Diner ダイナーのレビュー・感想・評価
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濃厚で豪華なエンターテイメント劇
ヒロイン以外の人物描写を徹底して排除した事により、まるでダイナーという1つの連続した舞台を鑑賞している様な(実際、ダイナー内のシーンが殆どで、ヒロインの回想はまさに演劇調)、色々とツッコミ所満載なはずなのに、アニメ版「少女革命ウテナ」が大好きな私は、どこか似ているこの世界観をすんなりと受け入れてしまった(^_^;) 画面作りは超一流達の仕事だから良くて当たり前だが、それよりも、豪華俳優陣のイメージを最優先している所に並々ならぬこだわりと面白さを感じた。例えば、玉城ティナの回想でチラッとゴーヤーがあったり(あのハンバーガーのビジュアルも沖縄っぽい)、すべすべ筋なしミカンを愛でる奥田瑛二の潜在的茶目っ気、武田真治のめちゃイケ感、真矢ミキなんて宝塚そのままやん(^ ^) 気になった点は、登場人物の名前テロップが殆ど読めなかった事と、ラストバトルの「被ダメージ率」が分かりづらかった事かな。 前評判から星1覚悟で観に行ったが、久しぶりに微に入り細に入り、非常に楽しめた映画となった。
本物のエンターテイメント
レビューの星があまりにも低く腑に落ちなかったので投稿させて貰います。良い作品でした。全体で星4にはなって欲しいです。 冒頭から玉城ティナのPVと言っても過言ではような美しい映像が続き、他の豪華キャスト達の映像も含め視覚的に楽しいだけではなくメッセージ性にも富んでいる上、最後は皆笑顔で劇場を出て行けます。皆終わった後高揚した表情で感想を語り合っていました。 途中演出に力を入れすぎて興醒めしてしまう点(とにかく花びらが舞う)や御都合主義な流れ(ボンベロとカナコの関係性、ラストシーン)があるですが、それを差し引いても絶対に観る価値のある映画だと思いました。 一緒に見に行った50代の母がもう一度見たいと私よりも興奮しており、話が弾んで嬉しかったです。世代を超える美しく素晴らしい作品でした。
ダイナー
殺し屋専用の会員制の食堂であれ程の凄い内装では採算が…のツッコミはさておき、内装や料理のビジュアルは凄いな…と思いました。 残念なのは原作小説やコミックの猟奇的なグロさはかなり薄く…北斗の拳やキングダム、東京喰種とかもそうでしょうが、やや物足りない感も。 小説は読んでないですが、コミック版とは全くストーリーが別物ですが、映画は映画で楽しめました。 コミックでもそうですが、スキンが殺し屋ながらヒューマニストに描かれ、映画においてかなりのファクターを占め、人物像には共感を持てました。逆に目茶苦茶なキッドは扱いが低いのはコミックとは対照的? カナコは映画の主役と言っていいポジションでした。コミックとイメージは全く異なりますが。裏社会の事情を知り過ぎた…とカナコを女ボスが殺そうと連れて行き、そのままボンベロがスルーすれば平穏無事…のはずが、救おうとして大バトルになり、最後のアクションシーンは壮絶で、映画全体ではチョイ役の女ボス(真矢みき)がいい所を持っていった感が。 キッドの描いたカナコの絵がGOD SAVE THE すげこまくん!の松沢先生そのもの…でした。 ともあれ終始面白くて楽しめました。
才能溢れるキャストと美しく映像美
蜷川ワールドとはまさにこれのことだと思う。とにかく照明を味方にし、ダークなストーリーも美しく生まれ変わった。蜷川x演技派代表の藤原竜也ということもあり藤原竜也がものすごくカッコ良く。彼の演技力が引き立っている作品。豪華キャストが多いため出番は少ないかもしれないが、次々と個性豊かなキャラクターが登場するのでテンポも良し。飽きない。ダークなストーリーの中に、迷える若者を導き、守る、切なさと共に素晴らしいメッセージを秘めた作品だと思う。2曲に割れるだろうが絶対に見るべき。
映像美
さすが蜷川監督、映像への拘りは凄まじく感じられた。この感性は他の監督には真似できないと、蜷川作品を観ると思う。 とにかくごった煮の何でもありの映画ですね。 いい役者さんが沢山出て来て、どれも贅沢な使い方。この人をこんなちょい役で!という驚きを感じた人も多いのでは。 この手の映画に完成度とか求めちゃいけないと思うが、点数は辛めにしました。 個人的には玉城ティナのウェイトレス姿を観るだけ満足でした。
スキンエロカッコ良すぎてる
ダイナー。想像力のない奴は死ねと予告で藤原竜也さんが言った言葉に衝撃が走り観なければならないと思いました。玉木ティナさんが演じたかなこは自分が必要とされる場所や存在していい理由とか無くて自分や世間に諦めていたように思えました。でもそれって今生きてる人と言うか特に若い人はそう思ってる事多いような気がします。頑張ってわからない事をがむしゃらで探して自分で見つけることはググればすぐに見つかり自分の価値はSNSのいいねの数そんな評価がちっぽけな数値でしか存在価値が見出せない世界でダイナーの王ボンベロと出会い生きるか死ぬかの極限の場所で自分が本当にしたかった生きる意味を見出せた過程は良かったと思います。ただもうちょっとグロくても良いと個人的には思いました。あと原作と結構違うとも聞いたので読んで比較したいとも思いました。 …………てか窪田正孝さんのスキン最高すぎてそれだけでも観る価値あるのでは???
藤原竜也芸人用の新たなバイブル^^;
「俺は~ここの~王だッ!」って予告が、どう見てもモノマネ芸人さんへのネタ提供としか思えないコレ)^w^( 監督のお父さんが、若手時代から手塩にかけて舞台でビシビシとシゴいた役者さん達が、追悼作品のように次々と出て来ては殺される。 もっとスリリングなバイオレンス作品だと思ってましたが、殺人ゲームコント(^◇^;) 本編、想定より普通で退屈・・・何度か落ちました(-_-)zzz 美術は、蜷川実花さんで良しとして、コレ系の作品なら三池監督で、超ぶっ飛びアクションバイオレンスに仕上げて欲しかった・・・・☆2つ
演出は面白いと思った。食事や小道具の細部まで綺麗に一つづつ作られて...
演出は面白いと思った。食事や小道具の細部まで綺麗に一つづつ作られていて、食事の生々しい音とかも『消す』のでは無く『生かす』感じ。 だけど、後半は内容が…無い?話長くなってもいいから内容濃くして見たいなとおもった。
面白い素材なのにダイナーしでした。
蜷川実花らしい極彩色映像が魅力なんだけど、ただそれだけでした。殺し屋専用レストランと言う面白い設定があんまり生かされていなくて、単なる奇人変人大集合でひたすら奇声と大声と舞い散る花びらばかりで脚本のひどさにうんざりしました。藤原竜也は、こう言ったデスゲーム的な役は経験豊富なだけに美味かったです。
マンガファンとして
実写化が決まって凄く楽しみにしてました。 ですが予告を見て少しがっかりし、特に期待をせずに観賞。 期待せず見て正解!なにこれ?酷すぎ。 特にラストバトルがひどい。原作無視はよくあることだが、真矢みきをラスボスにしたのはひどい。俺は宝塚の舞台を見に来たんじゃねーよっ!て感じ。こんなことなら小栗旬かキッドをラスボスにして欲しかった。 っていうか無理にオリジナルキャラ出してオリジナルストーリーにするからめんどくさくなるんだよ。(漫画しか知らないんで調べてみたら無礼図やマテバやブロは原作小説には出てるんだね。) それと、ヒロインの大場かな子に凄く違和感を感じる。原作では裏社会に足踏み入れ、痛み、迷い、恐怖を味わい、マジで死ぬ思いをして強くなっていくが今作のかな子は何か薄っぺらい。ボンベロに啖呵をきるシーンがあったが、その強い意思を裏付ける何かってあったっけ?ってかほぼ何もしてないじゃん。 料理が好きで自分のレストランを開きたいっていう後付け設定とか、最後のキスシーンとか本当マジでいらない。 0点つけてもいいくらいだが、スキン役の窪田正孝の演技が凄く良かったんでこの点数。 やっぱり窪田は狂気と血がよく似合う。
気づけなかったが
ラストのメキシコ、死者の祭りだったって言うのを知って、思い出すとラストにとても納得して感動してる。 話の内容は多いがために消化するために一つ一つが薄くなっているように感じた。もう少し映画の時間が長かったりしたらさらに良くなりそう。 映像はとても綺麗。構図が好き。 映画中は全く考えていなかった、師弟関係なのをさっき気づいたのでおぉ〜っとなっている。
役者のレベルに支えられた学芸会
この映画に出演する役者の皆さんの演技はとても素晴らしく、そしてそのお陰で、特段振るわない高校の演劇部レベルの脚本と演出が何とかプロの作品として仕上がっていたと思います。 藤原竜也さんをはじめ、出てくる皆さんの演技はとても素敵でした。 ただ、作品には不要な演出、いらないシーン、テンポの悪さ、が随所に見られ、特に最期のシーンはあまりにもくどく、そこに尺が取れるなら他にもう少し丁寧に描くところがあっただろうにというのは何故誰も彼女に助言をしなかったかのか不思議でなりません。 その稚拙な演出のお陰で大分見ている人間にストレスを与えてきます。 この方は確かに舞台芸術を作るといったことに関しては素晴らしい才能をお持ちなのだと思いますが、お父様の威光を借りて学芸会をやるのは誰も幸せにならないと思いました。 どんな人でもきちんと勉強してからプロとして出てきて欲しいです。 もう一度言います。役者陣の演技は素晴らしく、こと藤原竜也さん、窪田正孝さん、本郷奏多さん、奥田瑛二さんに感動しました。 あと玉城ティナさんも素敵でした。
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