「特攻」フォルトゥナの瞳 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
特攻
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エンドロールで原作が百田尚樹と知って合点した。
神木君が自分の命を投げ打って、愛する人や乗客を守る。
つまりは特攻だ。
そう思ってしまうと、一旦は涙した心が冷えた。
設定は極めて単純だった。
飛行機事故のシーンで助けを求める少女がクローズアップされる。
よほど鈍くなければ(かなり鈍い私の妻でさえ)、かなり早い段階で有村との関係に、
そして有村もフォルトゥナの瞳を持っていることに気づいてしまう。
そうなると、2人の行動も容易に想像できてしまい、興味半減だ。
神木君の考えなしの行動にも吐息が漏れた。
特に、幼稚園に電話してしまうシーンでは、バカなの?と退いた。
キャスティングにも不満だ。
三月のライオンがどうしても思い浮かんでしまった。
それでも、神木君の繊細な演技はやはり秀逸。
ほぼ女子の中、おっさんが観に行った甲斐はそれなりにあった。
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