劇場公開日 2018年11月9日

「劇場で見るべき映画のひとつ」ボヘミアン・ラプソディ takaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0劇場で見るべき映画のひとつ

2018年11月10日
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人生で数多く映画を見る機会があって
古い映画は特に劇場で見れなかった作品もあるけど
この映画はそんな「劇場で見たい作品」のひとつ。

そして今は環境も恵まれIMAXシアターという
音響も最高峰の設備があるので、
その劇場に足を運び見るべき映画。

Queen 世代でなくても、何曲かは耳にした事が
ある曲が必ずあるはず。
せめてグレイテストヒットは予習しておくのが
良いでしょう。

20世紀フォックスタイトルが流れる
いつものテーマ曲もギターで奏でられ
ライブエイドの舞台へ登るフレディから幕は上がる。

数々の名曲が作られる中での
背景をバンドメンバーが試行錯誤、あるいは
衝突しながら作られる様子や
フレディ自身のLGBT環境の苦悩を描いていく。

フレディは生まれもインド系で白人社会の
イギリスの中では異質な存在。
性の対象は男性に向けられ、一般社会からも
偏見な目を向けられてしまう。

ラスト21分、20世紀最大のチャリティコンサートと
呼ばれたライブエイドに至るまで進んでいく。

「ボヘミアンラプソディ」の意味合いも
このライブを通じて観客に通じる良いタイトルです。

「ボヘミアン〜」の歌詞自体がフレディ自身と言われ
マイノリティの象徴であることを隠さず生きようという
意味の決意を歌った内容と言われています。

彼らが曲作りをするのもその歌を必要とする
マイノリティの方だけに向けた曲。
それらを皆で肩を取りあって歌うことこそラプソディであり
タイトルの意味へと通じるのだと思います。

あのコンサートを直に体験した人も、この映画の
コンサートを見た人も彼等の「家族」になったのだと思う。

フレディは孤独感に押しつぶされそうに日々
生活していたのかもしれないが、この映画を機に
フレディを思う人々は沢山生まれると思う。

taka