「ポーランドの曽根崎もの。」COLD WAR あの歌、2つの心 エクさんの映画レビュー(感想・評価)
ポーランドの曽根崎もの。
中盤までは心地いい。
モノクロの映像も、男と女の機微を映したようなその時代の音楽も。
ただし、どんどんどんどん苦しくなる。
男と女の世界が狭まっていく。
自由を愛を手にいれたはずなのに、新しい世界に適応できない。追い詰められていく。
怖い、怖い、怖い。
分断の時代に追い詰められた。
でも、浮かび上がるのは器用には立ち回れない弱い弱い人間の実像だ。
追い詰められて追い詰められて、こちらまで息が苦しい。
『曽根崎心中』を思い出した。
ちょっとこまったちゃんなヒロインが魅力的。
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