「冷戦の混乱の中、恋に落ちた男女が時代に翻弄されながらも愛を貫き通す姿を哀切に描く秀作」COLD WAR あの歌、2つの心 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
冷戦の混乱の中、恋に落ちた男女が時代に翻弄されながらも愛を貫き通す姿を哀切に描く秀作
第二次世界大戦後のポーランドがメイン舞台。
民族舞踏団で出会ったズーラとヴィクトルが当時の政治情勢に翻弄されながらも、お互いへの思いを忘れず、時を重ねて行く。(随所で披露される民族音楽、舞踏も見応えがある)
奔放なズーラが酸いも甘いも経験した成熟した女性に成長し、大舞台で「二つの心」を歌い上げるシーンは圧巻である。
ラストシーンも非常に印象的。
あの後、二人はどこへ向かったのだろうか。
鑑賞後、深い余韻に浸れる秀作である。
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