七つの会議のレビュー・感想・評価
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胸が痛くなる、そして熱かった!
同じ会社勤め人として、胸が痛くなる、目を背けたい、そんなシーンが被せるように迫ってくる。
昭和世代の人間ならば、映画のようなシリアスな体験までとは言わないけれど度合い違いはあってもほとんどの人がでもあるはず。
今の清潔で正しさだけが許される時代とはちがう、落としても大丈夫な3分ルー
ルがまかり通り、電車のつり革にもたれかかるように眠りながらの残業帰り、今ならセクハラパワハラと言われるだろう上司や顧客に耐えた日々。
そんなの思い出しました。
ハッカクサンのようにできるか、ナカガワサンのようにするか。
ドラマみたいなことは自分にふりかかるとは思えない。けれど、考えて、決めておこうと思わせる。
そんな難しいことは抜きにしても、あっぱれとは言いがたいラストは正解だったと思う。
終始飽きさせない展開
ミステリー風に考えながらも、難しすぎず、
テンポもよく真相が明らかになっていき、
終始飽きずに鑑賞できた。
空飛ぶタイヤよりも、話が大きく、最後もきれにいまとまって、鑑賞後はかなり満足。
野村萬斎の演技はサラリーマンぽくはなかったけれど、インパクトがあってあれはあれでよかった。
観て損はしない映画ではあったが、ただ、ドラマのようで、名作としずっと心に残るまではいかない、というところ。
面白い・・が
野村萬斎の芝居が好きじゃない・・もう、これは何を見てもそうなのでしょうがない。野村萬斎さんの芝居ってそこに心が無いように感じるのは何で何だろ?
以前のNHKのドラマよりエンタテインメントに作ってあるので内容の濃さは負けるが楽しめた。藤森さんが良い‼️香川さんの芝居を大袈裟という人もいるが物語から外れてないのは高度な演技力だと思う。
野村萬斎の存在感
野村萬斎の存在感がすごい。一人だけ演技の質が違う。もちろん全員が演技達者なのだけれど、野村萬斎だけは雰囲気も迫力も他とは異なる。まるで柳生一族の陰謀の萬屋錦之助を見ているかのよう。そんなぐうたら社員がいるか!
ストーリーも極上。会社の不穏な空気を察したベテラン社員二人が野村萬斎演じるぐうたら社員の謎を暴こうとして、どんどん会社の闇に近づいていく様は、我々が望んだ池井戸作品の骨頂。
一見頼りなさげな二人がじわじわと真実ににじり寄る過程は最高にワクワクする。真実を観客に提供してからの会社の「政治的な判断」も池井戸節が効いていてたまらない。そしてそれを追い詰める野村萬斎の啖呵!最後の最後に香川照之の涙!
野村萬斎の演技を見れただけでも非常に強い満足感があるのに、最終局面での香川照之との掛け合いがさらに畳みかける。あのシーンを見るために何度でも劇場に足を運んでもいいくらい。
キャストの無駄遣い感はあるけれど…
4作品見る予定の日では一番期待していなかった作品。その期待値の低さがよかったのかな、結果すごく楽しめた🎶
トレイラーの時点で悪い顔した半沢組+@の方々が気になっていましたが、作品観たあとでは野村萬斎の演技の切り替えの見事さに脱帽。終わりの方では八角さんがイケメンにすら見えてきた萬斎マジック+゚。*(*´∀`*)*。゚+
みんながみんなあんなに揃いも揃っていやらしい顔をするというのは監督からの絶妙な指示が出ていたのかな? (*´艸`*) それにしても演技派オールスターの揃い踏みに加えて若干の無駄遣い感あったかな。キャスティング的には申し分ないんだけど出演時間の短いこと短いこと…。でもこのキャストの面々に岡田浩暉が名を連ねたのは個人的には嬉しい限り。そして最後には大好きな役所さんまで!
どぉしても「邦画アレルギー」の名残りみたいなものが自分の中にはあるんだけど、この作品は眠気なることもなく終始一貫して楽しめました❤ ❤ ❤
結局
日本人の体質なんだろうという最後の「落とし込み」は、ある意味で日本人に対する失望でもあったりしますが、これまで明るみになった不正の現実や経営者の言い訳等が全て凝縮された皮肉が、面白かったと思いました。
すいません。間違ってましたと誤りを正せないのは、間違うはずがないという前提(ある意味で性善説)だからだと思うし、立場が変わることで、あっさり翻すのも日本人なのかも知れません。
この辺りは、将棋とチェスの違いかな?
色々、突っ込みどころは満載でしたが、まぁ、これはお話として…。そこを考えなければ、非常に良質なエンタメだったと思います。
あと、会議って、七つあったんだっけ?
(数えてないから不明)
DVD買ってまで観ようとも数えようとも思いませんが…
役者が凄すぎ
なには、ともあれちょい役からメインまで役者が凄い。演技対決みたいな映画だった。
凄すぎて、笑いそうになった。内容も思ってたより難しくなく、わかりやすいし、日本の社会での問題提起してると思う。
私の中で😊
野村萬斎さんの作品にハズレなしなんですが
この映画も良かったです😊
もっと難しい内容かと思って、結構構えて観ましたが
分かりやすかったです😉
ドーナツ美味しそうだった✨ドーナツ泥棒の犯人がちょっと意外だったな笑
豪華な俳優さん達に圧倒された🤭
七つの会議と言うよりも、野村、香川、及川、吉田、土屋、鹿賀、北大路達七人の競宴
私は本作を2月10日の3連休の中日に観た。と言うより、当初の予定では「ファーストマン」を観るつもりで出掛けたが、席の予約をしていなかったので、「ファーストマン」がその日の分は総て完売していて観られないので、急遽観賞映画を本作「七つの会議」に変更したのだった。
でも、これが意外にも私には正解だった。野村萬斎は、古典芸能では素晴らしいキャリアを持っておられる大ベテランではあるけれども、彼が現代劇の、しかもビジネスマンを演じる事に少なからず違和感と言うか、勝手に臭いかな?と言う先入観を持っていた。
何しろ、「のぼうの城」は全く楽しめない作品だったし、予告編を観た印象では、この八角と言う主人公のキャラにリアリティーや、魅力が感じられない気がしていたので、何となく普段ならスルーしてしまう映画だった。
しかし、普通ならスルーしてしまう筈の本作をいざ観てみると、とても緊迫感があって、登場人物同士の誰と誰が、本当は裏で繋がるのだろうか?ラストに向かうまでの社員同士の裏駆け引きが中々読み難い形で物語が進行してくれていた点が、私にはかなり楽しむ事が出来る要因になった。
まあ本作の原作が池井戸潤である事を考えれば、面白い展開になって当たり前で、楽しめる作品になるのは当然で、スルーしようとしていた私の方こそ、あまのじゃくだったのかも知れないな。
映画はやっぱり先入観を捨てて、気持ちを白紙にして楽しむのが一番と言う事を再認識した作品でした。
それに本作の魅力は何と言っても、野村を囲むキャスト陣がめちゃめちゃ素晴らしい豪華キャストだった事。
出演キャストの味わいを充分に楽しめる作品と言う点に於いても、今年のヒット作である「マスカレードホテル」とは出来栄えが数段格上だったと思う。
香川氏の芝居が良いのは当然の事だけれども、キャストのみなそれぞれが、とても嵌り役に思えた!中でも特筆すべきは、及川氏のイキイキとした表情が素晴らしかった点!
TVの人気シリーズの「相棒」で見せる、水谷に気を使った芝居と違い、水を得た魚が、大海原で気持ち良く泳ぎ回るような豊かな表情が最高だった。「相棒」では及川氏の俳優としての豊かさをきっと水谷に盗まれていたのだろう。
そして、出番が少なかったけれども、吉田羊氏が良かった! 彼女の確かな芝居の巧さは言うに及ばず、彼女だからこそ自然に醸し出せる場に合った空気感と言うものがひしひしと伝わって来た。
それから、土屋太鳳も大健闘していたね。
「マスカレードホテル」もそうだけれども、矢張り女優さんの個性や魅力を巧くどこまで活かせるかどうかで、作品全体の出来栄えのランクがガラリと変わるのかも知れない。
その為には、監督の演出の巧さもあるだろうし、脚本が細部に渡る登場人物の一人一人まで、しっかりとした命あるセリフや個性を持たせる内容に仕上がっているかどうかと言う点に尽きると言う事なのかも知れない。
本作では欲を言うなら、伏線の描き方をもう少し自然に、さりげない形で見せて欲しかった気もする。そうでないと伏線の回収の為の説明書の様な作品になってしまうと作品の面白さが半減しかねないので。
だが本作は、思わぬ拾い物をした様で、何となく楽しく映画館を後にする事が出来て良かった!
本は面白いのかもしれないが・・
お馴染みと言える人が、予定通りの役を演じていた。
映画好きとしたら、驚きは無く、なるほどね。って感じ。
擬装、隠蔽など、まさに今の内閣を現しているのかと、思えて、最後も結局は何事もなかったかのようになるのかなと思ってしまった。
商業映画だから仕方がないが、香川照之は、癖のない普通の人を演じたのを見たいしし、もう、会長って言ったら北大路みたいな配役はやめてみませんか。
隅から隅まで
役者さんと一言で言ってもたくさんの分野がある。その道を極めた方たちが集まった作品だと知らず観に行って驚いてばかりだった‼️
野村萬斎さんの変わり者の演技からもの悲しげで優しい語り口のギャップがとても良かったです。一気にファンになりました。
現実を考えたらあり得ないこともあると思うけど、世の中に無くはないことだと思った。
最後に出て来た弁護士さんも黒幕なんじゃないかと分からなくなるくらい、役者さんたちの演技に振り回される映画でたくさんの人におすすめしたいです。
観に行って良かったです。
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