劇場公開日 2018年9月8日

1987、ある闘いの真実のレビュー・感想・評価

全87件中、81~87件目を表示

4.0豪華キャスト

2018年9月11日
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鑑賞方法:映画館

色んな話を盛り込んだ割には時間も120分そこそこでまとまっててわかりやすかったです。タクシー運転手の時もそうでしたがこの時代の韓国の政治は知らないので話に付いていけるのか心配でしたけど問題無かったです。
登場人物も多かったですが韓国映画でお馴染みの役者さんばかりだったのでこの人誰?ってのも無かったです。

民主化を目指す人達の思いが過激な軍部を相手に熱くて圧倒されました。

それにしても韓国の軍事政権がこんなに凄かったとは驚きです。

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heran

5.0自由を求める闘いが強く胸を打つ

2018年9月10日
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鑑賞方法:映画館

人間の恐ろしさに泣き、真実を追い求める人々の勇気に感動して泣き、結局、泣きっぱなしの映画だった

1987年に韓国で起きた民主化運動について、ある学生の死をきっかけに、自由を求めて水面下で動きはじめた人々を中心に描く

当時の韓国政権は「打倒!共産主義」をスローガンに警察の明らかに行きすぎた赤狩りにも目をつぶっていた

その結局、対北の部署は「何をやっても許される」ならず者集団へと変化していく

彼らは本来なら「打倒!共産主義」のはずなのに、やっていることは、まるで北朝鮮幹部の虐殺と同じという、ミイラ取りがミイラになったような集団だった

キム・ユンソク演じる所長も最初からおかしな人間ではなかったはずだ

彼個人の北朝鮮に対する思いと、その思いを利用する国から与えられた権力によって、歪んだ愛国心の塊になってしまったのだろう

そんな彼らを観ていると、
「真の愛国心」について考えさせられる

たとえ、その行いが間違っていたとしても、大統領府のお気に召すように行動し、その考えを他人に押し付けるのが、本当の愛国心なのだろうか

それよりも、国をより住みやすい国にするために意見を言い、反対意見があれば議論し、国や国民の明るい未来のために貢献するのが、本当の愛国心だろう

この映画でいえば「愛国心」という大義名分の元、言論統制をする警察は本当の愛国心からは程遠く、拷問して殺された学生の真相を暴くために「真実の伝書鳩」をしていた人たちこそ、本当の愛国者だと思った

そんな真実を追い求める人々が、負け試合と分かっていても、その火の中に飛び込んでいく姿は、とても力強く勇敢で、涙なしでは観られなかった

彼らは何も特別なことをしていない

検事は法に則って事件の捜査をし、記者は真実を報道し、刑務官は受刑者の秘密を守り、牧師は嘘をつかず真実を語っただけだ

それぞれが、自分の良心に従って当たり前の行動をしただけなのだ

しかし、彼らが生きていた時代は、そんな当たり前のことが許されず、とても勇気のいることだったのだ

その一人一人の行動が、周りの人々を動かし、国をも動かしていく

自分の良心に従って、当たり前の行動をすることが、周りの人を動かす
これが、真実の物語だからこそ、その重みをズシリと感じる映画だった

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とえ

3.0TIGER

2018年9月9日
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悲しい

怖い

難しい

1987年、所謂第四共和国最後のパク・ジョンチョル拷問致死事件から6月民主抗争に繫がるまでの話。

 たった20年前まで続いていた民主化運動の知識がないと衝撃であろう事実をもとにしたストーリー。

そうでないとドラマにならないのだろうし、ドラマとして面白かったけど、パク・ジョンチョル拷問致死事件に至る話がないし、民衆側の被害ばかりをみせており、一方的な暴力と弾圧という感じがして偏向的ではあったかな。

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Bacchus

4.5名もなきヒーロー達の

2018年9月8日
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鑑賞方法:映画館

史実を元にしているのに抜群に面白い。
韓国版の『ペンタゴン・ペーパーズ』とも言えるが、こっちの方が面白い。

次々と名もなきヒーロー達が登場し、それぞれの場所でそれぞれが権力の不正を曝いてゆく。そしてそれが連なって、もうほぼ革命とも言える大きなうねりを生み出すカタルシス!
大学生だった我々が日本でバブルの恩恵をなんとか受けようとしていた87年に、すぐお隣の国でこんなことが起こっていたとは知らなかった。『タクシー運転手』の光州事件からの繋がりも興味深い。

しかしこんな風に権力の不正を曝きひっくり返すには、マスコミの果たすところが大きいのだと、今の日本のマスコミには出来ないのかなぁと、考えさせられる…

あと、『お嬢さん』のキム・テリちゃんが今回もまた良い!必見!

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ぱんちょ

4.5つい最近の話なんだよな…。

2018年9月8日
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鑑賞方法:映画館

とにかく登場人物が多い。が、相関図がわかりやすい。矢継ぎ早に新しい関係者が出てくるけどその人間関係がパズルの様につながっている面白さ。民主化運動で死者まで出ている現実は厳しいけれど実話ベースのフィクションとして極上のエンタメ作りになってました。

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peanuts

4.0政治的闘い

2018年8月5日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

怖い

難しい

 1987年の出来事 日本でも1970年代のあったことと類似している?! もちろんのことですが自分はこの年代は知りません!
 この年代にいたら自分はどうしていたか、巻き込まれることさえ恐ろしいです。。
 自由と平和 束縛されて生活していく中 若者が立ち上がり国民のために闘い
つぶされても起き上がり 死んでいく 国のやり方は汚いひどい としか言いようのない作品 のめりこんでしまった。
 エンディングの映像は胸を締め付けられました。

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なおりん

4.0必見です!

2018年7月30日
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先月「タクシー運転手」を観たばかりなので、本作品も興味深く観ました。韓国映画、凄い!史実を基にした作品は本当に面白いです。池上彰ではありませんが、今を知るには現代史を知る事ですね。必見です!
ハリウッド映画では「デトロイト」を思い起こしましたが、もっと面白いです!!

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とも朕