「熟年専業主婦が離婚を決断する時」初恋 お父さん、チビがいなくなりました 2子5孫さんの映画レビュー(感想・評価)
熟年専業主婦が離婚を決断する時
熟年専業主婦が離婚を決断するのは、長年の積もり積もった鬱積、孤独があって、夫婦を続ける意味を見失うから。
DVなどの深刻すぎる理由でなくても、長年の低温やけどのような心の傷に耐えられなくなるのも立派な理由になりますね。
残りの人生を孤独のままでは耐えられなくなり、きっかけさえあれば離婚を現実として考えてしまいます。
「お父さんといても孤独だった」
こんな寂しい言葉を奥さんに吐かせてしまう旦那さんは、本当は優しい人だとしても奥さんに対して無神経で不器用すぎ。
チビがいなくなった心配悲しみ不安を一緒に味わって欲しかった、共感して欲しかった奥さんの気持ち。
なんの解決にならなくとも、「チビ、心配だね」と一緒に悲しんでくれたら救われたのです。
映画としては、あるあるな題材で共感できるところは多々ありましたが、感動できるまでのポイントが見つからなくて、ちょっと退屈な印象でした。
旦那さん(藤さん)が星由里子さんと会っていた意味も不明のまま。
奥さん(倍賞さん)が離婚を言い出すきっかけの1つにもなっているのですから、そのあたりは不明のままでは消化不良でした。
最後、夫婦とチビがどうなるかは、伏せておきます。
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