「事実と違うからなあ。」ボヘミアン・ラプソディ まろんさんの映画レビュー(感想・評価)
事実と違うからなあ。
フレディーがまるでそこにいるかのように動きや仕草がそっくりで胸が熱くなった。ライブエイドの場面では感動!
ただ、メンバーの出会からして様々な場面が事実と違う。
フレディーとメンバーが仲たがいして長い間会わなかったように描かれているが、事実はライブエイドの2ヶ月前まで9ヶ月に渡りクイーンは世界ツアーをやっている。
メアリーはフレディーからゲイと告白された時、私が支えると言ってその後もマスコミに対し恋人の役割を演じ続け、同じ敷地に住んでずっと一緒に仕事していた。フレディーは仲間数人と同居していて寂しく暮らしてもいなかった。
フレディーは決して傲慢な人ではなかった。気まぐれではあったかもしれないが、ちゃんと皆の意見に耳を傾け、心優しくいつも周りに人が集まるような人だった。旅先から毎回必ず両親にポストカードを送ったり、撮影でペンギンを使った時、乾燥するからとずっと水をかけてあげたり、皆で食事した時一つフォークが足りなければ皆に先に食べさせて自分は待っていたり、そういう人。
まるでフレディーが独裁的で我が儘みたいに描かれて悲しかった。きちんとフレディーの人となりや事実を描いて欲しかった。
全くです。フレディは傲慢では無く、優しい気遣いあふれる人ですよね。。
ペンギンの話(i'm going slightly madの撮影かな?)はいま初めて知ってじんわり切なくなる。。。