ハナレイ・ベイのレビュー・感想・評価
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吉田羊、たまに春樹節
基本、村上春樹は忘れて鑑賞して良い作品だと思うのですがところどころたまに春樹節セリフが出てきて「うわっ」っと思った(笑)
あの無機質なそこそこ良いマンションが出てくるので、そして年に一度ハワイに来てわりと金に困ってなさそうに優雅に浜辺で読書にふけったりバーでピアノを弾いたりしてるのでどんな壮絶で不幸な人生を送って苦労をしてきたと言われてもいまいちピンとこない。
あの表参道、青山っぽい場所でのサーファー大学生との再会も春樹な感じ(笑)
そしてみんな英語流暢。
30年前も10年後も同じ吉田羊が演じるのはいくら綺麗な方でも無理があるな(笑)まぁ別にこだわるほどのシーンでもないのかもしれないけど。
うーん、何というか、村上氏はハワイに別荘をお持ちのようでその滞在時の心象風景を短編にしました、、、みたい感じの作品なのでそれを映像化しても特に悪くはないけど何がどうというわけでもないという作品になっちゃうよね。
吉田羊さんてどの作品でもわりと似たような号泣の仕方しますね^_^
ところで観客に「鑑賞後に開いて下さい」と封筒にまで入れられて配布されたあの息子少年の写真のポストカードは何だったんですかね?あれを見て何を思えというのかな。席の横のカップホルダーに置いて帰りましたけど(笑)
れおくんと虹郎くんどうやってかかわるのか自分が想像つかないような交...
れおくんと虹郎くんどうやってかかわるのか自分が想像つかないような交わり方するのかと思った。けど特にそういうわけでもなかった。
あとテラハに出てたかいくんはサーファー要員なら二重丸だろうが、役者としては台詞棒読みすぎる。
映画ハナレイ・ベイ
想いは、静かに、少しずつ、徐々に重さを増し、そして溢れ出る。
映画ハナレイ・ベイは、何か生きることに力を与える作品だ。
お父さんのこと、嫌いだったんでしょ?小説にはない(はずの)、このセリフが、そっと重くのしかかる。僕のことも好きじゃないよね?と続けて言っているように思えるからだ。
親子だからといって価値観が一緒というわけではない。
僕は、ガンで亡くなった父とは感情のすれ違いが大きかった。それも、かなり。
亡くなる前に、父と少し話た時、自分は最後まで諦めないで治療をするが、自分の意識が戻ることがないと分かった時は、延命措置をしないこと、母親のこと、お墓のことなど言付けられて、覚悟のしっかりした人だと、初めて感心した。それでも、僕は、父が亡くなった時も、お通夜やお葬式でも淡々と過ごしていた。
小説ハナレイ・ベイは、淡々と物語が展開する。サチが、片脚のサーファーを探し回る場面も、簡潔に表現されていて、その思いは、読み手の気持ちや、過去、或いは想像力に委ねているかのようだ。
映画ハナレイ・ベイは、吉田羊さん演じるサチが、片脚のサーファーを探し回る場面を、そして、膨らむ思いを丁寧に撮っている。サチの感情の振れ幅が、小説より大きく感じる。でも、これは良いと思えた。
僕の親しかった従姉が、亡くなった父のために、お線香を上げに訪ねて来た。それまで、普通に淡々としてたのに、帰る従姉を見送るため玄関先まで出て、二人きりになった時、なぜか涙が溢れ出た。今でも、何故、涙が溢れたのか、悲しかったのか、あの従姉を前にしたからだったのか、説明はつかない。僕が涙を流したことを知ってるのは、あの従姉だけだ。理由は、きっと一生、見つからないような気がしていた。ただ、この作品に触れて、少しだが、いつか、それを理解できるかもしれないと思った。僕の中にある、わだかまりのようなものが昇華するように思えたのだ。
だから、映画ハナレイ・ベイを好きだと思った。
その手からこぼれ落ちて初めて、重さを感じることもある。
タカシを嫌いだった。でも、愛していた。相反する気持ちは、誰もが抱く感情ではないのか。どうして、自分にはタカシは見えないのか。どうして自分の前に現れてくれないのか。会いたい。カウアイの自然は自分を受け入れてはくれないのか。タカシは自分をどう思っていたのだろうか。父親の残したカセット・プレーヤーで音楽を聴きながら、サチの心を見通していたのではないか。想いはサチの胸を貫く。会いたい。
物語の締めくくりは、どこか軽やかさを感じさせる。喪失感は絶望ではない。遠くに見えた片脚のサーファーはインバランスの象徴だ。片脚のサーファーは、波には乗らない。立ったまま、じっと何かを見つめている。でも、微笑んで立ってるような印象だ。
どこかで喪失感を抱えながらも、バランスをキープして、時には軽やかに生きて行かなくてはならない、サチや僕たちのようだ。黙っていても、時間は未来に向ってい行く。正解などなくても、僕たちは生きて行くのだ。
文学的で不思議な雰囲気
間や余韻、無音部分など、とても文学的な感じがしました。ハワイの綺麗な景色と相まって、独特な雰囲気があります。
ストーリーを、あらすじを説明するとちょっと単調ですが、不思議な後味です。
エンドロールではじめて村上春樹さんの原作と知り、なるほどと思いました。
吉田羊さんがとにかく凄い。感情がないところと、感情が爆発するとこの差がすごい。
もともと好きな女優さんですが、さらに好きになりました。
あと、虹郎くんもいい。ひょうひょうとチャラい感じと同時に言葉に重みを感じる。この人は作品ごとに良くなっていきますね。
◯海の匂い までして来る画 ✖️外人役者とサーフィンシーン
館内、女子だらけです。男、おらんです。ま、ま、ま、まさか、これって???
ピンポーン!エグザイル系でした!
近藤龍人の画で村上春樹が見たかっただけの俺、開始前に死亡。な悪寒。今日、寒かったしね。
何で泣く?
もう泣く?
ここで泣く?
そんなに泣く?
女子の涙は美しいけど、理解不能だ。
マン引き家族のオチは0.5秒しかなくて、観客を混乱させたけど、こちらは10秒はあります。原作に答え合わせを求めるまでもありません。安心して、切ない気分に浸れます。
近藤龍人の画は、やはり良かった!
息子が憎たらしい
羊さんカッコイイ、景色が美しい、2人組男の子の妙にアンニュイな感じがよい、ピアノがいまいち、暑い時期の物語だがいやに静謐に時間が過ぎていく
羊さんは最近「あんまり好きでなかった亡くなった人に会いたがり」だ
久しぶりに泣いた。 苦労したというだけあって、主人公サチの感情に揺...
久しぶりに泣いた。
苦労したというだけあって、主人公サチの感情に揺さぶられる。
少ない登場人物やセリフにより引き込まれたかな。
雄大で美しい風景に、どうにもならないやるせなさみたいなものを感じる。
最後は少し希望が見えるのが良かった。
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