「過酷な運命の果てに」フォルトゥナの瞳 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
過酷な運命の果てに
百田尚樹の原作は、単行本発売当時に既読。
原作は、もっとフォルトゥナの瞳によるミステリー要素が濃くて、少し原作とは違うところもありましたが、そこは三木監督が、見事に切なく、純粋なラブ・ストーリーに仕上げていました。
神木君と架純ちゃんの一つ一つの言葉や仕草が、なんとも言えない胸キュンの連続で、とても素敵な恋人役を演じていたと思います。
運命を知る事のできる瞳を持つ苦悩を抱えながら、愛する人を誠実に愛し、守ろうとする木山役の神木君は、子役の頃から見ている分、大人の男として、随分逞しくなったと感じました。
架純ちゃんは、神木君に寄り添う健気さと愛らしさが、とても引き出されていて、ホントの恋人同士に見えてきました。
展開として、やや不自然なツッコミどころはありましたが、フォルトゥナの瞳を持ち合わせた不幸の中に、愛する事、大切な人を思いやる心を、改めて教えてくれるラブ・ストーリーに仕上がってます。
One OK Rockの主題歌も素敵でした。
自分の大切な人と一緒に観ることを、お薦めします。
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