「ありきたりな病気映画ではない。」こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 めーちゃん。さんの映画レビュー(感想・評価)
ありきたりな病気映画ではない。
私は、仕事柄…筋ジストロフィーの方を実際に介護をしています。
首や身体、本当に力が抜けてて、移乗は健常者や片麻痺等の方とは違いコツがいります。
実際に私がみている方と同じような状態の演技をしている大泉洋さん。
演技力は、素晴らしかったです。
人工呼吸器をつけるかどうか、これはALSと同じく非常に現実的に悩む所で…
やはりつけたくない、という選択肢が多く
実際に鹿野さんのように直前に選択する方もいます。
CPAP(人工呼吸器をつける前の機械)を試すシーンもリアルでした。
あれも、やはり慣れるまで大変です。
そういう細かい所が描ききれてました。
病気系の映画は、感情の起伏が大きく出て悲しい、悲しいのものが多いと思います。
だけど、この映画の素晴らしい所は、笑いが常にある。同情だけの映画ではないとこ。
更に、両親の想いのスポットもきちんと描かれていました。
ここ近年の中では、断然にNo. 1映画です。
仕事仲間と行きましたが、もう1回観たいと観終わった後になった映画でした。
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