七つの会議のレビュー・感想・評価
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堺雅人のいない半沢
池井戸潤原作で、キャストも演出もほぼ半沢なので(またあのパターンね..)と予想していましたが、予想的中。またあのパターンでした。
ただ、主人公である野村萬斎が強烈なスパイスとして存在しているので池井戸作品を見飽きた人にも一見の価値ははあります。
グウタラでダメ社員なはずですが、全てを見透かしているような野村萬斎演じる八角が見ていて凄く面白いです。
物語序盤、登場人物の会話中に突然背後から現れたり、近づいてきた人間を地方に飛ばしたり、どこかホラー的な存在として物語に登場します。もちろんそれだけで終わらないのが池井戸作品ですが。
安定の役者陣はもちろん上手いので見る価値はあります。ハズレ映画を引きたくない方にお勧め。
劣化半沢?
どうにもね、2時間で詰め込みすぎた為にキャラへの感情移入がいまいちでしたね。
半沢ドラマメンツの作られてしまっている俳優陣頼みという感じがしました、でも半沢ほどの個性もでてないしじっくりキャラ作りがされていないのでなんだか半沢直樹のドラマをめちゃくちゃ薄味に作られたようなイメージでしたね。
野村萬斎に関してはさすが個性が強くてよかったです。
ドラマでもあったようで、見てませんがおそらくそちらのが面白いんだろうなあと。
まあ、この映画で伝えたかったのはラストに集約されてるんでしょうね、必ずしもサムライ魂が正論ではないって事。
名演技
アマプラにて。
原作を知らず、半沢直樹と同じ方だと知らずに鑑賞。
なんか出演者同じだな〜と思ったら池井戸潤なのね。
作品はとても面白った。
まず野村萬斎様の演技。もう一人映画でもいいだろってレベルで素敵すぎる。所作、表情、間、どれをとっても最高すぎる。ちょっとわざとらしい感はあるけど。
周りの演者も最高。カマキリ先生、ラブリン、ミッチー。みんな大好き。
世界観にぐいぐい引き込まれて、最後の結末まで飽きずに見られた。
半沢直樹の下位互換という印象
野村萬斎さんに罪はないが、キャストや題材からどうしてと半沢直樹と比べてしまう。
特にキャストはなぜもっとガラッと変えなかったのかと思う。及川さんの半沢直樹スピンオフ作品だと言っても通るんじゃないかと感じた。
ラストの大和田ぶ…いや、香川さんの力のこもったお芝居はグッときた。
割と面白かった。
2時間は少し長くは感じるもラスト付近も少し感嘆し楽しめました。
が、ドラマ半沢直樹のキャストばかりなのは原作が同じ池井戸潤だからなのか同じ人ばかり起用。何故なのか少し気になる。メガネのドーナッツの女性がかわいい。
少し気になるのが主演の野村萬斎やミッチーなどの全体的なキャストの演技がわざとらしい(監督の指示なのかもしれないが)
話はおもしろかったけど、
冒頭の緊張の会議のあとの、主人公、「八角」の寝起きやオフィスでの芝居からなんかわざとらしくてヘタなかんじに見えた。
それ以降、他の俳優がいいだけに、その主人公の表現や芝居に初めから拍子抜けした。
主人公ものらりくらりした、風変わりなキャラなんだろうけど、なんかなー、「ヘタな」、棒読みのような、話し方、笑い方が安っぽい芝居の印象だった。
ブサイクなアニメの主人公の実写版みたいなキャラの雰囲気や演じ方に、見てて抵抗というか違和感もあった。
周りの俳優がいいだけに(笑)
ま、その主人公もあえて意図してそういう演じ方だったんだろう。
歌舞伎か狂言かわかんないけど、顔もノペーってしてるかんじで、まだオリラジの人の方がカッコよく自然でうまく見えた。
ストーリーは興味深くおもしろくはあったけど、俺にはその主人公のクセのある顔や芝居が気になってしょーがなかった(笑)
ハラスメントと闇
面白かった!池井戸ドラマファンは必見✨✨
キャストが半沢や下町ロケット🚀など、
池井戸ドラマ出演者ばかり。
ハラスメントから始まった、不自然な人事異動には、裏に隠された秘密があった。
やっぱり、日本の企業なんて、誠実ではないところばかりなのかね。。
パワハラが生んだ悲劇は、沢山あると思う。
役員の思うまま、ハラスメントを処理するのではなく、ちゃんと見直さなきゃならない。
誰かが勇気を持って告白しないと、変わらないのかもしれない。
企業の闇を見た気がした。
空飛ぶタイヤと重なる。
半沢直樹の後で
あの雰囲気をもう一度味わうために見た。
野村萬斎は、のぼうの城の怪演が印象に残ってるけと、
半沢出演者の濃い演技まったく引けを取らない存在感。
一見ぐーたらだけど本当は凄い役柄を、できるなら
美味しんぼの山岡士郎もやったらどうだっただろう?
と思ったりもした。
社内政治というか出世て大変ね
ここまで縦割りというか、政治のような会社にいたことがないんやけど、おもしろかった。
半沢直樹みたいなもはやコント?感も薄くて、違和感は少なかったかなぁと。なーんでみんな悪いことしちゃうかなー同調圧力てあるよねーとかふわふわ思いました。
分かりやすく面白かった。
ドラマ版「半沢直樹」が好きで、
池井戸潤原作のドラマ、映画は全部観てると思うのだけど、
半沢2はやりすぎ演技に目が行って、
結局何の話だっけ?と思ってた自分には
こちらの作品の方が乗れた。
主人公の謎なキャラクター。
どうもヒーローぽくはない。
香川照之も完全な悪者ではなさそうだ。
と前半のふりが効いててどんどん世界に入って行けた。
会社のトップが俯瞰で見て会社の隠蔽を正して行くではなく
会社のどちらかと言うと立場の弱い人や、
追い詰められた人たちが会社が隠してる謎を解いて行き、
八角に辿り着き、
さらにデカい問題に発展して行くという構図が面白かった。
野村萬斎さんの台詞回しが少し苦手意識があって、
なんかリアリティ無さ過ぎないか?と思ってたけど、
八角のキャラは怪しさがマッチしててとても良かったと思う。
池井戸潤作品オールキャストって感じの豪華さも
見てて楽しかった。ラストにあの人まで!
久々に見ごたえるのある映画
リコール隠し。池井戸潤作品にありがちな、ワンパターンな話のようではあるが、野村萬斎はじめ出演者が好演。最後まで、飽きる事なく見る事ができた。ここまで熱中して見た映画は久し振り。さすが池井戸潤だなと思った。不正はなくならない。営業成績をあげるためには偽装もする。よくありそうな話ではないか。日本のサラリーマンの悲哀を感じる。その点はリアリティがあったと思う。実際のボルトの強度がどうだとか見る側はそんなリアリティさは求めていない。他の人のレビューでズレてるなと思った。ナンセンス。
半沢直樹とキャストが被っていたので気になって見てみました
Amazonプライムで見たのですが最初はただのパワハラブラック企業ものかと思ったら違いましたね。
日本人って正義や法律より会社内のルールや上司の命令が優先されるじゃないですか?例えそれが間違ったことだとしても。日本人ってそう言った上からの圧や同調圧力に弱いんですよ、そのことから起こり得るパワハラ、過大なノルマ、隠蔽体質なところがよく表現された面白い映画です。
最初はドクズ不良社員だと思っていた八角さんが物語の鍵で真の主人公、会社の不正を追及していきます。
八角さんの最後のセリフシーンが日本人の本質を語っています。
THE・池井戸潤
池井戸潤原作のドラマが好きでよく観ているので、今作もレンタルですが観ました。
感想
半沢直樹と同じ出演者、監督、脚本家+狂言師 野村萬斎で送るお仕事エンターテインメント!
安定の弱者の反撃劇。そして、とどめの社会風刺への一撃。
いつもの池井戸潤節で池井戸ドラマファンなら確実に楽しめると思う。また、半沢直樹を観ているひとなら予想外の展開も後半にあるので、そこも注目です。
総評
安定の濃い役者陣の濃厚な反撃型お仕事エンターテインメント映画で楽しめた。同じ池井戸原作映画、空飛ぶタイヤより圧倒的に盛り上がれたので良作だと感じた。
会社とは
グータラ係長が不可解な動きをする序盤から中盤にかけてはとてもおもしろかった。
終盤は、ちょっと会社というものを考えさせられ萎えた感じはします。
最後の侍の下りは、特徴的で面白い締めでした。
キャスティングは、豪華ですね。池井戸作品にでてくる常連さんが多数出演しています。
半沢直樹や空飛ぶタイヤなどが好きな方は見るべきかなと思います。
何年か前に日本の大会社でニュースになっていた件と重なりました。
型破りサラリーマン系映画として傑作
釣りバカ日誌を筆頭に、型破りサラリーマンネタは一定の需要がある
本作もその系譜に連なる作品といえるが、
若干社会人二年目病をこじらせている感が否めない、
だがそれが娯楽作品として痛快さを生み出しているので良い
章立てで作られた展開は非常に見やすく、過不足なく説明されている。
演出も適切で、過剰ではあるがそれが面白いので役者の演技も良い
特に藤森慎吾、素晴らしいクズっぷりだ。必見。
伏線の回収も丁寧で、構成が良くできている。
最後、一連の事件に対し、意見を述べるシーンも良い
長さもちょうどよい
登場人物の葛藤する様子がリアルに伝わってくる演技
半沢直樹が好きならみた方がいいよという記事を読んで見ましたが、とても良かったです。原作未読ですが、ぜひ読んで見たいなと思いました。
小道具を使った伏線の回収、素晴らしかったです。
黒い煙のようなものがでてきて登場人物の名前が表示される演出も好みでした。
後は言うまでもなく俳優陣が最高でした。
働く人の葛藤する様子が、緊迫感を持って伝わってきました。今作の登場人物は、人間味を感じられて共感しやすかったです。
個人的には半沢直樹のとまりが大好きなので、ミッチーが長時間見れて最高です。
対抗できるか、できないか
半沢直樹が大好きです。「半沢直樹ファンは七つの会議を見るべき!」というネットの記事を見つけたので、これは見ないとと思い、鑑賞。半沢直樹と同じ原作者、同じ監督と聞いたら期待しないわけないでしょう。
結果、やっぱり面白かったです。
しかし、惜しい。物足りない所も多々。
半沢直樹とどうしても比べてしまうんですよね...
東京建電の営業第一課で万年係長の八角(野村萬斎)は、ぐうたら社員で出来損ないの社員というレッテルを貼られていた。
お馴染みの香川照之や及川光博、片岡愛之助に北大路欣也。それ以外にも半沢直樹の出演者多数。
俳優陣には文句一切無し。この作品の1番の見所。
野村萬斎もこの映画をかなり面白くしているし、オリラジの藤森もイヤなやつがスゴく似合っていた。ファブルにも出てたし、藤森には今後も期待ですな。
小道具を使っての伏線回収は流石と言ったところ。
これを見るためにと言っても過言じゃないくらい、この伏線回収が好き。なるほど、そういう意味なのかと騙された感じでこれもまた見所のひとつ。
展開もピカイチ。
そ、そんなのデタラメだ!証拠を出せ!これが証拠だ!
いやーな奴をギャフンと言わせる池井戸潤作品はやっぱり最高ですな。これだから止められない。
ただ、欠点としては盛り上がり。
緊迫感がほぼ無いし、後半につれ面白くなるどころか前半で山場を超えていたため、後半にテンションは上がらなかった。
なぜ?と思うところがいくつもある。
法律や親会社、航空にネジ工場。
突っ込まずにはいられないほど、甘かった。
そういった知識があまり無い私でもそう思うのだから、このような仕事をしている方はかなり疑問を抱いたのでは?解説が入るくらい巧妙であって欲しかった。
誰もが見やすいエンタメだとしてもだ。技術や会社についてよく調べるべきだと思う。リアリティは大切だよ
そして、終わり方にはしっくり来なかった。
劇中に疎らに発言してこそ、グッと来るものがあるんだよ。一気に慌てて言われちゃ感動も何も無いよ。
最高というレッテルを貼らているがために期待以上とはならなかったが、演者による相乗効果か中々面白かった。しかし、もっと出来たはず...
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