七つの会議のレビュー・感想・評価
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完全な駄作・・・
NHKのドラマは、東山紀之が演じて非常にシリアスなところがあって良かったです。会社、サラリーマンは色々なしがらみもあり、大変だと。
ただこの映画版は、もう野村萬斎の話し方からいって変。
こんな舐めたサラリーマンいないでしょ?
あと半沢直樹シリーズのせいか、出演者が毎回同じ。これは、もうダメだね。
ミッチーの演技が一番良かったし、確かに朝倉あきは可愛かった^ー^
ドラマ映画だけど、最後の役所さんにドキッ
話はとある電気屋さん企業の不正・隠ぺいにまつわる
企業戦士たちのそれぞれ
ただみんなで顔芸ですか?っていいたくなるほど出演陣が濃いい
野村萬斎さんには今回人としての影を感じなかったな
それが残念
あたしは最後の役所さんが良かったなぁ、あの笑顔
あの声、好きやな
御前の北大路さんのあの感じTBS系で何回目ですか
はまってますけどね
最後の会議の部屋の広いことw
ねじ六の音尾さんは良かったね、あのねじ工場をもっと
絡めたほうが話に説得力を持たせられたかなと
登場人物が豪華なのでつながりが丁寧でなくポンポン出てきちゃう
池井戸さんの作品の良さが薄れちゃってもったいないわ
作品の重厚感はNHKのほうがあった
軽いのよね、それがサラッとしていて見やすさもアップするけど
半沢直樹と下町ロケットと陸王のガラガラポン
野村さんお疲れさまでした
「映画」というより究極の「芝居合戦」
七つの会議
鑑賞日 2019 2/15
原作未で鑑賞。もともと見に行く予定で、映画.comでの評価が非常に高かったので期待値高めで見に行った。結果は期待通りで、とにかく面白かった。まず次々と社内で起きる不可解な人事の謎を解明しようと及川光博演じる原島万二と朝倉あき演じる浜本優衣が動くのだが、野村萬斎演じる八角民夫が全て関係していると知り……といったストーリー。自身のこれからの将来の安定か、会社か、それとも正義を取るか、その判断がとても難しいと思った。また、最後に八角が日本の会社の不正について語るシーンがあるのだが、そこで最後綺麗事を言って終わらせるのではなく、「絶対に不正は無くなることはない」と言って終わるのも皮肉的で、印象的で良かった。また、キャストの演技も良く、特に野村萬斎と香川照之の演技対決が良かった。「映画」としてみるのもいいが、ひとつのお芝居劇としてみるのもあり!
半沢直樹のリブートかな?笑
原作者もスタッフもキャストもほぼ同じ。
映画の雰囲気やストーリーも大体一緒。
何が違うのか。
唯一違うのが主人公。
堺雅人から野村萬斎に変わりました。
堺雅人は半沢直樹の撮影で何かしら確執があったとかいう記事を読んだことがあります。だから半沢直樹の続編は作られないとか。
眉唾な噂です。
野村萬斎と言えば、シンゴジラを考えるか、のぼうの城を思い出すか、どちらかですね。
今回は後者です。
ひょうきんな役にはハマります。ひょうきんでいて実は裏がある。
半沢直樹と同じキャストの人達は、大体同じような役どころ。
今回も出てくる香川照之。
鬼のような上司として登場するから、やっぱりこいつが悪役かな?
クライマックスはやっぱり会議室。
うーん、懐かしい気分。
台詞まわしも笑えるし、展開もテンポよい。ストーリーもワクワクする。
なかなか満足。
1つあげるなら、野村萬斎は終始雰囲気あるけど、激昂する演技だけはちょっと勢い不足かも。
堺雅人をイメージし過ぎてたけど、それは仕方ないよね。
何を誇りに働くか?
レンタルDVDで鑑賞。
原作は未読、NHKのドラマ版は未見。
居眠り八角は敵か味方か。得体の知れなさを振り撒いていたので妖怪みたいなヤツだと思って観ていましたが、話が進むにつれて本当の姿と想いが浮かび上がりホッとしました。
大企業の隠蔽を巡る群像劇が展開され、下剋上は薄味だったものの、組織の中の個人の問題、正義と忠誠の間で揺れる人間模様など、観応えたっぷりのドラマに引き込まれました。
物事の本質を見失ってしまったら、全てを道連れにして落ちていくだけ。気づいたらずぶずぶと底無し沼に足を捕られて、ある一線を越えてしまったら、もう元には戻れない。
「不正や隠蔽は、減らすことは出来ても決して無くなりはしない。何故なら、日本はそう云う国だからだ」。八角の言葉に考えさせられました。何を誇りとするかが問われるわけか…
とは言え、やはり池井戸作品は連続ドラマでないと魅力が大分削がれてしまうなと思いました。駆け足感がハンパなく、カタルシスが薄まってしまっているような気がしました。
※修正(2024/01/22)
野村萬斎を絶賛している人がいるが、私はどうしてもだめ。 まるで演劇...
野村萬斎を絶賛している人がいるが、私はどうしてもだめ。
まるで演劇を見てるようなあの喋り方、どうにかして!
現実にあんな喋り方する人なんて見なことない。
いたら笑っちゃうよね
正しい?大人のケンカの仕方!
社内において仕事のことで“自分の意志を通す”ために
同僚や上司に掛け合い、ディスカッションすることは
まま、ありましょう。
ですが会社そのものに、一介の社員が異議申し立てを
するなど到底あり得ないでしょう…
もし会社を相手取ってケンカを挑もうとするのならば
それ相応の“覚悟と意志”をもって
自分を貫くしかありません。
「一か八か」の大きなケンカ…
退職、罰則も顧みない行動の〈その真意〉は
そんなリスクを犯してまでするような
〈崇高な意義〉を帯びているのだろうか?
…と、ふつうのヒトならそんな考えを巡らせ
思い留まるでしょう…
〈意志を貫く〉行為は、はたから見たら単なる
〈わがまま〉 に見えるかも知れません。
また自分自身も途中から
〈意志〉なのか〈意地〉なのか分からなくなる
確信が揺らぐこともよくあるものです。
「一片の淀みなく、己が道を貫く…
簡単なようで、何と難しい事よ…」
わたしは思います。
結果、〈意地〉でもいいじゃないか。
逆の波風を、その帆に受けつつも
わずかながらでも、前進しているのであれば、…と。
「人間は失敗を繰り返す生き物である。
だが失敗を無くすことが出来るのも
また人間という生き物である。」
やれ【コンプライアンス】がどうの
やれ【ハラスメント】だのという文言が飛び交い
目に耳にしない日がないぐらい昨今の日常…
本作『七つの会議』を視聴し、メッセージを受け取った
わたしたちだけでも、せめて
【公正明大】でいたいものですね…
展開のテンポもよく、ストーリーに引き込まれました!
さて本作の評価が別れるであろうポイント、
俳優陣の“演技の大きさ”を許容できるか?
だと思いますが
それを〈エンターテイメント〉と取るか
〈メッセージ性の強さ〉と取るかの
差異なんでしょうね。
あと、一連のTBSが手掛ける池井戸 潤シリーズの
常連キャストを〈マンネリ〉と思う方もいらっしゃる
と思いますが、福澤監督のイメージと表現
そしてメッセージを過不足なく鑑賞者に伝えるための
ものだと、わたしは認識しております。
クセのある演技がクセになる!!
※追記です!
タイトル『独白』
本作『七つの会議』の最後、エンドロールと共に
八角が淡々と今回の事の顛末と、現代社会に対しての
諦観を独り語る〈 独白 〉のシーン…
現代の企業に従事しているサラリーマンを
武家社会の侍に例えた、八角のこのモノローグこそ
本作が最も描きたかった “ 主題 ” であろう。
この〈 独白 〉のシーンは映画オリジナル!
池井戸 潤 著書の原作では語られなかった部分。
このシーンを新たに付け足したことで
さらに物語の奥行きを出すことと
鑑賞者に考えさせる余地と余韻を
上手く引き出すことに成功しているなと思いました。
あと、やはり注目なのは様々な表現畑から集まった
堂々たるキャスト陣、表現者たち共演の宴!
落語家、歌舞伎、お笑い芸人、そして狂言師…
そんな彼らが織り成す〈化学反応〉を
観れたわたしは幸せ者です!
あのぐらい大きな演技だったからこそ
このテーマを伝えることが出来たのだと思いました。
福澤監督の次回作もまた、池井戸作品だそうなので
この路線を維持しつつ、新しい試みにも挑戦して
下さるよう期待しています!
2019/02/18 劇場にて鑑賞
二本立て二本目。さすが池井戸作品、安定の面白さ。 騙し騙され企業内...
二本立て二本目。さすが池井戸作品、安定の面白さ。
騙し騙され企業内戦争。誰がいい奴か、悪い奴か、なかなかはっきりしないところが非常に面白い。見応え大いにあり。
ただねえ、日曜劇場感が主人公の名前が如くまんさいなのよねー。出てくる面々がこれぞ日曜劇場集大成。なんか劇場で見ていて損した気分になる(笑)唯一新鮮だったのが朝倉あき、こんな女優さんいたんですね、なかなか良かった。
不正はなくならない!ほんとそう思います。
終わり方、秀逸です。
パワハラ
香川照之のパワハラ演技は安定してて楽しい。企業におけるパワハラの連鎖とか、ポジション高い=善人ではない構造とか、凄く説得力とリアリティーがあって良い。
映画のタイトルが残念。なんで、こんなコメディのようなタイトルにしたんだろう。。
野村萬斎主演作品に外れなしの法則
「のぼうの城」「スキャナー 記憶のカケラ」「花戦さ」と2010年以降だけで主演は3作のみ(狂言師なのだから当たり前だが)であるが、どの作品も一定レベルの面白さをキープしていた。
「陰陽師」のイメージが強烈なため、時代劇のみに出ている感が強いが、現代劇でも強烈な存在感を放っていたのが、この作品である。
池井戸ワールド全開の、今時こんな会社あるかよ!と突っ込みたくなる営業会議風景や、萬斎演じる万年係長の立ち居振る舞いは痛快である。
が、この映画はここから本領を発揮してくる。
周囲に流されず、我が道を行く男と思っていたら実は辛い過去を抱えながら懸命に生きていたという事実を知った時、涙が流れるし、彼を演じる萬斎の凄みも体感できる。
秀作である。
<2019年2月3日 劇場にて鑑賞>
最高傑作
こんにちは、LEOです。
私は映画好きなので何を観てもまあまあ楽しめます。
しかしこれは本当に、キャスト、演技、シナリオにかけて全て素晴らしいとおもいました。
私が語るよりまずは観って欲しいくらいです。
特に野村萬斎の演技が素晴らしいです。
もし時間がある方は、一度観てみることを勧めます。
キャストの素晴らしさに劣らない作品とは
キャストの発表を見たときから私の周りでは話題になっていました。
すごすぎる、、
これにつきますよね
実力、実績揃いのこの映画は何よりも迫力がすごかった。
見ていてひたすらにあっかんされてました。
たくさん隠蔽の話は映画になってきたけれども、隠蔽を暴いておしまいが多かった。
だが、この映画は他にも注目できる箇所がたくさんあり見所がたくさんある作品となっていた。
うん、よい
野村萬斎の外連味
池井戸潤作品の映画化では、昨年の『空飛ぶタイヤ』は、”起きてしまったこと”への大企業と個人(下請零細業者)との壮絶で無謀な闘いの記録でしたが、本作は、”起きるかもしれないこと”、見方を変えると”起きないかもしれないこと”への企業組織の行動規範・倫理観と個人の正義感の確執がテーマです。
社会的には、特に最近頻発するデータ偽装を素材にしたコーポレート・ガバナンスの本質に抵触する重篤で深刻なアンチテーゼとも捉えられます。
ただあくまで娯楽作品としての本作の脚本が巧みなのは、必ずしも企業と個人を単純な二項対立の図式に置かず、各々を縦糸と横糸にモザイク状に紡ぎ合せて敵と味方が判然とせず、観衆を不透明感と不安感に晒し、その上、野村萬斎扮する八角係長が顕かに主人公だと認識させつつ、彼に得体の知れない不気味さと怪しさを漂わせて謎を深めさせるという、一級のミステリードラマに仕立て上げていることです。前半に多用されたローアングル・からの仰角カットは、その効果を一層掻き立ててくれました。
但し、そのために物語の中核である両者の対立軸が靄の中に霞んでしまってストーリーが拡散し、晦渋な中盤となりやや倦怠感が広がったことも事実です。
更にカメラの視座をこの主人公ではなく、平凡なOLと梲の上がらないその上司に置いているので、余計に観衆は先の見えない焦燥感と鬱屈感に苛まれ、まんまと監督の仕掛けた罠に嵌り込みます。それを演じる野村萬斎の演技は、今回も秀逸です。中でも目の芝居、射抜くような鋭利な眼光を放つ時と焦点の定まらない鈍重な眼差しのメリハリは、声調の抑揚と合せて芸術品です。彼といい、片岡愛之助、香川照之(市川中車)といった古典芸能役者の所作の美しさ、姿勢の良さは際立っており、観ていて誠に心地良いです。
また女性を疎外した男のドラマに終始してしまったことは、日本の企業の現実を鑑みるに、残念ながらリアルな設定といえるでしょうが、小学校の子供の喧嘩のような組織のボスと子分による縄張り争い、営業会議や御前会議の大仰な設えと進行舞台設定は、実際にはあり得ない大袈裟過ぎる強い違和感のする誇張的表現です。
ただこれは、本作がビルの執務室と会議室で9割方が展開するストーリー構成故に、ナチュラルに演出するとオフィスの日常風景にしかならず、映像に極端な抑揚の造作や演出をつけて画を持たせざるを得なかったのでしょう。その点でも野村萬斎の外連味はうってつけのアクセントになっていました。
出演者では、橋爪功の演じる子会社社長、鹿賀丈史演じる親会社管掌役員キャラクターには嘗ての職場での既視感があり、懐かしくも苦いノスタルジーに耽ることが出来ました。中でも経理課員の藤森慎吾は強烈な個性で出色でした。その小心な小悪党ぶりは、甲高い声音も相俟って、強きに媚び諂い弱きには徹底して居丈高に接する、典型的な嫌な奴を見事に演じ切りました。悪役のエッジが効いてこそシーンが引き締まり主人公が引き立つのは映画のセオリーです。彼の悪役にこれからも期待しましょう。
立ち位置がよく判らなかったのが北大路欣也です。風格ある重厚さと無責任で節操のない言動のアンバランスは、あまり実感が伴わず受け入れ難いキャラクターでした。
総じて傑作と言えますが、難を言えば、非常にオーソドックスな、ある意味でハッピーエンドのラストは意外性に乏しく残像が描きにくい点です。現実社会に合わせた捻りを効かせたエンディングでもよかったようにも思うしだいです。
全526件中、161~180件目を表示