A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのレビュー・感想・評価
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切ないのかな。
切ない話し、なのかな。よくわからない話しでした。題名の通りなゴーストのストーリーなんだけど巡る話しが時代を超えすぎててピンとこない。あと、長すぎるワンシーンが多すぎて眠くなったりもしてしまった。残念。
なんとなく気になっていた 幽霊みたいに
この映画をようやく観た。
なんと言えばよいのだろう。この映画
ただ見終わって あの「いい音楽」を聴いた時に出てしまうニヤケsmileが出た
これはSoulにくる映画 Soul movieなんだ
そして、そんな映画がアメリカで増えてきた。 80年代のアメリカ映画と言えば ほとんどハッピーエンドのポジティブ 90年代に入り 救いなきネガティブエンドが増えてきた そして今 ネガティブでもポジティブでもなく 「今―現実」の捉え方の「提案」するようなアメリカ映画が増えてきている
そう メッセージを強く押し付けるのではなく どうですか これ?といわれているような 俳句のような…
セリフの少なさもあって 長いミュージックビデオを見たようだった
夫がゴーストになった理由
評価が難しい。
一軒家に住む若い夫婦。しかし、夫が死に、彼はゴーストになる。
予告編の触れ込みでは、夫のゴーストが残された妻を見守る、「ゴースト、ニューヨークの幻」のような話かと思ってたら違っていた。本作のゴーストは「人」ではなく「場所」に憑くのだ。
妻は間もなく、夫婦で住んだ家から引っ越してしまう。
家には夫のゴーストが残る。
なので途中から夫婦役のケイシー・アフレックとルーニー・マーラの姿を、ほとんど見なくなる。まあ、ケイシー・アフレックはシーツの下にいるのだけれど。
1シーンが長く、セリフや動きもほとんどない、ストーリーもほとんど起伏がない。
主人公はゴーストだからなんだが。
正直、退屈だ。
退屈ではあるが、ラストには心を揺さぶられる。
そこには鮮やかな伏線の回収だけでなく、作り手の死生観や時空というものへの解釈があって、面白い。
夫はなぜゴーストになったのか。
夫は不慮の事故で死んだのだが、死の直前、夫婦には、この家から引っ越すかどうかで小さないさかいがあった。
幼い頃から引っ越しが多かった妻は、引っ越し時に、家の壁の隙間などにメッセージを残してきた、という話を夫にしていた。
夫を亡くした妻は、この家から出ることを決めるのだが、彼女はこれまでと同様、家の中に小さな紙片を残して出て行った。
ゴーストは執拗に、この紙片を探る。
そう、夫は妻の想いを知りたくて、この世に残ったのである。
妻は夫を喪った。
しかし、夫もまた妻を喪ったのである。
そして夫はゴーストゆえ、話すことも出来ない。
痛切である。
そして、映像は美しい。
あと、ルーニー・マーラは薄幸な役が似合うね。
いや、これは泣くでしょ。
ghostどうしの会話、家に縛られ動く事のできないghost、壁に埋められたメッセージ、愛する人に贈る曲。全てが泣ける。
僕らは今しか知らないけど、きっと今と同じように歴史の中で人は出会いと別れと生と死を繰り返してきた。
音楽も素晴らしいし、ケイシーアフレックとルーニーマーラーの演技も最高!
お化けに一言位喋らせろよ!
解説もお化けのセリフ 音響効果無し
手抜きか?目的が無くなったら消滅 単なる成仏出来ない迷惑な浮幽霊の物語!アマチュア自主映画等でありそうなメジャーで1800円で観る作品としてはどうかと?
何か古くさーい
20年前の美大生が作りそうな映像ですね。映像がダサいだけでなく、オーバーオールハゲがしゃべってる内容が薄くて聞いてて恥ずかしいこと。皿投げる能力あるなら壁カリカリやるより効率いい方法思いつくんじゃないの?とか重箱の隅つつきたくなっちゃうくらい暇な映画でした。千円で見たのがせめてもの救い。
静かに涙の出る映画。
もしも自分が最愛の人を残して不意の事故で死んでしまいゴーストになってしまったら。
映画「ゴースト」では霊媒師のウーピー・ゴルードバーグを挟んでゴーストと残された彼女とのラブストーリーを感動的に描かれていたが、「ア・ゴースト・ストーリー」は白いシーツを被ったケイシー・アフレックがただ佇むだけ。
なのに、静かに涙が出る。
ケイシー・アフレックとルーニー・マーラーを主演に前作「セインツ 約束の果て」で高評価を得たデビッド・ロウリー監督。
少し散漫になる前作と比べて、この映画は何回も見返したい。
この三人はこれからも定期的に映画を作ろうと約束しているらしいので、これからも楽しみ。
この作品に通底する無常感は正に東洋的だと感じました
妻Cを残して事故死した夫Mが幽霊に姿を変え妻の帰還を待ち続けるファンタジー作品。動きやセリフが本当に少ないのに、長いワンショットを多用していますので、観る側もそれなりの忍耐と覚悟で臨まないと途中で脱落しかねない難解な作品です。正直私も観終った直後はちんぷんかんぷんでした。しかし一晩明けて思い返すと、この作品は実は時空を超えたある種の哲学を語っているような気がするのです。Mはなぜ幽霊に姿を変えてまでして自宅に戻って来たのでしょうか? 勿論、愛する妻Cを見届けたい気持ちがあったからでしょう。しかしそれならば、彼女が家を出て行ってしまい、新しい住人が住みだしてからも彼がその家に居続けたのはなぜか? ひょっとしたらそれは、自分が生きた証左や足跡が後世に残ることを彼が見届けたかったからではないか、と言うのが私の解釈。しかし時間の流れは残酷なもの。新しい住人たちは勿論のこと、ましてや、家の在った場所に建てられた新しいビルで働く人達はもはや彼が居たことすら知る由もありません。でもそれは至極当然ですよね。人は一旦屍となってしまえばもう風雨に打たれ土に還るしか無く、私達人間はそのような営みを、西部開拓時代は勿論のこと、何百年・何千年にも亘って延々と繰り返してきたのですから。幽霊になったMがそのことに気付いた時、あるがままの自分を受け入れることが出来、幽霊であることを止めたのではないか?、ちょっと東洋的過ぎるかも知れませんが、そのように思えました。そう言えば、この作品の監督が撮影に当たって参考にした映画の一つに「千と千尋の神隠し」を挙げておられるのですが、成る程、幽霊姿のMの風貌はどこか千と千尋のカオナシに似ているようにも見えましたっけ。
不思議な後味
ひとつひとつのカットが地獄のように長いときがある。
それはいま自分が映画を観ているのか何をしているのかわからなくなるほど
…ってある意味狙いどおりなんだろう。
それだけに雰囲気重視で、語られている事柄は少ない。
ゴーストの造型がバツグンによく、
どのシーンを切り取ってもフォトジェニック。
中盤までダレて死にそうだったが、
演説以降は畳み掛けるような展開で
ああそういう作品なのかと納得。
落としどころもよく、トータルで不思議な味わいに。
シュールかつ美しいビジュアルセンス。ストーリーは想像のはるか別方向へ。そして遅さ/早さとも独特な時間の使い方には鳥肌。
今年ベスト10には確実にはいる傑作!
特徴的なのがワンシーンの長さ。
普通なら10秒で終わらせるシーンを1分間ぐらい使ったりする。
この独特の間は人を選びそうです。
かと思えば1秒で数年が過ぎたりする。
時間の使い方/描き方がホントに独特。
それこそがこの映画の真髄ではないでしょうか?
予算的にも規模の大きい作品ではないと思う。
なのに超大作ばりにスケールを感じるのは"伸び縮みする時間の使い方"ゆえ。
これこそ映画ならではの面白い手法かもしれません。
シーツを被って目のトコに穴が開いてるオバケのビジュアルは一周回って強烈。
怖くもあり、かわいくもあり、美しくもある。
彼が画面に入っていることで何気ないカットが素晴らしいアートに昇華されてる。
ビジュアルセンスはホントにピカイチ。
基本は超シリアスなんだけど、
そんな風にオバケになるんだ!とか
ポルターガイストってそういうことかい!とか
シリアスな笑いのツッコミどころは多い。
セリフや描写説明はほとんど無し。観る側の解釈にかなり委ねられる内容。でも難しいとは思わず。
個人的には感情がほとんど感じられないのが面白いな、と感じました。
オバケも感情があって動いてるのか、それとも目的/感情をもはや忘れてるのか……。
そんな部分が逆説的にエモーショナルな感情をポイントで増幅させてた。
ポスト・クラシカルやポスト・ロックのMVみたいな世界観でもある。ここらへん好きな人は絶対に見たほうがいい!
それを映画の手法で最大限まで昇華させてる。
意味はそこまで考えなくてもアートな表現に繋がってると思えばいいのかもしれない。
その表現を見るのが楽しいのだものー。
とある1人のゴーストの話。
これは何というか正直途中退屈かもって思っていたのにいつのまにか視点が気になりはじめ終了後には半端ない余韻に包まれてしまった。
ゴーストの視点以外は全て取り除きゴーストが見ていない聞いていないものは全く分からない。全て想像しなければならないのだけれども、そこに持っていくのが上手い。
あのくり貫かれたシーツの中にある瞳を覗きたくなり知りたくなり切なくなる。
パイのシーンにはどうすることも出来ない悲痛に胸が押し潰されそうになる。
これは後々残る傑作になるかもしれない。
人には人生、家や土地には歴史という物語がある 自分がなぜあの家、土...
人には人生、家や土地には歴史という物語がある
自分がなぜあの家、土地に魅せられ、留まったのか
異世界からそれぞれの物語を垣間見ることにより、それを理解する
妻が残したメッセージにより最後には…
切ない物語でした
2018年度ベストムービー!
素敵なラブ・ストーリー。
救われない個人の魂や心が、時を超えて、極私的で何でもない労(いたわ)りや愛の言葉を求めているのだ、という事を知り、改めて感動する。名作!
地縛霊版BTF
実写版オバケのQ太郎と思ってたら、地縛霊版バックトゥーザフューチャーだった。
昼夜お構い無くあちこちうろつくシーツ被り幽霊の絵づらとか、シーツの薄汚れ具合とか...新鮮で面白い。
ルーニー・マーラーがただ寝て食べて片付るシーンの連続に、きっと心がさ迷うこともあるでしょう。
不思議な後味・・・
終わった時はなんてつまらない映画だと憤りすら感じた。
けど数日経ってもなんか頭に残っている。
不意に人生を終えた人間はもしかするとこんな風に終わりを迎えるのではないかと想像してしまう。
もしかすると一見の価値ありかもしれません。
これは映画館で観ないと同じ感覚は味えないでしょうね。
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