「脚本家の坂口理子さんが好きで鑑賞しました。 神木さん演じる木山の視...」フォルトゥナの瞳 Aone145さんの映画レビュー(感想・評価)
脚本家の坂口理子さんが好きで鑑賞しました。 神木さん演じる木山の視...
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脚本家の坂口理子さんが好きで鑑賞しました。
神木さん演じる木山の視点で進んでいく物語。幼少期に大事な人を失った体験から死期が近い人間が分かるフォルトゥナの瞳の力を持ってしまった木山。自分に課せられた運命に向き合って人助けをしていく様子は2008年公開で小池徹平さんが主演の映画「KIDS」と似たものを感じました。
有村さん演じる携帯ショップで働く葵とは、彼女の死期が近いことを知り助けるために近付いたはずが付き合うこととなり、二人は愛を育んでいく。
ある時同じフォルトゥナの瞳を持った医師と出会い、本来死ぬはずだった人間を助ければ代償として自分の体が蝕まれ、いずれ死ぬことを告げられる。
木山は最終的には列車事故により亡くなるはずだったたくさんの人々を救うために自分が犠牲になるんですよね。
しかし最後に分かったのは、葵は幼少期に起きた事故で木山が助けた少女であり、自身と同じ誰かを失い人の死を目の当たりにする経験をしたことによりフォルトゥナの瞳を持った女性だったということ。木山に死んでほしくない、人助けをせず自分と生きる道を選んでほしいと思いながらも、結果的に一緒になることができなかったラストが切なかったです。
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