劇場公開日 2018年11月9日

「映画のレビューとして公平に書けるかわからないが。」ボヘミアン・ラプソディ アリの人さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画のレビューとして公平に書けるかわからないが。

2018年11月13日
iPhoneアプリから投稿

子供の頃からクィーンを聴いている者としては楽しめた。
特にライブエイドはリアルタイムで中継を観たから感慨深いものがある。
そういったバイアスがかかってるので個人的には良かったのだがツッコミ所が結構ある。

時間軸が歴史を知っている者からすれば行って戻ったのが判るが知らない人には中盤に80年代に行ってから70年代に戻ったのは気が付かないと思う。
時代考証も甘くて当時のシュアーのマイクのロゴは現在のものとは違うのに今のメキシコ製のロゴ。一般映画ならまだしも音楽映画としては詰めが甘いと思う。

ライブエイドのシーンもPAブースと観客の縮尺が合ってなくて、PA席の前の観客よりPAオペレーターの方が大きかったりする。

ストーリー的には冒頭が駆け足で説明的すぎた。もうちょっと丁寧に描いても良かったのではないかと思う。
後半はフレディの事を丁寧に描いてはいたがライブエイドのシーンが強過ぎて軸がずれた印象。

ボブ・ゲトルフは似てた。
バックステージですれ違うU2は全然似てない…
セリフが無いのだからもうちょっと似た人にすればいいのに。

アリの人