Diner ダイナーのレビュー・感想・評価
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世界観に包まれ、想像力をフルに。
日常生活にはないであろう空間。もしかしたら、どこかで入り込んでしまうかもしれない世界がスクリーンの中にありました。
色彩、食品、絵画、すべてがハッとし、惹かれてしまう中でストーリーが進んでいきます。
カナコは、あのお店だったからこそ見つけ出せた事がある。ボンベイもカナコに出逢い関わる事で生まれた感情がある。
それは、あのお店に訪れるお客さまも同じだったように感じました。
ラストシーンは、「そうきたか!」と心で呟き、そう願いたいとも。
自分と他人との比較できる動き、時間のズレが両者を際立て、孤立感を感じさせてたように感じました。
殺し屋たちのテンション、目線、所作がそれぞれの背景を匂わせていたようにも思いました。
自分の想像力を働かせつつ観るとさらに楽しめる作品ではないかと思います。
微妙
原作未読、特にお目当ての役者も居ませんでしたが、友人の勧めで一緒に見ました。
冒頭のシーンの演出はとても素晴らしく引き込まれるものもあったのですが、ここで!?みたいな所にチカチカするような演出が多く入り、最後の方にバトルシーンが何度もあるため、その度にだんだんくどくなり飽きてしまいました。
主人公に感情移入がしづらかったこと、藤原竜也が殺し屋という割にはどこか主人公に甘く感じてしまったこと、ラスボスや周りの人間の説明が少なく、いまいち分かりにくかったことなど、役者さんはすごい方々ばかりなのにどこか残念でした。
あと、2人のキスシーンはいらなかったと感じます。全体的に色々な要素がありすぎて収集がつかなくなっている所に「恋愛」まで入れてどうするんだと思いました。あの二人はあくまでオーナーとウェイトレス(弟子)でよかったと思います。ラストシーンも、あそこまでバトルを繰り広げたのに、藤原竜也が五体満足のまま、無事の菊千夜とともにあっさり玉城ティナの店を見つけてしまうのは出来すぎであまり感動しませんでした。せめてどこか後遺症が残ってるとか、よもやそのまま現れなかった方が終わり方としてはよかったんじゃないかと。
確かに映像の魅せ方は凄く、色彩も美しいものが多かったですが、それも言われてから「確かに」と感じました。それ以上に内容がわかりにくく、せっかくの映像美にいまいち集中できませんでした。
二回目を見ようとは思いません。
もったいないような…
思っていたより、藤原竜也さん役がまとも?な感じがして、もっとトリッキーで飛んでる作品なのかと思いきや、意外とメッセージ性なども盛り込んでいてなんとも…
エンディングもメキシコの「死者の日」に合わせた感じでしたかね。男の子のメイクからして。
ただ、たくさん素敵な俳優さんが出ていることが分からなくて、いいのか、名メイクなのか…
ちょっともったいなかったような気がします。
ちょっと物足りなく感じました。
文才がないので箇条書きでかきます。ネタバレ含みます。、
・演出本っ当にすごい。
・ティナちゃんめっちゃ可愛い
・宝塚ファンの私にとって、真矢みきさんのシーンは本っ当にニヤけた。本当にかっこよかった。
・料理のシーンをみてたら少しお腹が空いた。(私だけかもしれない)
・全てのシーンで美しさを求めてる感じがした
(殺される時に花びらとか。)
・見る人によっては厨二病の世界感が強いと感じるかもしれないけど、私はめっちゃ好み。
・とにかく細かい部分まで凝ってる。テーブル
ナプキンが赤いとか。壁の絵とか。世界感を大事にしてる感じがした。
・歴代のウェイトレスが出てきたけど、誰が誰だか分からなかったのが残念。
・字幕がよくわからない部分があった。
・ストーリー性としては、ちょっと色々と浅い感じがした。
・演出はすっごくいいと思ったけどストーリーが物足りない感じ
・何故キスシーンをいれたの?
・マテバがボンベロの料理を食べてるとこみたかったなぁ。
・マテバとスキンが上司と部下の関係だったから、2人のやり取りをもっと見たかった。
・マリアとコフィもっと抵抗が欲しかった
私は、演出で満足していたので釘付けでみていましたが、ストーリー性を重視する人にとっては、途中で見飽きてしまうかもしれないです。
演出は良かったのですが、ストーリーの方がもうちょっとと思ったので、星3で。
途中で観るのをやめた。
私は割となんでも映画を観るタイプなんですが、、今回のは酷かったですね。
いや、俳優陣は大御所といいますか凄い演技派ばかりですし全然気にならなかった。
ストーリーも原作を知ってますし、ある程度内容が薄いことも分かっていたので期待はしてませんでした。(本当に薄いです)
この監督の作品を、たくさん見ているわけではないのでファンの方には申し訳ないが、映画監督は向いていないなという率直な感想。
しつこいくらいの色彩豊かなお洒落な演出!
これが5分とかのMVなら分かりますが、これは映画。ずっとこの映像を見続けたらさすがに飽きる。原作は読みましたか?となった。
こんなにも素晴らしい俳優人がいるにもかかわらず、演技を無視した演出、説明の多さや、見所であるはずのバトルシーンをお洒落に見せたいがための、お粗末なコマ割りで台無しにするなど(バックに音楽が流れてるのは笑ってしまった)、あげてもあげ尽くせないほど映画を駄目にしている監督の技量に残念としか言いようがない。
私の見てきた映画の中では過去最悪な気分にさせられた映画でした。藤原竜也をこんな映画に出してしまってることに、仕事を選んでくれという思いになった。
今から見られる方は、窪田くんや藤原竜也の素晴らしい演技を見るためだけに行くといいと思います。
蜷川ワールド全開!
監督の蜷川氏の世界観が全開の作品です。
あの美しい色彩の写真の中に入ったかのような作品です。
殺し屋の為の食堂を開くボンベロとそこで働くオオバカナコの変化を描いた作品。
オオバカナコの純粋?な気持ちが裏を裏目に出て店内で次々と惨事が起こるも少しづつ自分が必要とされている事を確信してボンベロに寄り添っていく過程が面白い。
最初はボンベロとのラブストーリーが待ってるかと思いきや話が進むと全くその色無し。
しかし最後にはしっかり落としてあって安心できた(笑
映像は凄いが…
原作未読。
全体的に話が薄い気がしてしまった。オドオドしてたカナコがそうなる裏付けも薄いままボンベロに啖呵切るの「???」って感じで…
あと戦闘シーンなんか笑えた。滑ってんな~花舞ってんなーって思いながら見てました笑
皆ほんとに殺し屋か??ってくらいあっさり死ぬから物足りないけど、尺不足かなと割りきって見てました
俳優人がチョイ役からメインキャラまで皆豪華で、誰がボスになるのか分からなかったからそこだけ楽しめたかなという感じでした。コムアイだけはちょっとまじでなんで出た??ってレベルでしたが…映像美と俳優人の豪華さを考えて星3です。
予想外の展開
原作未読で行きました。
殺し屋の集まりということですがそこまでグロくはないです。最後にあんな感じになるとは思ってなかったんで少しびっくり。え、いつのまにそんな雰囲気になってたの?と心の中で1人ツッコミ。
全体的に色の使い方がとても好きです。凄いこだわりを感じました。
アクションシーンも彩りが素敵すぎて、アクションよりもステージを見ているような気分でした。本物のアクションを求めてた人からすると物足りなさを感じそうです。
家族が見に行って「イケメンの無駄遣い」と言ってましたがその通りです。小栗旬ファンは見に行かない方がいいかもですね。
満たされ過ぎないのも、良い。
平山夢明は下唇がワナワナになるくらい好きな作品もあるけど、ダイナーは未読。蜷川さんは親子で苦手。玉城ティナは好き、藤原竜也は苦手。上ザラ天秤は完全平衡。疲れたからスルーして帰ろ、と思ったら雨が降り出したので雨宿りだと思って観た。見終わった時には雨足が弱くなっていた。観て正解どした!
モノクロ、無彩色の世界観しか無い平山ワールドと蜷川実花の原色取り散らかし演出が、意外にも、無茶苦茶に合ってて驚いた。いや、冷静に考えてみると、「救いの無い惨虐性」とか、「その果てのハッピーエンド」と言う平山夢明のストーリーなんかは、蜷川監督の好みかも知れない。
舞台演劇的な蜷川ワールドも、狭いダイナーが舞台なんだから違和感無いし。蜷川さん的には思い切りやれたんではないでしょうか。
ところでラストはどっちなんですかね?
グラファナトの「死者の日」にはマリーゴールドの香りが街を満たします。1日だけ、魂が帰る事を許される日。そちらにしても。毎年、1日だけ、かなこのダイナーを訪れるボンベロ達。それはそれで、切なく、満たされ過ぎない幸せで、素敵だと思う。
満たされない事で生きていける人間だっている。必要だと言われるよりも、要らなくはない、と言われるほうが幸せ。自分を必要としているのは自分。
なんか、満たされたり、満たされなかったりしながら生きて来た大人達には、かなり染みる事ばっかり言ってる、この人達。
満たされ過ぎない愛も、それなりに良い。
玉城ティナのフトモモに萌え!てる場合じゃ無い、結構良い映画だった。
好き。かなり。
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7/15追記
なんか、「このラスト、どう解釈する?」って聞かれてる気がする。蜷川監督の「心理テスト」。そこで「ボンベロ様御一行は生きてカナコのダイナーに現れた説」擁護のために、屁理屈を並べてみます。
1.ボンベロのダイナーで、夢千代は瀕死ではあるが完全に絶命していない。
2.日本で死んで遺体がメキシコには無い者たちの魂が、メキシコの死者の日にメキシコで復活するのは合理性を著しく欠く。
3.スキンの自爆装置の爆薬の「量=エネルギー」の問題。着衣可能な爆薬の量は自らを吹き飛ばすに必要十分な量と仮定した場合、それほど多くは無い。ボンベロのダイナーを吹き飛ばすには不十分。だが、爆音と爆風だけでも、ブレイズをひるませ形勢を逆転するには十分な量だった。と仮定すると、ボンベロが生き残る可能性を完全に否定できない。
結構苦しくはあるけど、生きてても良さそうな気がする。
「物語」は観る者の主観に委ねる、なんだろうなぁ...
蜷川監督の意図が知りたいっす。
人を選ぶ作品
原作小説が好きでこの映画を観に行きました。
映画が始まって思ったことは「監督の癖がすごい」でした。
原作がめちゃくちゃ好きで忠実に再現しないとダメという人には合わないと思います。
とても美しい映画でしたがストーリーではなく雰囲気、美しさを楽しむ映画だと感じました。
自分は原作も好きでしたが、本郷奏多さんや窪田正孝しんが好きでもあったのとても楽しめました。
原作とは違いボンベロとカナコが恋仲ぽい感じになるところがあり、無理にしなくてもいいのにと思いました。
ハートフル・ダークファンタジー
プロデューサーからの「ダイナーという原作にも関わらず、全年齢を対象にした映画にすること」というオーダーを見事なファンタジーの世界に作り変えて表現した事には驚き。
脚本、監督はじめ、スタッフたちはプロの仕事をしたと思う。
しかし、その改変に一切触れず「あの、実写不可能の原作を〜」と、あたかも10人の豪華殺し屋俳優陣によるハードボイルド・バイオレンス映画のように宣伝したのが、評価が分かれた一因だと思う。
原作・漫画ファン、予告を見て楽しみに映画館に来た人を裏切るような宣伝に何の効果があるのか。残念でならない。
私自身、前情報との違いに混乱したが
「ボンベロの店で繰り広げられる、カナコを中心とした、世間・社会から捨てられ狂った者たちの少し切ない不思議な物語」
なのかな?と視聴数日後にやっと消化できるところまできた。
俳優陣は本当に豪華で熱演をしている。
蜷川監督らしい映像美、装飾の細やかさ。
見所はたくさんある。むしろありすぎる。
やっぱり赤いバラの花と宝塚は似合うね。
あれこれ考えず、この世界観に浸った者勝ち。
決して駄作ではない。
個性派映画。
まぁまぁ面白かった
オオバカナコの最初の部分が長すぎる感じがした。
ってかオオバカナコが道路に突っ立ってる時の
周りの通行人のあの揺れにどんな意味があるんか全く分からんかった。
藤原竜也が出てくるまで結構待った気がする笑
アクションは
装飾とか色々派手すぎて
何やってるんか分からんかった笑
あと、途中入るスローがウケた笑
スローにしない方がかっこよかったかもって
思ったシーンがいくつかあった笑
そこそこ
この監督の写真も映画も、「どや」感が強い感じがあまり好きではなくて、見ようと思わなかったけど、これは、ストーリーの現実味の無さがケレン味の多い映像や演技にマッチしていそうで、見ることにした。全体的に悪くないかな、という感想。でもラストの数カットが、映画に慣れてない人向けなのか説明たっぷりに作られていて、安っぽさが露呈されてしまい残念。足元のカットと加奈子の表情だけでも充分なのに。ターゲット層がぶれたんじゃないかな?
ティナ イン アンダーグラウンド
原作未読
作品的雰囲気は完璧でした
ロケーションが店内に限定されてる閉塞感も逆によかった
やはり藤原竜也は雰囲気の出せるいい俳優だと改めて思った
映画終盤、殺し屋幹部が集まって結果殺し合いになり、跡目争いの巻き添え&土壇場でバイト(玉城ティナ)を助ける為にボンベロ(藤原竜也)が組織と対決するハメになるんだけど、そもそもこの2人の間に芽生える恋愛感情が唐突
あんなに雑なキスシーンとかなかなか見れない
私を追いかけてきて、とかバイトの子のキャラ変わってるし…そもそものキャラ設定が自分探し中だし、結果的にラストシーンに繋げる為の映画冒頭の振りだったんだなあと思うとそこはもうなんていうか台無し感…
ラストバトル、爆発で死なば諸共じゃないと倒せない強敵なのは伝わってきたけど死ななすぎだろ笑って思うし、結果ボンベロ(と犬)が生きてたのはもはやヒーリングファクターの領域
玉城ティナちゃんはスクリーン映えする女優さんだと感じました( ^ω^ )
。
映像の美しさだけでは映画の世界には引き込まれない
蜷川実花さんの色彩センスはとにかく素晴らしいです。本当に美しい映像でした。はじまりからスキン(窪田正孝)のエピソードまでは悪くないと思いました。が、本郷奏多が個人的にかなり苦手であったのと、犬が微妙なCGなのと、ラスボスが真矢みきと宝塚軍団ってところで冷めてしまった。戦闘シーンなんかも「花びらがどんどん降ってくる~」なんて全然違うことを考えてました。原作どおりなのかはわかりませんが一連のラストに関しても私は全てナシ派です。
ただ玉城ティナはめちゃくちゃ可愛いです。武田真治と土屋アンナは出てくるのが少しだけだけどハマり役すぎ最高。
可愛い顔が描かれていますが、酒に浸かった〇〇虫のドアップがあります。苦手な方はご注意を。
好きな役者が二人以上いれば楽しめる
初めてのレビュー、長文です
原作未読、藤原竜也ファンだったので見に行きました。
結果、藤原竜也、窪田正孝の演技のおかげで最後まで見ることがでいたと思います。演出や脚本は期待しないで正解でした
序盤の謎の過去語りですでにテンションは下がり、料理が好きというくだりなのにヒロインがきちんと作るシーンはごくわずか。
ヒロイン自身は特にすごいこと何もしていない(むしろ足引っ張りまくってる)のにやたら他キャラに好かれ、まるで1世代前の夢小説を読んでいるよう。
スキンの死は自分のせいなのにそれを自分の成長の踏み台にしちゃいかんだろ…敬語がいきなり消えて早く殺せと開き直り、それは成長ではなく急変というのでは?
後半はノリと勢いと藤原竜也の熱さで盛り上がれましたがラストシーン。
これ見たことあるぞ、学校のカイダンだ。
シナリオ的に全く不必要なキスシーン。果たしてこの映画にラブストーリーを求めた人は多かったんでしょうか?原作を読めばまた違ったのかもだけど、あの二人は恋人ではなく師弟であってほしかった。
もうテンションは最低値、バトルもなんやかんや終わって爆発エンド、からの打ち切り漫画のような数年後メキシコ描写。
人のお金で、人のレシピで、まるで自分の力でここまで来たかのようなヒロインに呆れました。ヒロインが自分の力で身に着けたことはひとつでもあったんでしょうか?
「彼の人生を変えるような料理を作りたい」と言うならハンバーガー以外も作らなきゃね…からの藤原竜也突然の店訪問。メキシコの話したところなかったよね?
てっきり彼に料理を出すんだろうと思ったらビックリ。二人は幸せなハグをして終了。DAOKOのラップ。MIYABIのギター。エンディング最後まで劇場にいた自分を今なら褒めたいです。
とりあえず、今作以降は玉城ティナ出演の作品はもう見ないと思います。昔の広瀬すずと同じ演技の仕方なのも受け付けられなかった理由です。
ただ極彩色の暴力、俳優陣の演技、料理の独創性は魅力的だったので「もう見ない」けど「見なきゃよかった」作品ではありませんでした。
原作ってこんなんだっけ?
俳優人は豪華、映像もキレイ。
ただ、内容が微妙。
何年か前にラジオドラマにもなったけど、こんな内容ではなかったはず。
ダイナーへ行くまでの過程でオオバカナコがゴルフクラブで殴られたら普通は死ぬと思うが。
泣いた
みんな、何かしら闇を持っているのが分かる作品でした。
特にボンベロの「叶わない目標が生きる希望になってる人もいるんだ」というような言葉に惹かれました。
誰もがみな、生きる希望は異なると思っていたがそんな人もいるとは初めて知りました。
ずっと心を開かなかったボンベロが最後に主人公を助けるために命懸けで戦うのがもう流石で……
最後の再会は泣いちゃいますよアレは……
オオバカナコ
主役は「オオバカナコ」で間違いない。✌️
まるでお芝居の様なオープニングから、
誰もが期待したラストシーンまで。
その真ん中に居たのは、「オオバカナコ(玉城ティナ)」だったのだから。
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