「生きていく事は誰かに世話になっていくこと」こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
生きていく事は誰かに世話になっていくこと
後半の大泉洋の演技が神がかっているのと。
障害者が生きていくために必要なことと、ボランティアの方々の重要性とを明確にした、作品根幹に流れるメッセージ性に、心を貫かれる。
実のところ、大切なのは障害の有無じゃない。
「生きていく上では、誰しも大なり小なり他人の世話になっているわけで、人は一人じゃ生きていけない」
ということ。そして、
「やりたいことがあるから、生きていける」
「思うように生きてこそ人生」
「頼みごとをするには誠意と、正直に話すことが大切」
という、当たり前だけど、人生の本質を逃げずに描いているのが良かった。
原作および、モデルの人の生き様がよいのだろうね。
今は元気でも、いずれ予期せぬ病気や怪我、老化に伴って誰かの介助なしに生きていけなくなった時に、どんな心でいたらいいのかということにまで思いを馳せました。
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