劇場公開日 2018年11月9日

「なんともQueenらしい映画化!」ボヘミアン・ラプソディ じょぉさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0なんともQueenらしい映画化!

2018年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

Queenの音楽が大好きで、この映画の完成を心待ちにしていた。
出来上がった作品は、なんともQueenらしい映画であったことか!

辛辣な内容も、暗い陰鬱とした曲ではなく、時に美しい音楽に載せる。
そんな音楽性が遺憾無く映画にも反映されている。

結局フレディーのパーソナルな部分は面をなぞったぐらいで、深く入り込みすぎていない。
うまくベールに包みながら象徴的なエピソードでまとめている。
それでいいと思う。
素晴らしい音楽を生み出し、大衆の前では苦悩を出さずに素晴らしいショーを続けたんだから。

映画的に集大成としてコンパクトにまとまったライブエイド出演で締めくくるのは英断であった。
Queenファンばかりがいたわけではないのも味噌。
バックステージの物語が見たい?
しのごの言わないで、やっぱこれでしょ、聴け、見ろ、と言わんばかりにクライマックスはライブシーン!
当人たちの人生観全部吹っ飛んで創造した音楽とショーの素晴らしさで大衆と一体になり、自信、絆を取り戻す素晴らしいクライマックス。
セリフじゃなく、メンバー同士のめくばせ、フレディーのアップで表現される素晴らしさ。
予告編などで、このシーンがあり、なおかつクライマックスであり、再現度がすごそうで、Queenのパフォーマンスを楽しむシーンかと思っていたが、ストーリーの流れによってまさかの大号泣のシーンになるとは!
色々あったけど、音楽に立ち戻り、作曲・録音しまくってた晩年を想起させるいい終わり方も秀逸。

ただ、やっぱり時系列がおかしいところは気になった。
特に、WWRYは、1980年じゃなく、Love of My Lifeシーンののすぐ後くらいの1976年ごろと、時系列的にある程度正しいところに入れられたんじゃないかと悔やまれる。

それでも当人たちに似せ再現したQueenや登場人物も素晴らしい。
容姿が似ているだけでなく、(声、喋り方もそっくり!)生き生きとしたキャラクターになっている。
モノマネではなく心情が伝わる演じっぷり。
ここがダメだと映画に入り込めないので努力の結果見事クリアしててファンも納得、脱帽である。

映画館の大音響とともにみれて幸せである。
メアリー役のルーシーがすごく可愛い!
音楽はほぼQueenなのでいいのはもとより、撮影や編集も素晴らしかった。

リピートなんどもしている。
まだまだ楽しませてくるれるQueenに感謝!(何と言ってもメンバーが製作に参加)

初期の日本公演を含むカットされたシーンいくつかがあり、ライブエイドのシーンも完全版があるようだから今からBD発売が楽しみである!(絶対入れろよな!)
(賛辞書くときりないのでこの辺で)
♪エ〜〜〜〜オ!

じょぉ
森のエテコウさんのコメント
2018年11月16日

やはり、カットされているシーンがあるんですね。

森のエテコウ