劇場公開日 2018年11月9日

「ラストのライブに涙する」ボヘミアン・ラプソディ つむさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ラストのライブに涙する

2018年11月11日
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泣ける

興奮

中学生の時、ボヘミアンラプソディを雑音だらけの短波放送で初めて聴いた。美しい旋律から自在に展開していく複雑な曲、歌謡曲ばかりの耳にそれは衝撃をもたらした。以来コンサートも欠かさなかった世代の私からすれば、流れる曲の数々、描かれた時代背景、よくこれほど!と思えるほど似ているメンバー、そのすべてが愛おしく、何度も涙した。クイーンがどう活動したかを知っている私にはやや足早なストーリーも脳内補完されてしまうので、ただフレディの生きた時代、クイーンの曲の醍醐味を味わうことができたのだが、一緒に鑑賞した娘からすると物足りなさはあったようだ。曲のできる過程、フレディの人生と愛の苦悩すべてがクイーンというバンドのあまりに早い成功の前によくわからないものとして映ったというので鑑賞後話をしてなるほどと思った次第だ。個人的には☆5つと思うが、20代の娘の戸惑い分☆一つ減点させていただいた。
ただ、ラストのライブシーンは圧巻である。エンドロールで泣いている同世代の女性が結構いらした。みなであのライブに拍手を送り一緒に歌えたならどれほど幸せであったろうか!

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つむさん