ピアソラ 永遠のリベルタンゴのレビュー・感想・評価
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2018年度ベストムービー!
タンゴは知ってる程度だし、ピアソラの名前も聞いた事がある程度。でも、この映画を十分楽しめたし、最後にはピアソラを聞いてみたいなと思えた。
この映画の良いところは、ピアソラの音楽の素晴らしさを伝えているのみならず、一人の音楽家としての思想や哲学、そしてその背景となった彼やその家族の歴史を上手く切り取って見せたこと。ピアソラ初心者にも、とてもわかりやすく、優れたドキュメンタリー映画だった。
*ここ最近の、音楽関連のドキュメンタリー映画では一番見応えがあった。クラプトンやマリア・カラスの物は、個人的には今ひとつ楽しめなかった。
寝落ちしました。。。
自分はちょっとはピアソラのことを知っていましたから、少しは内容を理解できましたが、何も知らずに観た妻はもう誰が何???だったようです。ストーリーについていけなくなる瞬間もあり、食後だったこともありで、3回寝落ちしました。。。もっとわかりやすく作ってもいいと思うのですが。
ピアソラの家族の話が8ミリフィルムなど交えて細かに描かれていて、息...
ピアソラの家族の話が8ミリフィルムなど交えて細かに描かれていて、息子のドキュメンタリーの様だった。
音楽的なインパクトをもっと欲していたし、揺さぶられる様なピアソラの演奏が十分に伝わってこなくて残念だった。
邦題に異議あり
原題「Piazzolla, the Years of the Shark」
演出的にはピアソラの趣味とういうか創作のための大事なインターバルだったサメ釣りの「サメ」を象徴にしてまとめていたので「永遠のリベルタンゴ」てのは肩透かしだしストーリーのコアにもなっていない。
最後のエンドロールでリベルタンゴがドーンと来るのかと思ったら、まったく来ない。中盤に一回でてきただけ。
「ピアソラ サメの年月」で良いじゃないか。
サメ釣りが彼を救ってきたわけだし、サメ釣りに行ってアイディアを膨らませていたわけだから。
作品的には、ドキュメンタリーにもかかわらず、監督のアーティスト性を押し売りされたようなセンス良いでしょ系のサブカルかぶれ映画。
ピアソラの息子もキャストには要らない。
クラプトンのドキュメンタリーを100とするならば
本作は20。
伝記映画はなるべく本人中心に作らないとね。
残念。
オンもオフも魅力的
息子さんの回想を軸に、様々な時代の演奏映像、娘との自伝的会話の録音、鮫釣り映像等を用いて、ピアソラのオンとオフを捉えた映画。音楽家としては天才的で革命的だが、家庭は持つべきでは無いという。それでも息子さんは父に対して誇らしげで、ピアソラは魅力的。
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