序盤から音楽は最高に良かった。
しかし、ライヴシーンの素晴らしさは筆舌に尽くすものがあった。
良すぎる。
再現なんてものではない!
体験した!
実際のライヴが実施されたとき生まれもしていなかった私なはずなのに。
伝説が伝説だと言われる所以をみた!
ライヴエイドの映像をみたのでも、再現ライヴをみたのでもなく、
ちゃんと参加した気持ちなった。
そこまでのなんだのが何もかも吹っ飛ぶ程の
圧倒的音楽体験だった!!!!
リアルな音(まじで再現度えぐい)リアルな映像(まじで芝居が上手いどころの騒ぎじゃない。そこきいた)
全てが合わさって素晴らしい音楽体験だった。
映画として何がすごいなんて分かった風に考えてきたけど、
この映画はそんな尺度では測れない。
映画としてのフォーマットがなんだ?
批評がなんだ?
素晴らしいバンドQueenを讃えよう。
最高でした。
大河ドラマとしてもっとエンタテインメントを楽しめるようにもう1回みます。
出直します。
すみませんでした!!!!