小さな恋のうたのレビュー・感想・評価
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類のない映画
主演が佐野勇斗くん、
小さい頃から親しんできた「小さな恋のうた」。
この2つの要素だけで、鑑賞を決めた。
正直、こんなにポロポロ泣けるとは思わなかった。
普段全然意識せず歌っていた歌詞でも、
映画として物語や演出が加わることによって、
言葉1つ1つが吸い込まれるように心に届いて、
何かを思うより先に、まず涙が出ていた。
沖縄県に米軍基地があるという事実はもちろん分かっていたけど、こんな風に、現地の日本人との、
どうすることもできない問題が立ちはだかっているとは知らなかった。
20年も前にリリースされ、
今もなお世代を超えて愛される楽曲。
このうたに込められた想いを物語とともに、
しっかり受け止めることができたかな。
一緒にこの映画を観た友人、一緒に暮らす家族、
大切にしてくれる友達や恋人…
すぐそばにいる大事な人に、
「ありがとう」を伝えたくなった。
いわゆる高校生バンド映画だと思って観ると、
いい意味で裏切られます!!
そして、M!LKとして活躍する佐野くんの姿も、
是非観てみてほしいです!!
音楽と映画が良い
まず、どうしても伝えたい事が。とてもヒロインが良い。役柄がとても合っていた。後で調べたら山田杏奈さんと言うらしい。終始見とれていました。本題の映画ですが、音楽とストーリーを楽しめる良く出来た作品だと思います。細かい不満とかはありましたが、ヒロインの演技、役柄でチャラです。君の膵臓を食べたいの浜辺美波を思い出しました。もっとブレイクしないかな。
深い喪失感から歌を拠り所に再生していく少年少女たちの姿が眩しく愛おしい。彼らの歌声が心に沁みる
突然のバンドメンバーの死。しかし、彼の遺した歌が残された者たちを徐々に前向きにさせていく過程が丁寧に描かれている。
沖縄米軍基地問題はニュートラルな視点で捉えているスタンスに好感を持った。(米軍側の家族の会話やエンドロールで流れる沖縄米軍人たちが交通立哨をしている場面をさりげなく挟み込んでいる所など)
この作品は(楽曲の良さがベースになっているのはもちろんだが)観ていて屡々、グッと心に迫る場面が多く常に涙腺が乾くことがなかった。
歌の持つ大きな力を映像化した見事な作品であると思いました。
意外にいい!
『ミスミソウ』と『恋愛乾燥剤』を観て気に入っていた山田杏奈さんが出るので気にはなっていたのですが、この映画は余りにベタそうだったので観なくてもいいかと思ってました。ところが、この感想欄に「意外に良かった」というコメントが散見されたので、「もしや」と思って観に行ったら、大正解でした。
みなさんありがとうございます!
最初の10分程度は「こんなのテレビドラマで百回ぐらい(誇張)観たから!」というステレオタイプっぷりで、この映画大丈夫かなぁ、と思いました。米軍の娘さんと恋仲だとかもありきたり!
. . . と不安が募ってきたところに、事故をきっかけに雰囲気がガラッと変わります。「恋」と言っても、まるで中学1年生かのような純粋な、恋になりかけの何か、大切な「小さな恋」、であることが分かります。
米軍と地元の人との複雑な関係・大人の無理解・フェンスが象徴するもの・音楽のちから・兄妹の絆・友情 . . . などが上手く絡み合います。かと言って説教臭くも道徳臭くもなくて良い。
なにをやっても上手く行かず、もどかしいけど、出来る範囲でめげずに全力を尽くすのが好ましいと思いました。
あと、歌って人を結びつけるんだなぁ、とういことが(今更ですが)感じられました。
登場人物のうち男子学生は、そんなに喋らなくてもといういうぐらい喋ってて、まあ「ドラマ」だからいいんですけど、山田杏奈さんが、あまり喋らず(一回を除いては)極端な表情を見せることもなく、本当っぽかった。(他の登場人物も、もう少し表情や仕草で表現する方向にはできなかったのかしら . . . まあ何か理由があるんでしょう。)
難しい問題もあるが爽やかな結末
難しい大人の事情に縛られつつ、大きな悲しみを乗り越えていく全力疾走の青春劇。
じんわり悲しくも家族を思い、友人を思い前に進んで行く主人公達におっさん涙腺が緩みます。
また、ほぼ未経験のバンドキャスト全員が練習を経て実際に演奏しているのも逆に緊張感が伝わっていいです。
沖縄も抱える問題を両側から親の視点、子供の視点からも見せながら難しいからこそ考え続けなければ思わせる。
それでも鑑賞後、爽やかな気持ちさせる良作です。
うまい
GReeeeNのキセキや愛唄モチーフにした映画もだけど東映はアーティストの曲などモチーフ映画の作りがいい!
メインキャストは皆ほぼ楽器経験ない中よくそこまでやれたと思うし且つストーリーも特に終盤の山田杏奈とお父さん役の方とのシーンはいろいろ感じました
これは……良い!
佐野勇斗を売り出したいだけの作品かと思いきや、良作!
沖縄の方言を潔く全く使わないのも良かった。(下手に沖縄の方言使われたら違和感しかないだろうし)
米軍基地の問題を何も知らない人は、この映画をきっかけに知ってくれたらいいなと思う。
沖縄が舞台の青春音楽映画
いやぁ良い映画でした。慎司役の演技がわざとらしくて苦手と思ったらそういう展開ですか!
森永悠希・佐野勇斗のちはやふるペアもさることながら、妹役の山田杏奈さんが抜群に良かった。
男女の3ピースバンドだと声のバランスも絶妙だし、楽器も手元だけの場面が少なく、相当練習したのでしょう。
単なる青春音楽映画に収まらず、熱すぎずクールにアメリカ軍基地問題を扱った社会性も◎ テーマを欲張り過ぎて破綻させなかった手腕は素晴らしい。但し、オーバーな演出は多く、父親がギターを叩き壊すのはちょっとやり過ぎだったかなぁと。(だってあれ、慎司の形見でしょう?いくら逆上したからと言って、息子の形見を叩き壊す父親はいないでしょう。)
とはいえ、クオリティの低い映画が乱立する中、非常に完成度の高い青春音楽映画だった。
沢山の人に見てほしい素晴らしい映画
試写会などを含めて4回目見に行きました。
見るたびに泣ける映画です。前半こそよくある高校生の青春からの悲劇という展開ですが、そこから更に沖縄の基地問題に繋がり、恋愛、友情の要素をモンパチの音楽の力を借りて表現しています。この映画のために作られたのではないかと思うほど映画のストーリーと劇中歌がぴったりと合っていて素晴らしいです。本当に沢山の人に見てもらいたい映画。
「どーせ青春映画」とナメてるあなたにこそ観て欲しい
「青春映画には興味ない」「有名楽曲にストーリーつけただけ」と思っている方にこそ観てほしい映画です。その印象は必ず良い意味で裏切られると思います。
沖縄基地問題を「フェンス越しの恋」「ロミオとジュリエット」のように例えた部分がフィーチャーされがちですが、それよりもなによりも音楽が人の心を救い、国境・年齢を超えて人と人を繋ぐということを再確認させられる作品であったと感じました。
青春映画ではあるもの、綺麗事でうまくまとめてハッピーエンドとするのではなく、ただ目の前にあることに向き合い真っ直ぐ生きていくリアルさにとても好感が持てました。
主演の佐野勇斗くんばかりが目立つ作品ではなく、このポスターに映るキャスト1人1人の強みが最大限に生かされており
短い期間にバンド練習を詰め込んだ努力も大変素晴らしいものだったと思います。
山田杏奈さんの繊細な表現力と、眞栄田郷敦さんは映画デビュー作とは思えない安定感のある演技に驚きました。
どうか、上映期間に劇場で観てほしいです。
できることならロングランになって欲しいと願います。
タオルハンカチがしぼれそうなほど泣きました。
反基地活動のために有名曲を使っている感じ
反基地活動のために有名曲を使っている感じ。
基地の無い所に住んでいる人間が軽々しく言うべきでないだろうけど、先に主義主張があってその主張を聞いてもらうために有名曲を使ったんだろうなと。
大切なものを忘れるとココロの中に壁できる。
逆も真なり。
悔しくて切ない、基地の島、沖縄の小さな恋の物語。すごく良かった。ジワジワ泣かすし、幸せな気分にしてくれる、本当に素晴らしい青春映画。基地問題の絡め方も極めてフェア。脚本、撮影、役者さん、全部好き。
金網フェンスのコッチと向こう。イヤホンで繋がってる2人のココロは、同じ音楽への共感を共有してる。小さな恋が時間を忘れさせてくれる。
友を喪った哀しみの乗り越え方を教えてくれたのも友。
屋上の演奏のお膳立てをしてくれたのは離反した仲間。青空に向かって歌うとみんなが集まって来る、集まって来る、集まって来る!
壁なんか要らない街で、再び出会え、若者達。小さな恋を大きな声で歌って、歌って、歌っていれば、夢は、叶う。って言ってる物語。
凄く好きです。
佐野勇人、若手の中では頭一つ抜けたと思う。新人賞は納得。森永悠希が、この若さで既に捨てがたい独自性があって良かった。山田杏奈、ガンバレ〜!
山田杏奈が、バラバラギターを抱えた姿が可愛かったので★一つオマケ。
最高だった
郷敦が初の映画デビューと、小さな恋のうたが好きだったので観にいきました。
想像を超えるぐらいとてもいい映画でした、
あのバンドメンバー歌上手いし、演技も上手でした。ほとんどが音楽経験なし?らしく、驚きました、、2回目も観るか迷ってます
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