「本日2本目の図書係の映画」引っ越し大名! kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
本日2本目の図書係の映画
“かたつむり”とあだ名されている書庫番の片桐春之介。突然「引っ越し奉行」という役職をもらってしまい、超難関プロジェクトをまかされることになった、実話ベースの作品。現代社会にも通ずる、公務員や大企業の社員のつらさ。しかも、国替えとなったら家族も含めた民族の大移動。いや、巨大な集団左遷とも言えるのではないか。
町民に金を借りるところやお役御免の儀=リストラのシーン。特に小澤征悦のところが泣ける。何しろ2000人の武士のうち、600人を解雇せねばならないのだ。金銭面の苦労よりも人を切ることのほうが辛いに決まってる。加増されたらまた再就職と言われても、農業に従事させられるんだからなぁ。
そんなこんなで引っ越しが始まるや否や、アー〇引越センターでバイトした頃を思い出したのですが、姫路城内の柱という柱に竹を切ったものを巻いているシーンに、あ、「養生」だと、つらいながらも引越バイトが懐かしく思えてきた。すると、何ということか!積み荷に札を貼っていく何気ないシーンで「〇一二三」と数字が書かれているではありませんか!!!笑った・・・一人で。しかも、一瞬彦根城の橋も映ってるし・・・(笑)
何度も国替えさせられた松平直矩。生涯5度もの引っ越しをした大名だ。最後にはようやく15万石に加増させられ、農業に従事していた武士たちも戻ってくることになったのだが、途中死んだ藩士たちの名が刻まれた石碑に涙、涙。何とも素敵な作品でした。
結局は柳沢吉保の陰謀だったのか?最近はどんな映画にもLGBT問題が絡んでいるし、やっぱりこれか?年末にはまた忠臣蔵の作品も公開されるし、ヒール役の柳沢がどんな感じで登場するのかも楽しみになりました。
遅くにすみません。
金沢は糸魚川から見ると新潟市より近い身近な都会。都じゃないけど。修学旅行でも行きました。まず富山に行き、次に石川にステップアップ。金沢経済大に親友が居たので大学時代に池袋から高速バスから金沢に行った思い出もあります(^^)
kossyさんは金沢の方だったんですか。僕は生まれは糸魚川です。この映画良かった。おなじみの皆様のレビュー読み、毎回、深い解説を読んで納得する流れです。
kossyさんへ
0123とか、どこにあったんですか?と言うか、漢数字ですよね?
いつも目ざといですね!さすがです。動体視力が物凄くないですか?俺、全然気づきませんでしたw