劇場公開日 2018年9月8日

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「過去の話とはいえ、政治の闇を映画にできる自由が素晴らしい!」1987、ある闘いの真実 underground0003さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5過去の話とはいえ、政治の闇を映画にできる自由が素晴らしい!

2018年10月7日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

どんな国でも過去に汚点はある!そしてそれを国家権力でもみ消したい気持ちも、分からないでもない!でもそれは民主主義ではないし、人権と真実を無視した映画に興奮と感動は生まれない!

映画の下で、警察の拷問を隠蔽しようと、あの手この手で工作しようとするが、それを知る人々の良心でどんどん罪がバレていく様が痛快!

日本の政治状況も混沌としていて、不正がもみ消されることがまかり通る世の中になりつつあるが、せめて沖縄の返還時の闇や、戦後の学生運動の実話など、過去の反省を映画化するくらいはできるはずだ!

まあ自民党一党支配が続く、事実上の独裁体制なので、過去の政局も明るみに出せないのだろうが、今の日本人はそういう映画を求めていることを知って欲しい!

underground0003