小さな恋のうたのレビュー・感想・評価
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久しぶりに気持ちのいい青春映画
今年1番の映画
自分は恋愛映画や青春映画が好きなので、あまり予告や誰が出てるのかも知らずにふらっと見に行きましたが、見に来て本当に良かったと思わせてくれる映画でした。
特に、山田杏奈さんの演技が抜群に良かったです。
彼女の事は、ガーナチョコレートのCMの子だ ぐらいの認識でしたが、歌も上手くて演技もこんなに上手なんだと非常に驚きました。
物語の前半は、セリフも少なく表情だけのシーンが多かったですが、後半になるにつれて感情を爆発させるシーンや、バンド演奏時のかっこよさとのギャップがたまりませんでした。
彼女がこの物語の主人公と言っても良いくらいの存在感でした。
話の展開も、王道の恋愛映画、青春映画とはまた違った展開ですし、バンドの演奏シーンも非常に心に響くものとなっているので、多くの人が楽しめる内容になっていると思います。
自分も2回目見に行くか悩んでいるぐらいなので、是非劇場へ足を運んで見て欲しいです。
この映画がたくさんの人の心に届きますように
魂のおくのほーぅまで染み入る、後を引く映画
表向きは青春音楽映画、中身は社会派?映画です。
けど、音楽が素敵過ぎて、ココロのおくのほーぅまで音とリズムが響き鳴って、観終わった後も後を引いてジーンとします。
知らないキャストでハードル低めで行ったからか、
音楽が年代的にピッタリ(青春自体にハマる)だからか
涙止まりませんでした。
純粋な心の高校生、ドライな高校生、米軍基地と沖縄の狭間で揺れる両者。人間性も出てて、リアリティがありました。
長年変わらないって、その位繊細な問題なのか?
本州の人間には分からないけど難しい問題なのだろう。
沖縄県民だけじゃなく、日本全体でもっと真剣に変えて行った方がいいと思うけど馬鹿なあたしにはよくわかりません…。
お互い仲良くしたいんだよね。
アメリカ軍人がトラブル起こしてるのはその中の一部なんだよね。それ以外の人は迷惑被ってるんだよね。
この問題に限らないけど、デモ起こして何か変わるのかなぁ?実際変化がないんだったら、同じデモを何度も起こす理由って??
社会問題とか経済とか苦手分野のあたしにはよく分かりません(泣)
とにかくどうにかしてあげたい!
現状のリアルをしってとりあえずリサーチからはじめたい!
とにかくやるせない気持ちになりました。
(乱文過ぎる)
もっと見ていたい
冒頭からの展開はタルいわうまくないわでどうなることかと思ったけど、中盤、山田杏奈がバンドに加わってからはラストまであっという間。そう、この映画は山田杏奈が抜群に良い。最初、言いたいことをぐっと飲みこんでる少女を抑え目の演技で見せたかと思えば、バンドで徐々に解放されてクライマックスの独壇場の演技まで、彼女を見るためだけでも満足させる。
あと、曲がいいのはもちろんだけど、このバンドのファンになっちゃう。演奏シーンのバンド感がすごくいいんだよね。もっと見ていたいと思わされちゃったので、5点付けました。
泣かされた感(இдஇ )
タイトルなし
ヒット曲ひとつでは物足りない
良くできた青春音楽映画❗
青春と大人
佐野さん、森永さんが出ている青春映画なら、期待していいだろうと思ったんです。
はい、いい青春映画でした。
ただ、好みで言うと、基地問題が少し重かったかな。
オスプレイの名前を出されても、正直反応に困ると言うか・・・。
沖縄の人から見たら、切り離せない部分かもしれないので、軽々しくこんな事を言うの良くないですかね。
若者らしい勢いのあるオープニング。
この年代特有の突き進む感じが、上手く出ていたと思います。
それに対する大人代表の教師。頭ごなしタイプと少しは話を聞いてくれるタイプ。
青春映画に有りがちな組み合わせだけど、掴みとしては良いと思いました。
ここを始めとして、この映画は大人と子供の様々な関係性を、押し付けがましくなく見せてくれたと思います。
私がこの映画で、一番好きだったのが根間が航太郎を抱き締めるシーン。
森永さんが演じた航太郎は、明るくて奥に強さも感じさせるタイプ。
それでも気持ちが押し潰されそうな時が、きっとある。
そして、世良さん演じた普段調子の良さそうな感じの根間が、何も言わず抱き締める。
勢い良く前に進む若者達を見守ったり、時には抑えるのも大人の役目。
そして、もし立ち止まってしまた時に、寄り添ってあげるのも大人の大事な役目なんだと思います。
それから、大人でも苦手な人が多いのは、自分の間違いを認める事だと思うんです。
子供相手だと特に。
舞の父親の「ギターを直したい」の言葉は、自分を、あるいは家族を見つめ直せたから言えた事。
子供から何かを気付かされて、見つめ直せるのも、大人と子供の良い関係性なんでしょうね。
最後に、山田杏奈さんの映画を多分初めて観たけれど、目が魅力的ですね。
良い青春映画だと思います。
感動しました
素晴らしい映画
沖縄の現実と小さな恋のうたにまつわる話
沖縄出身のバンド、MONGOL800の楽曲小さな恋のうたを主軸にしたストーリー。
沖縄の人しかわからないであろう、米軍基地と生活の関係性、フェンス越しの異国、フェンスの隙間から片側のイヤフォンから届く音楽。
知識としては知っているけれど、実際の感覚とはこういうものなんだ、というのを目の当たりにした。
佐野勇斗の演技力はいささか不安な部分もあったが、MONGOL800の真似なので、歌が多少下手でもリアル感があるというか(MONGOL800自体がそこまで歌唱力で人気があるバンドではないと思っているので)、そこが味みたいなところがある。
山田杏奈は透明感と歌声は素晴らしい。演技はそこそこ。
森永悠希と世良正則が今回ミスキャストかなと。世良さん、はしゃいだ大人感だそうとしてすべってるよ…。
森永悠希、ちはやの時から好きな俳優さんではあるけど、色白の森永くんを沖縄らしく日焼けボーイにするのには、ただ肌に茶色を重ねたらいいってもんでもないと思う…。
森永悠希は山田杏奈と同じで透明感というか清廉さがある俳優さんなので、沖縄くさい泥臭さというか"熱い"と、"ノリの良さ"とか"お祭り大好き"みたいな感覚(沖縄のイメージ)と少しズレていたように思う。
前田郷敦はブレイクする前の吉沢亮的なタッチで描かれていて、いなくなってしまったあともたびたび登場するが、回数が割と多かったかな…。
出だしの記憶喪失のくだりは、見てる人が置いてけぼりになった感じがあったので、もう少しわかりやすいカットにしてほしかった。
佐野くんと山田杏奈の歌も曲のアクセントを変えたりして、デビュー前のアマチュア感というか学生感をプラスしてアレンジされてて、いいなぁと思って聞いていたけど、やっぱり本物のMONGOL800の小さな恋のうたがラストに流れると、しっくりくる。
「アホか」と思うだけです。
沖縄の基地問題をロミオとジュリエット的な解釈で描いた、
感動的なロック映画です。
ロミオとジュリエットは、
「過去の争い」にとらわれ続ける両家の
「愚かな大人たち」の争いを、
純粋な若い恋人たちの愛で乗り越える物語ですが、
この映画も沖縄における過去の争いにとらわれ続ける、
アメリカ軍基地と沖縄の市民との愚かな大人たちの対立を、
純粋な若者たちの愛と音楽の力で乗り越えていくストーリーになっています。
この青春と愛のテーマはシェイクスピア以来の、
普遍的なテーマでもあります。
しかし、ここにこの映画の致命的な欠陥があります。
沖縄の基地問題は、「過去の争い」ではありません。
今現在も続く問題です。
さらに、沖縄の基地に抗議する大人たちは、
「愚かな大人たち」ではありません。
今現在も続く問題を解決したいと考えている健全な方たちです。
「音楽の力は国境も超える」などと言うのも大きな間違いです。
沖縄の基地のフェンスは国境ではありません。
フェンスの両側とも、沖縄であり日本です。
基地のフェンスが国境化しているのは、
アメリカが不当な占領を続けているからです。
日本と同じ敗戦国であるイタリアとドイツの米軍基地は、
とっくの昔に両国の主権下に置かれています。
つまり、フェンスはただの金網にしかすぎません。
両国政府がアメリカに対して、抗議し交渉したからです。
そのさい、基地に抗議する国民の声が政府の背中を押しました。
べつにアメリカと喧嘩する必要もなく、
イタリアやドイツと同じように、日本政府が、
ただ普通にアメリカと交渉すれば解決する話です。
アメリカは、ヘタレの日本政府がビビッて黙っているから、
とりあえず放置しているだけです。
実は、感動のしようもない、簡単な話なのね。
だから、イタリア人やドイツ人がこの映画を観たら、
感動するはずがないです。
「アホか」と思うだけです。
他の世界中の人に見せても、似たような反応のはずです。
「なにビビってんの? 歌ってる場合じゃないだろ、
日本政府にアメリカと交渉させろよ」
「既成事実を疑って壊して造りなおすのが若者でしょ?」
「権力に従順で、政治的な話題を避けて、
既成の枠組みを追認して、その枠組みの中で、
ポーズだけ反抗的な日本のロックはダセーな」
・・・こんなところです。
製作者が、
「いや基地問題は象徴として使っただけです」
とか言うとしたら、象徴としても的外れだし失礼です。
だったら実在の地名と実在の問題を使わず、
架空の国の架空のファンタジーにするべきです。
これも正に青春。
ただの青春映画ではなない
予備知識なしで鑑賞。
ボーカル役は、どこかで見た顔だが、果たして誰だっけ?
からの、ドラムは『ちはやふる』の机くんじゃないか。
そこで思い出したよ『ちはやふる-結び-』の、クソ生意気な新入生だ!
へぇ、主演やるようになったんだ。
沖縄の高校生バンドを中心とした、恋愛要素タップリの青春映画かと思ったら、米軍基地などの沖縄が抱えるデリケートな部分も描かれ、単に恋と友情、仲間や家族だけではなく、フェンスの内と外、アメリカと日本の関係についても考えさせられる内容で、全体的に上手くまとめられている。
物静かな舞が感情を爆発させるシーンでは、不覚にも込み上げてくるものがあった。
しかし、登場人物の話し言葉がほぼ標準語で、沖縄らしさが感じられないのがもったいない。
まるっきり沖縄の方言でなくても、せめて沖縄らしいイントネーションで会話がなされていたら、一層良かったと思うが、どうだろう。
パスポートのいらない国際交流
沖縄の高校部活バンドに東京のレーベルから声がかかりプロになれるかもと夢が膨らむ中でトラブルが起こり巻き起こる話。
音楽活動が盛ん風な高校で、中でも生徒達から人気のありそうな主人公達。
悲しいアクシデントを切っ掛けにすれ違い葛藤しながら成長して行く姿をみせる青春と友情ストーリーに沖縄の基地問題…というよりプロ市民問題?を絡ませつつみせてくれる。
そんなムチャなという設定とかこうすれば良いのにというところも結構あったけど、まあそこは若者を題材にした話だし不問でw
MONGOL800はこの映画のタイトル曲ぐらいしか知らなかったけど、メロディアスなパンクっぽいキャッチーなテイストの曲調が多いバンドなんですね。
まあ、そんなことは関係なく胸アツにさせてくれて面白かった。
ところで…政治的にどうこういうつもりも、議論するつもりもないけれど…東京でもオスプレイは発着してるけれど、近隣住民は特に騒いでいません。…ここに食いつかないで下さいね。
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