こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のレビュー・感想・評価
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人の助けを借りる勇気
1994年の札幌の病院に大泉洋扮する筋ジス障害者で一風変わった鹿野靖明と言う患者がいた。ボランティアの中には三浦春馬扮する田中久もいた。田中とともにたまたま来ていた高畑充希扮する田中の彼女である安堂美咲も泊まって鹿野の面倒を見る事になったが、深夜2時にバナナが食べたいと言い出したので美咲は走って買いに行った。美咲は、2回目もボランティアに来たが、鹿野の態度に頭来て二度と来ないと言って出て行った。田中は、美咲に対する鹿野の謝罪を含むラブレターを書かされた。田中は、美咲に鹿野とデートする様に頼み込んだ。鹿野には様々な夢があったが心臓の力が弱っていた。果たして自立生活を目指す鹿野運命や如何に? 題名と大泉洋主演と言う事でコメディかと思ったらなかなかの作品だったな。思い切って人の助けを借りる勇気が必要とか、障害者とボランティアは立場が対等とかうんちくのあるセリフもあったし、人工呼吸器でも声を出そうとかボランティアの覚悟など考えさせられたね。
題名から寒いコメディなのかなと敬遠してましたが、見てみたらすごく良...
題名から寒いコメディなのかなと敬遠してましたが、見てみたらすごく良かった。介助される側だって自我があって性欲もある普通の人間なんだけど、介助してくれる人がいなければ生きていけないという現実ゆえにそういった人間らしい欲求を抑えて聖人のような振る舞いをしなければ、という無意識の抑圧ってあるのだろうなと思った。また、健常者の心理の中にも、障害者の人にはこういうことを言ってはならないという心理的なブレーキはあると思う。この映画ではそういう健常者と障害者の間に存在する心理的な壁を超えた人間関係を築いていくのを、なんの偽善も感じず笑いも交えてエンターテイメントとして仕立てられていて、こういう映画にありがちなもやもやがなかった。
大泉洋に盛大な拍手を!
映画としてはなかなか難しい作風かも
健康であっても障がいを持っていても人に迷惑はかける
軽快!愛しき障害者
泣いた〜!笑った〜!!
以前「障害者を『障がい者』と表記することで揉めているが、我々障害者にとってはどうでもいい。それよりもっと違う事を考えてくれ」と言ってたので障害者表記で。
これを直接聞いて、健常者と障害者では見えない壁がズドンとある事を思い出しました。
障害者モノはちょっと…の人も軽快に観れるので気軽に観て欲しいです。壁がちょっと変化すると思います。
私はボランティアの経験があるので、リアリティがすごくあって驚きました。
「なんでボランティアしてるの?」とよく聞かれたけど、映画を観たらその答えが分かってもらえるかなと。
私も客観的に観て、こういうところが楽しかったと思い出しました。
特に鹿野さんのキャラクターの完成度がすごくて、鹿野ボラが成立する理由を肌で納得出来る感じが、とにかくすごいと思いました。
24時間ボランティアなんて奇跡みたいな出来事。
鹿野さんはいい人を引き寄せるパワーをめちゃくちゃ持ってるなと思いました。鹿野ボラ同士の居心地の良さもあって、鹿野さん中心に家族が出来上がってるのが素敵だなと思いました。
みんなかわいそうな障害者を助けたいのではなく、鹿野さんが大好きで一緒に過ごしたいんですよね。前向きな理由だからボランティアをすることで前向きなパワーがもらえていて、鹿野パワーすごいなと思いました!
それぞれの職場や学校がお互いに助け合い思いやる鹿野ボラみたいになれたら。信頼出来て助け合える事が出来て安心感があって。
鹿野さんが田中くんに「素直に生きれよ」って言ってましたね。その難しさは本当によく分かる〜!と思いました。「人間出来ない事の方が多い」もその通りだなと。受け入れると楽になる!笑
ちょっと難しく生きてしまってる人のヒントも鹿野さんはたくさんくれて前向きな気持ちになれました。
ふれあい
終始高畑が無理だったな〜。 不細工だしどっちつかずで鬱陶しいし。 ...
終始高畑が無理だったな〜。
不細工だしどっちつかずで鬱陶しいし。
ブスの胸なんて触りたくねーよ調子乗るな。
実話を元にしてるとはいえ綺麗事が多い。
3回くらい観るのやめようかと思いながら観きった。
春馬が出てなければ0.5だったけど春馬に免じて1に。
筋ジストロフィー・・
こんな夜更けにバナナかよ
主人公がどんどん魅力的に見えてくる
最初は、サポートの人に対して偉そうに指示して感じ悪い主人公だなぁと思った。
でも、彼だって普通の人間。聖人君子ではないのだから、変な時間にバナナを食べたくなったりしたって、別におかしくない。
ただ、それを自分1人では実現できないというだけ。
彼にとっては、それはどうにもならないけど、当たり前の日常。
別にそこに引け目を感じる必要はないから、堂々としているわけだ。
それが理解できると、もう偉そうにとは思えない。
彼は、身体的に不自由だからと言って、心まで不自由ではない。
恋だって普通に真剣になるし、勉強だって懸命にする。
実に生き生きしている。
そんな彼が魅力的でないわけがない。
どんどん惹き込まれる。
勿論、大泉洋の演技力の賜物でもあるが、いつの間にか彼を応援してしまっていた。
身体が不自由で可哀想、短命で薄幸ねというありがちな話ではなく、爽快感のある映画だった。
レビュー忘れてた💦
大泉洋さんってやっぱり面白い!
大泉洋さんのわがままな様子が、すごく面白い!
彼が障害者だいうのを一瞬忘れてしまいそうになるくらい、キャラの濃い人でした(笑)
彼みたいな人がいたら、普通にちょっと関わり合うの躊躇しちゃいそうだけど。
なんだかんだ人間味があって、温かいハートを持っている人だから、周りのみんなは彼を見捨てないのかも知れない。
始めは彼の理不尽な態度に打ちのめされる人が多いけど、徐々に打ち解ければみんな彼のことが大好きになる(笑)
彼の何がすごいって、何でもかんでも簡単に頼んじゃうところ。
普通、人は誰かにものを頼むのって遠慮するものだけど、彼の場合全くお構いなし。
次から次にあれやって、これやってって頼めるのってすごく心の強い人だと思う。
それに親の助けを一切借りずに、仲間の力だけでどうにかやり遂げようとする所もメンタルが強い!
ここまで徹底的に信念を貫いてやれる人って、なかなかいない。
だからこそ、周りの女性たちは彼をほっとおけないのかも…。
始めは嫌々ボランティアを始めた美咲ちゃんも、気がついたら彼の虜。
恋人の田中君そっちのけで、お世話に徹する姿が純粋に面白かったです。
医者を目指す田中君も、鹿野さんのおかげでもう一度、自分の将来を考えるきっかけを掴んだみたいだし。
なんだかんだ鹿野さんの力が、周りの大人たちを元気にさせてくれるから不思議。
やっぱり、人を惹きつけるパワーのある人は、周りの人も元気にする力を持っているのかも知れない。
そんなはちゃめちゃで力強い雰囲気の面白おじさんは、大泉洋さんがぴったり!
彼を取り巻いて流れる温かい雰囲気に心がほっこりさせられました。
高畑充希ちゃんも、三浦春馬さんもとても素敵な2人。
三浦春馬さんの爽やかな笑顔がもう見れないのが残念ですが…。
この映画を観れたことに感謝です!
予想外
実話をテーマにした作品
春馬くんが亡くなる前に見始めていたのだけど、オープニングすぐの鹿野さんのキャラクターと田中くんのなよっとした感じのキャラクターに観るのを止めていた。
亡くなってから3週間、
気づいたら春馬くんの作品は無意識に観ていた事に自分の中で気づいて呆然とした。
春馬くんの2018年の作品。
ここ最近の作品は命がテーマの作品が多いですね。
大泉洋さんの演技はとてもコミカルで病人とは思えなかったり周りを巻き込んだりキャラクター性が強くきっと撮影も楽しかっただろうなと思う。
春馬くんと高畑さんの恋愛事情も切なく最後まであとを引く。
モヤモヤした気持ちを病院の屋上で始めて吐露するシーンはとてもリアル感があって二人を抱きしめたくなった。
春馬くんが後半で泣く演技は本当に泣いているように感じてしまった。
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