「悪くはないけど良くもない」劇場版 SHIROBAKO わさびの丘さんの映画レビュー(感想・評価)
悪くはないけど良くもない
■総合
総合的にはよかったと思う
ただ期待しすぎてしまった所為か
テレビ放映版よりは楽しめなかった。
テレビ版と同じで見せたいところは
あきらめない&復活劇だと思うけれども
落ちが弱いところが多い。
伏線的なところが回収されていないところも
ちょびちょびあり、消化不良感がのこる。
もう一度見てみようとはおもいます。
■よかった点
・シロバコキャラのオンパレード
キャラいっぱい出して笑えるところを
それぞれつくって2時間弱?でまとめあげたのは
ほんとすごいと思う。
本田と監督のくだりはよかった。
やっぱりこの組み合わせのコントは良いですねぇ
・こだわりの背景や小物
それぞれのシーンが非常に丁寧に作られてると感じる
2dの戦闘機のシーンとかもすごかったし、
全体的に3dとも馴染んでいてよかった。
・キャラの服装
ちゃんと年月たったんだなと思えるし、
人に会いに行く日とそうでない日と
わけているようにもおもえた。
■悪かった点(ネタバレあり)
・序盤のテンポが悪すぎる。
というか後半でまくりたいために
序盤不必要なところが多く感じた。
物語が動き始めるまでが長すぎる。
ミュージカルシーンまじでだれた。
早くこれ終わってくれとすらおもえた。
動きも、特に足をピーンと伸ばすとこは
痙攣してるように見えるし、
同じ動きの繰り返しだし、
3dと2dがばらついてぶるぶると足元が怪しい。
キャラだしたいだけでしょ。
ぬるぬる動くよう頑張ったんです!
ねぇ見て見てと言わんばかりに主張が激しい。
エンジェル体操もしゃらくさい。
そこじゃなくて物語が見たいんですけど?
ここをさらっと終わらせて
他のキャラとか伏線しっかり回収に
回してほしかった
・キャラをだしすぎたせいで薄味
大味っぽく見せておきながら
落ちが弱いところが多い。
矢野がただの女帝
相手を立てつつ先回りしていて
補佐したり、強く命令するのが良いのに
ただの暴君
山田のおちがよわい。
落合は?
最後の戦闘シーンも長い!男の子の声も違和感を覚えて物語に集中できない。
シロバコキャラにもっと照準当ててほしかった。