A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのレビュー・感想・評価
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A24配給らしい独特な作品
個人評価:3.8
他とは似ていなく、とてもクール。この空気感よい。好きです。
凍えるような刹那さの中、唯一の救いがホッとさせる。宇宙でさえ普遍的ではない事実。魂だけが唯一、物理法則の外側の存在。
A24配給らしい独特な作品。
新鮮な映像で優しい物語をじっくりと
残された妻を見守るって書いてありますが(結局はそうなんだけど)、だいぶスケール大きい話に思えましたね〜。
間延びしてるなぁ…っていうシーンも実は意味があったとか、映像がブラウン管テレビっぽかったりセリフが少なかったりで、新鮮な体験ができました。
たまたまレンタル店で見かけてA24製作ということで借りましたが、なかなかいい出会いでした。
不思議なホラー
ほとんどセリフが無く想像力を掻き立てられる抽象的な映画。
このシーンをこんなに長い時間撮る意味は?
時間の流れはどうなってんの?
とか色々考えさせられる。
最後の15分くらいがワクワクした。
ラストシーンのメモには何が書いてあったのか。
もう一度観たい。
好き! 作り手の、これが作りたいんだーこの絵を撮りたいんだーという...
好き!
作り手の、これが作りたいんだーこの絵を撮りたいんだーという意志の強さがビシビシ伝わってきた。細かいところまで妥協しなかったんだろうなあ。大変だっただろうなあ。
なんか日本の漫画っぽい雰囲気。セツナ可愛い。そしてすごいスケールをさらっと描く感じ。
非日常に没頭できた点、まさに映画の魅力だなー。
ムード満載。覚悟して、観られたし。
賛否両論の甚だしい映画でしたが、everglaze さんのレビューを読んで、観る気になりました。そして観終わった今、everglaze さんのレビューを読んでから観てよかった、と思っています。everglaze さん、手紙の内容はきっとあなたの言う通りだと、自分は、思いました。
妻(M)より先に亡くなってしまった夫(C)の幽霊になってからの人生(?)を描いた映画。
強烈にシュール、そして観念的。なにせ、主人公である幽霊(ゴースト)は、一言も喋らない。そして、主人公だから、ずっと出ている。彼は、ほとんど動かない。だいたい立っている。幽霊とは、そういうものかも知れない。それをこれでもかと、長回しで写し続ける。
だから、私達観客は、この家で何が起きているかはわかっても、彼がどう感じているのか、何を考えているのかは、わからない。時折起こすポルターガイスト現象は、怒っているのかな、と思う程度だ。
彼の心中は、想像するしかない。自分は、talisman さんの解釈 (想像) が気に入ったから、本作を観ているのだが、M が残した小さな手紙の内容が、本当にそうだったのかは、誰も知らない。映画では、手紙の内容は見せないのだから。
想像は人それぞれだから、解釈は無限にあるのだろう。よくこんな映画を作ったな、と思う。"委ねきる勇気" とでも言うのだろうか。尊敬する。
ずっとこの家で彼女(M) と一緒に幸せでいたかったのに、自分は亡くなってしまうし、彼女はこの家を引っ越していってしまう。この家こそが、私たちが幸せだったことを、私たちの愛を証明する場所なのに … 。その無念さが彼(C) を、場所につく幽霊にした。
M が引っ越した後に、学生がすみ、パーティーをする。そこで一人の男がとつとつと語り続ける。「人は、遺産を、絵画を、技術を残そうとする。自分が存在したことを、記憶してもらうために。しかし、それらも崩壊する。未来は壁に阻まれる…」 彼は、男の話を、じっと聞き入る。
引っ越し前に彼女が書き残した内容は何だったのか。
ラストシーンを起こした文面は、どんなものだったのか。
1年に一度くらい、こんな映画を観るのも、悪くない。
壮大
思ったより壮大だった。
前半は何も動きもセリフも少なくてつまらなかった。
話の仕組みがインターステラーに似ている。
後半は説明難しいけど何故か悲しかった。ケイシーって暗い役が多いし、似合う。
ポルターガイストとか幽霊の仕業なのかなぁ。所々怖いシーンあり。
霊って家につくんだね。地縛霊かな
最後まで観る価値がきっと有ります
とても不思議な余韻の残る映画でした。
途中から、この映画は何を伝えようとしているのか、何処へ向かっているのか、分からなくなりかけましたが、物語の終盤に来て まさかの展開でした。自分はあのエンディング、とても好きです。観る人それぞれの感想が有ると思いますが、素敵な愛の物語だと感じました。ケイシー・アフレックもルーニー・マーラも抑えた演技が上手で、改めて好きになりました。
こんなにも役者が引き立たない映画は初めてだ
ケイシーアフレックとルーニーマーラの演技派ふたりでの
夫婦役を非常に楽しみにしてたんですけど、
この話あまりにもバックグラウンドを観客の想像にお任せしすぎている印象で、
二人の関係性が密に描かれずに最後まで進んだせいか、
哀愁も思いのほか漂わず終わってしまった。
演出にすべてを任せるとこういうことになるのかな、
はっきり言っておもしろくはない。
映画としての出来は良いとは言えないだろう。
しかし、この映画の一説である「人間の死後の世界」は、
ある意味で信じてみてもいいかもしれない。
ルーニーマーラちゃんが死の直後、
無心になにかを食べ続けるシーンが印象的だった。
怒りとか悲しみってああいう日常の所作の節々に現れるものなんですよね。
ルーニーマーラちゃんって作品選びが微妙な気がするの自分だけですかね。
死者の想い
その場に留まらざるをえない死者の想いが、セリフ抜きで淡々と描かれている。
セリフはなくても、彼の想いは伝わるし、彼の想いが成就されて良かった。
最後のメモには観る人それぞれのメッセージが想像される。
タイトルなし
自分がいなくなった世界で
妻を想い彷徨う
時をかけ 愛を確かめ 魂を浄化させていく
「死の先」にある物語
────official introduction
.
デミムーアの🎦「ゴースト」を
思い出しましたが
シーツを被ったゴースト
表情はないが切なくなる
想いを残すと
もしかしたら…
本当にあるのかもしれない
.
ケイシーアフレックと
ルーニーマーラ
二人とも好きな役者さん
.
静かで深く壮大
ちょっと不思議な映画
これ…
ホラーじゃないです
愛の物語
今までレビューした作品の中で最低点をつける。 夫が事故死して幽霊と...
今までレビューした作品の中で最低点をつける。
夫が事故死して幽霊となり、妻を見守り続ける。
普通に考えて良い作品に仕上がりそうなものだが、幽霊となった後にまた自分たち夫婦が家に入居してくるのは意味が分からない。
また、最後になぜ成仏したのか。
ほぼ全編早送りの連続で終わった。
【”魂魄は時空を超えて、愛した人、一緒に過ごした場所を見守り続ける”】
ー”アンビエント・ホラー” 静謐な雰囲気が印象的な作品。-
美しい妻(ルーニー・マーラ)と男(ケイシー・アフレック)は仲良さそうに、一つのベッドに横たわって、会話をしている。突然起こる”異音”に驚く妻の心臓の鼓動が劇中静かに流れる。
ー”魂魄”は強い想いがある場所に、”時空を超えて留まる”と巷間では屡々囁かれる。-
ある日、男は自宅の前で交通事故で命を失う。男の”魂魄”は病院を抜け出し、家に戻る・・。
妻は、”家の柱にメモを挟み込み”家を出る・・。
男がいた家には、新しい家族が入居するが、男の”魂魄”はポルターガイスト現象を起こし、ミルクを零したり、皿を割ったりする・・。
ー隣家の”魂魄”との会話シーンも印象的である。”何でここにいるのか、もう分からない・・”-
時代は、アメリカ開拓時代に遡ったり、(で、そこの家族に起こった悲劇を見つめる男の”魂魄”)現代に戻り、男が生きていた時代も映し出す・・。あの”異音”の意味が分かる・・。
男の家は隣家と共に、ブルドーザーで壊され、隣家の”魂魄”は消滅する。
ー最早、執着するモノが分からなくなっていたから・・-
そして、男の”魂魄”は柱に挟まれた妻のメモを見つけ、開き、読み、”消滅”する・・。
<「A24」の製作するホラー作品の幅と奥深さに驚くとともに、今作が醸し出す不思議な余韻に浸れる作品。
アーティスティックな作品なので、(「A24」制作ですから・・)ストーリー性を求める方は事前チェックをした方が良いかと思います。
私は、今作の静謐な雰囲気が、ルーニー・マーラとケイシー・アフレックが身に纏う雰囲気とマッチングしていて、面白く観れました。>
ゴーストの形の発想が秀逸
目に見えない、ハッキリとした感情もない魂だけの存在としてのゴーストを、シーツを被ったハロウィンの扮装みたいな形にしたアイデアが素晴らしい。この発想がこの作品をファンタジックに切なくしている。セリフもなくただ行き過ぎる時間の中でエモーションを感じる表現方法で、魂のあり方というテーマを素晴らしく体現できてる。8?16?mmのフレーミングも面白いと思った。
シュール
久しぶりにシュールなお化けを見た👻
ルーニーマーラがくっそ可愛い❤️
ルーニーマーラ観たさに観たが眠気が眠気が...
これを面白いといった人が信の映画好きでしょうか
回想シーンの時系列がよく分からなかった
大昔からビル建設の時代まで?
地縛霊
あのメモ📝はなんだろう
わたしには理解できなかった笑笑
まだまだ私が「映画好き」と言える日はほど遠いな
傑作
この作品は、耳を澄まして聞こえてくる目覚めの「音」から始まる。目には見えないけれど、耳を澄ました向こうから聞こえてくる者たちの物語。
死者となった彼は、肉体の代わりにシーツで魂を包んで戻ってきた。シーツに空いた二つの穴から辿る視線のせつなさに、私は胸を掻きむしられた。
曖昧だけどどうしようもなく離れたくない場所を「原郷」と呼ぶ。愛する人が去って行っても、家が壊されても、決して離れられない。作品の舞台が具体的にどこかは私にはわからないが、「ああ、ここは彼の原郷かもしれない」と思えるところを監督は映像で綴った。
始めのうちは、過ぎ去ったものへの追憶が色濃く残っているが、徐々に追憶することすら失われていくようだ。
過去と未来の時空との対話において、離れたくない原郷が失われていくことをめぐる感情が丁寧に描かれている。
「原郷」に縛られた魂がそこから離れるには「何か」が必要なのだ。
生者でも死者でもなくなった魂が、シーツを脱ぎ捨て高次元の世界へ向かえる根拠とは。
メモを手にしたことで、彼女と同じ夢想で結ばれた彼の魂は旅立った。
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