ブラック・クランズマンのレビュー・感想・評価
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では如何したいんだと問いたい
アメリカらしい映画
映画的には、黒人とユダヤが協力してK.K.Kのテロを辛うじて阻止する映画
問題提起は良くある風景のように思える。
結局はアメリカが1番が強すぎると、根が腐るってことかな?
差別主義者と言うことではどっちもどっち。
黒人にも変えられないし、勿論白人でも抑えられない。
これは人間の欲の問題。
欲を満たすために人間は争う。そういう生き物だからしょうが無い。
問題提起で終わるが、ではリーはどう考えているのか?
いつも問題提起で終わるが、作者の考えは発して欲しかった。 アメリカ国旗を逆に為ても其所描くべき。
何処の地域でも多かれ少なかれあること。
根絶目指しているのか?
頬同一民族な日本でも起こるんだぜ!
どうするんだ?
君こそ真の白人米国人だ!
鏡像であり、陰と陽、虚構と現実
スパイクリーの世界に向けたメッセージが伝わる内容だった。
黒人側が白人側騙してざまぁ。みたいなくだらない媚びた反差別映画でなく、白人側は"kkk"、黒人側は"ブラックパンサー党"、ちゃんと黒人側にも武装を焚き付ける人がいて、おまえらと同じように白人を差別してるんじゃない?タイトルのkkkはブラック側にも内包しているぞとばかり。
主人公のロンは黒人でありながら終始フラットで自立した人、一部の過激派がもたらす"思想"でなく、"行為"に対して、きちんと"知性"で、口で、法によって対処する。
肌じゃなくて、他を犯す"行為"が悪だ。
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そして時折ぞっとするようなこちらの世界に向けての画面構成。
はじめの演説時の間にいくつも現れる無表情な顔。後半で語られる黒人燃やし事件の写真を持ってあからさまにこちらに向かい整列する面々。
最後のながーい廊下スライドからの現実叩きつけ.
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コメディタッチで見やすく、なんなら笑わせるくらいのエンタメに仕上げて、最後にはガツンとパンチくらわせるメッセージ.
映画、エンタメという虚構は終わり、現実に向けて行くという素晴らしい流れ
No Space For Hate
喜怒哀楽全て
エンタメなのに、考えさせられる…
スパイク・リー監督の作品は、「マルコムX」と「インサイド・マン」しか観ていなかった。もっと人権主義の色合いが濃い作品かと思っていたが、サスペンスや恋愛も描かれていて、すごくおもしろかった。それでも、未だ差別や迫害が続いているのも確からしい。考えてみたら、4作続けて事実に基づく映画を観ていた。人間が頭で考えるより実際に起きた出来事の方が興味深いということなのかな? デンゼルの息子は、体も小柄だし、父親のようなカリスマ性はないが、しっかりと演じていた。アダムは、アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされたが、「スター・ウォーズ」のカイロ・レンと同一人物とは思えない普通の人感がよかった。残念ながら、私には黒人の言い回しと白人との違いはわからなかった。また、白人の中でもユダヤ人に対する考え方はまた違うということは知らなかったので、その根深さに驚きを禁じ得なかった。 スパイクも年をとったことで、いい意味で角が取れて、万人向けの映画を作ることができるようになったのかな? 有意義な時間を過ごせてうれしい。
BLACK POWER
KKKの団体は白人が最も優れた人種だと考え、他の有色人種(ユダヤ人を含めた)は劣っているという考えがある。そんな”優れた”白人が”劣っている”黒人にまんまと騙され侵入を許したのである。本当の劣化人種はどちらでしょか。自分が別にどの人種が良いか悪いかを言いたいのではなく、つまり人種というひとまとまりで全てを決めるのはどうかと言う話であるのだ。
映画でも言ってたようにロンが人種差別をする警官は少ないと答えたがパトリスは一人でもいたら駄目だと。
黒人の奴隷制度は確かにあり、許されざることだが、こちらの場合もある大富豪が沢山の奴隷を雇い悪事を行なっていたわけであり、多数の人がやっていたわけではないのである。
つまり何が言いたいかと言うと、悪というのは脳に染まりやすいものであり、一人でもやってしまうと全てを崩してしまうのである。
k k k そんな組織があったのね…!
ちょっと難しい
重め
バランス
私はゲイです。
黒人という、見た目で判断されて差別を受ける人がいれば、見た目でなかなか判断できなくても、ユダヤ教という信仰が判明すると迫害を受けてしまうという人もいる。
私の場合は、自分さえ口外しなければ、今の生活を脅かされることはない。
なのでこういった差別に抗う映画作品を見るとき、私の心境は複雑になる。
「なぜ立ち向かおうとする?」
「今の平穏を壊したくなければ、私は同志と徒党は組まない。」
「見た目で差別を受けるような立場にならなくて済んでよかった。」
そう思ってしまう。
自分は諦めているのだと思う。
認めてもらえる世の中には、まだ自分の時代にはならないだろうと。
米国有色人種の中でも同じような人がいたと思う。
そっとしといてよと。
こういう美談は、今回の映画は例えユーモラスに扱う部分があっても、私は笑えない。
その勇気が眩しく痛い。
そっとしておこうよと思いながら生活をしているが、やっぱりラストのあの衝撃的な現代の映像を見せつけられると、このままじゃいけないと強く責め立てられる気持ちになる。
どちらか。が全てではない
真面目だ
cmからコメディタッチを予想してしまったので、その真面目さにびっくり。
白人至上主義集団KKKに潜入捜査する2人の刑事。身元がばれるのが先か、事件の未然防止が先かを、ドキドキしながら見守る映画。
KKKメンバーを演じた俳優の演技がとにかく上手い。こういう人たち、いそうと伝わってくる。白人至上主義に共感したら周りにも同じことを言う人がいて、その仲間の中でどんどん先鋭化していく人。なるほど、絶対トランプに投票するんだな、とわかる。
リー監督も(ちょっと古くさい)KKKを話題にして「あなたも彼らと同じになってないか?」と問いかけたいのかな。
緊張しながら見たのは予想外だったけれど、金払っただけの価値はある映画でした。
いま最も観るべき映画
数々の話題作を世に送り出してきたスパイクリー監督の初オスカー獲得作品が本作である。
斬新な映像や新しい手法を積極的に取り入れることでも知られている彼が、本作では実にオーソドックスな手法で差別、ヘイトの問題をじわじわと丁寧に描き出す。それがむしろ新鮮でラストシーンまで一度も気を抜くところが無かった。
アメリカだけでなく、世界中で、もちろん日本でも、人々の分断は大きな社会問題になっている。この作品を観た一人でも多くの人が差別やヘイトに真剣に向き合えるようになることを祈ってやまない。まさに、オスカーにふさわしい、いま観るべき映画だ。
個人的には、サントラの素晴らしさとハリーベラフォンテの登場に胸が熱くなった。
う久しぶりのスパイク・リー
私は16年のスパイク・リー監督作品。アカデミー賞でのスピーチが心に響いたので。映画の力を誰よりも信じているだろう彼の今回の作品は、黒人の若い世代に向けられたものと感じた。あとユダヤ人への批判をスパイスで添えて。
現代に活躍するチャイルディシュ・ガンビーノや映画Get Out的にコミカルにヘビーな題材を扱い、多くの人に観てもらう工夫が見られた。ただ本当に伝えたいことは昔から変わらない気がした。特に冒頭のクワメの演説はまさに同胞へのメッセージでブラック・パワーと歴史を忘れるなって。
グリーン・ブックは白人監督の作った差別は良くないよねって白人や他の人種の心に響く映画。多分、黒人の人はあまり感動しないだろうけど。。。
現実のアメリカは双方のヘイトがぶつかり合っている様子。奴隷制度があったのはまだつい最近でアメリカの歴史は浅い。新たなフェーズを迎える人種問題にスパイク・リーがDワシントンの息子を通じて呼びかけた作品。
アメリカ人種差別はなくならない
人種差別をぶった斬る!
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